先日、油の品質検査の様子を投稿したので、はと麦やごまパウダーのような穀物粉末の品質検査についてご紹介します。お客様に安心して安全な食品をお召し上がりいただくための大事な検査です。
油の酸価や過酸化物価については信頼性の高い簡易な検査キットが存在しているのですが、穀物粉末の微生物検査には簡易な検査キットがないので外部の検査機関に依頼しています。(油も脂肪酸組成、重金属、ヒ素の検査などは外部機関に依頼しています。)
穀物粉末で食中毒というのはあまり聞きませんし、法的にも特に基準はありません。とはいえ、食中毒のリスクがないわけではないですし、微生物が付着していれば食品の風味の低下などに繋がる可能性もあります。
加えて、はと麦やごまパウダーは加熱することなくヨーグルトなどにかけてお召し上がりになられる方が多いのでやはり安心して安全な食品をお召し上がりいただきたいので製造ロットごとに検査しています。
画像は昨日郵送されてきた最新のはと麦2商品の検査結果です。
一般生菌数300未満!
全く問題ないですね!!
ご参考までに類似するきな粉のような穀物粉末の生協などの基準は「一般生菌数」で1gのきな粉に対して10の6乗未満(100万未満)だったりします。全てが食中毒リスクのある菌ではないですし、人間の胃の中で強力な胃酸で浄化されてしまうので100万の微生物がいても問題ないようです。
しかし、たった1gの穀物粉末に100万もの菌がいる可能性があることがある意味驚きではないでしょうか。。。?