那須高原こたろうファームの投稿一覧

ゴツゴツしてるけどすごい食材「菊芋」

10年くらい前からでしょうか、菊芋が健康維持にと話題になるようになりました。

都心ではスーパーでも見かけるようになったのかな?
那須高原界隈では直売所でしか見ることがありません。

法改正の煽りでなかなか言いにくくなったんですが、健康維持に是非食べてほしい食材です。もちろん美味しいですよ。

イヌリンという水溶性の食物繊維が含まれていて、ごぼうやチコリにも多く含まれているとのこと。

詳しくはこちらをご覧ください。
https://www.meiji.co.jp/dairies/inulin/

健康に関することは他のサイトにお願いして、農家らしくご紹介します。

菊芋は、菊という字がついているのでお分かりだと思いますが、キク科の植物。オレンジというか濃い黄色の花が咲きます。その花びらは料理に使われ、サラダに散らしたりします。

菊芋はその根っこの部分が肥大したものを食べます。

フランスやイタリアでも食べられていて、トピナンブールと呼ばれています。パスタの具にしたりするようですね。

1、菊芋チップス
スライサーで薄切りにして、油で揚げるだけ。仕上がったら塩などで軽く味付けしてください。
そのままでもいいし、サラダなどに振りかけても。

2、漬物
ちょい厚めにスライスしたものを大根なさやかぶなどの根菜と浅漬けに

3、ポタージュスープ
これはいろんなレシピがあるので各自におまかせです(笑)

4、パスタや炒め物
シャキシャキ感を残すぐらいがいいか、じっくり炒めるかはお好みで。

なにこれ?生姜?と言う感じの謎の食べ物ですが、見かけたら是非食べてみてください。

生姜と間違わないように(笑)
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タルティーボ仕上がりました!

タルティーボってなに???
という感じだと思います。

もちろんご存知な方もいらっしゃるとは思いますが、ちょっと手間のかかるイタリア野菜です。

長すぎる名前ですが、、、
「ラディッキオ・ロッサ・デ・トレビーゾ・タルティーボ」
ラディッキオ=チコリの一緒
ロッサ=赤
トレビーゾ=イタリアの地名
タルティーボ=晩生
※晩生=おくて、ばんせいと読みます。育つのに時間がかかるもの。早く育つものは早生(わせ)

イタリアのトレビーゾで作られる晩生の赤いチコリ
ということのようです(笑)

写真をご覧ください。
細長い白いリーフの縁がワインカラーになっていて先端がカールしています。イタリアのトレビーゾでは厳格な品質規格があり、冬の間しか手に入らない特別なもの。

ほのかな苦味の中に甘味も感じられ、サラダやリゾット、オリーブオイルで炒めたりして食べられるようです。

初夏に種まきをして7月から8月の暑い盛りに畑に植えます。大きく育って、11月から12月の寒さに当たると、最初は緑色だった葉が赤みを帯びてきます。
寒さにあたらないと赤くならないんですね。

赤くなってきた頃を見計らって根っこごと掘り上げます。

まだ収穫ではないです。その掘り上げたものを、根っこが水に浸かる程度の水を発達タライに入れ、光を遮ること3週間。そのあいだこまめに水を取り替えます。
軟白化と言います。
そうすると、写真のような美しいチコリができます。

手間もかかるので作っている生産者もあまりいないようです。こたろうファームでも4〜5年前から少しだけ作ってます。最初の2年は全くダメ。ここ数年ようやくできるようになりました。

年明けから販売予定です。もしご興味ありましたら、ぜひ手に取ってみてくださいね。
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雪で何もできませんが野菜は美味しく!

一昨日の夜からの寒波の影響で、ここ那須高原も雪が積もりました。10センチも積もってないのですが、とはいえ雪が積もると露地野菜の収穫は困難になります。

写真は先日ご紹介した縛った白菜。
上に積もった雪を払えばなんとかなりそうですが、厳しい冷え込み(最低気温マイナス6℃、最高気温0℃以下)では、雪を払っても、中まで凍っていて売り物にはなりません。

じゃあもうこの白菜はダメかというと、この程度なら全く問題ありません。

畑に植られたままなので、雪が溶け、気温が上がれば外葉を多めにむくだけで美味しい白菜になります。

これこそ凍って溶け、復活した「凍み白菜(しみはくさい)」です。

例年1月の半ば過ぎか2月ごろになると凍ったままの日が多くなり、さすがの白菜もダメになるものも出てきますが、たまに凍るぐらいでは問題なく、かえって甘みが増して美味しくなります。

この時期から1月ごろまでしか味わうことのできない「凍み白菜」

クリスマスから年末の寒波の影響で収穫困難となりそうなので、野菜セットの年内出荷のご注文は停止しました。
その先の1月出荷は受け付けております。

ハーフセットのみですが、白菜はほぼ入りますので、この機会にお試しくださいね。先端に多少茶色い部分が残るかもしれませんが、そこはカットしてお使いください。

https://www.tabechoku.com/products/126427

オススメのレシピは、再三紹介してますが、
「ピェンロー鍋」

レシピはこちらから!
https://www.dancyu.com/user/collection/362
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さつまいもを焼くときは時間をとにかく時間をかけて!

焼き芋が恋しくなる季節ですね。

今日から数日は荒天の予報。那須高原も現在強風プラス雪。風の強さと雪感じから明日はそんなに積もるような天気でもなさそうです。

ただ、全国にいる農家の仲間のことが心配。

さて、そんな寒い日に「いぃしやぁきいもぉ~~~」と聞こえてきたら、仕事してる手を止めて、ついつい追いかけてしまいたくなります。

石焼き芋ってなんであんなにおいしいんでしょうね。

石で焼くから?じゃぁ、家庭ではできない?

確かに石で焼いた焼き芋にはかなわないかもしれませんが、ご家庭でもおいしく作ることができます。

最初に言っておきます。
「慌てないでとにかくじっくり時間をかけて焼いてください。」

こたろうファームではさつまいものサイズによりますが、1時間前後をおご紹介してますが、焦げないレベルでさらに30分とか1時間追加で焼いていただいたほうがより美味しくなります。

さつまいものでんぷんが糖化するのは70度前後の温度が最もいいようです。その温度をキープしながら1時間以上焼けば、本当においしい焼き芋になります。

具体的に作り方を・・・

1,新聞紙やキッチンペーパーで厚めにつつんでください
2,包んだ新聞などがびしょびしょになるくらい水を含ませてください
※厚めの新聞、たっぷりの水、これをやらないと焦げやすいです。
3,アルミホイルでつつみます
4,180度のオーブン、グリルなら中火程度で60分焼いてください。もちろん焦げない程度の火加減で90分、120分と焼けばさらに甘くおいしくなります。

使う機器によって火の通り具合、火加減など変わるとおもいます。なんどか試して一番おいしい焼き加減を追求してみてください。

食べるときはやけどに十分注意してくださいね。

寒い冬を焼き芋で乗り切りましょう(笑)
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