那須高原こたろうファームの投稿一覧

「ちぢみ小松菜」とは・・・

ハウスの中の葉物もようやく育ってきて、小ぶりではありますが、今週からレストラン、ホテル向けに出荷します。
通販での販売はありませんが、無人販売所や各マルシェには登場予定です。

育ってきた葉物、いくつかありますが、本日ご紹介するのは「ちぢみ小松菜」

普通の小松菜となにが違うの?

このちぢみ小松菜は、名前の通り葉が縮んでいます。
写真はまだ小ぶりで、ハウスの中で育てているため縮み具合がまだまだです。大きくなってきて寒さにあたると葉が縮緬(ちりめん)の布のように凸凹してきます。

この葉の凸凹は寒さに当たらないと出ないので、冬限定の葉物野菜になります。温かい時期も売っているかもしれませんが、葉のちぢみが少なめ。

葉は丸葉で、フチが若干反っているのが特徴。
小松菜も丸葉タイプがありますが、ここまで反っていないと思います。
※小松菜は丸葉と長葉タイプがあります。
そして小松菜より色が濃く、肉厚です。

味は小松菜独特の辛みというかえぐ味が少なく、冬だけに甘みが強めです。
さらに肉厚なので炒めものなどにしても結構食べごたえがあるかもしれません。

手に入るのは25センチ前後程度のものがおおいでしょうか。

炒めもの、おひたし、煮浸しなど、普通の小松菜と同じようにお使いいただけます。先程ご紹介したように、小松菜独特のえぐ味が少ないので食べやすいです。

小さめのものはサラダでもおいしくいただけます。多少のゴワゴワ感が気にならなければ、大きめでも刻んでサラダに混ぜてもいいかもしれませんね。

手に入ったら、なんでも生で一口食べてみることをおすすめしてます。サラダ向けでない葉物は、もしかしたらえぐ味や辛みが強いかもしれません。食感もゴワゴワしてるかも。

でも生の味を知ると、そのあとの調理に変化がでるかと。サラダでもおいしいと気がつくかもしれないし、火を通すにしても軽く通したほうがいいのか煮浸しにしたほうがいいのかなど。

ちぢみ小松菜は冬だけの野菜。もし見つけたらぜひ手にとって見てくださいね。
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「これでできますセット」増やします

年が明けたと思ったのはついこの間のはずなのに、今年もあと残すところ11ヶ月です(笑)
11ヶ月も、と思うのか、11ヶ月しか、と思うのかはそれぞれですが、時間はどんどん過ぎていくんだなと改めて感じます。
そこのあなた、気がついたらもう年末かもしれませんよ。

今は厳寒期で野菜セットはお休みいただいてます。再開は3月中旬ごろからの予定。もちろん天候次第なので、後ろにずれる可能性もあります。ご了承ください。

実は定番の野菜セットの合間(?)に、コロナ禍のころから企画ものやってました。その名も、

「那須高原のおいしいもの便」

こたろうファームの野菜と、那須高原のカフェやチーズ工房、牧場、味噌屋さんとのコラボ商品。

例えば
「高原のカフェ」
・パンケーキカフェのパンケーキミックス(粉)
・牧場の牛乳
・カフェのコーヒー豆
・パンケーキに添えるこたろうファームの高原野菜のサラダセット

「日本に生まれてよかった」
・新米
・味噌
・二色納豆
・お味噌汁や漬物向けのこたろうファームの野菜

「高原のボッコンチーニ」
・ボッコンチーニ
・経木わっぱ入りカラフルトマト

などなど・・・
2020年は月替りでやってましたが、昨年は数回のみ。
その代わりというか、こたろうファームの野菜のみでの企画も。

「高原のアヒージョ」
「高原野菜のしゃぶしゃぶ」

おかげさまでどれも好評でした。ありがとうございます。

今年は、料理の提案をしつつ、その料理のためのこたろうファームの野菜をセット販売することを増やしていきます。

野菜しか作ってないので、肉などのタンパク源は別途準備していただくようになりますことご了承ください。

いくつか考えてますが、
「高原のサラダ」
「高原のアヒージョ」
「高原の焼き野菜」
「高原のしゃぶしゃぶ、なべ」
あたりは確実にやるかなと。

リクエストがあれば承りますので、ご要望があれば遠慮なくおっしゃってください。

今年作付け予定の種も買い始め、育苗も始まってます。
今シーズンは何種類になるのか、おわってみないとわかりません(笑)

2022年はまだ始まったばかり。でも夏~秋、そして冬のことも考えつつ日々畑で過ごします。

気になるセットがあったら、ぜひポチってくださいね。
お待ちしております!
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青汁の原料?「ケール」

「ん~~~、まずいっ!」っていうCM、もうさすがにやってないのか。
青汁ってどんだけまずいの?というイメージを強烈に植え付けられた昔のCM。八名信夫さんだったと思うんだが。たしか悪役商会のリーダー的存在。

さて、その原料に使われるケールですが、近年スーパーフードとして定着した感があります。

実際はスーパーフードかどうかはあまり気にされず、普通にスーパーでも買うことができるようになってますよね。

長さ15センチ程度の葉が袋に入って売っているんでしょうか。サイズはこれより大きいのも売っているかもしれません。手のひらサイズより大きいものとか。

栄養価とかそういうお話は専門家にお任せします。うちが紹介するのはどんな野菜か、そして食べ方。

ケールはキャベツの原種で、キャベツのように丸くならない葉野菜。雨が降ったときの泥はねを避けられれば、比較的病気にも強く、育てやすい。けど暖かくなるとアブラムシや青虫がつくのでそれなりに防除は必要。家庭菜園の場合は、目の細かい防虫ネットで十分かもしれません。
※目が細かいというのは、1mm目はだめです、0.08mm、できれば0.04mm目のもの。

収獲は株ごととるのではなく、大きくなった葉をを摘んでいきます。なので売っているケールはバラバラの葉が一袋になっています。小松菜やほうれん草とは収獲の仕方が違うわけです。

ケールといってもたくさんの種類があります。

こたろうファームでも数種類作ってますが、昨年はこの3種。
右グリーン、真ん中赤、左切り葉。
品種によって味が違うかというとそうでもなくて、見た目の違いが大きいかな。もちろん味は違うんですが、さほど感じないレベルかと思います。

品種の違いは見た目と柔らかさ。
でも柔らかさは収獲するサイズによって変わってくるのでそこも品種の違いとは言いにくい部分もあります。

さてさて、肝心の味ですが、
結構クセが強いです。独特の味があり、人によっては苦いと感じるかもしれません。そして小さめで収獲すれば柔らかいですが、生で食べると若干ゴワゴワした感は否めません。

おいしいかどうか・・・

うまいっす!(笑)

作っててまずいと言うわけがない、ということではなくうまいです。
先日紹介したワイルドルッコラも辛みが強すぎるというお話をしましたが、このケール、辛くはないですが独特のえぐ味に近いような味が強めです。

これもなれてくると、あっさりした味よりこういう癖の強い味が好みに変わってくるんですよね。不思議なもので。

生は食感、味もどうかなという場合は、ローストがおすすめ。
フライパンに油を少し引いて、ふちが軽く焦げる程度まで焼きます。パリパリになるイメージ。
ケールらしい味が好きならなにもつけずにそのままでもいいし、塩コショウやオリーブオイルをたらしたり、醤油をかけたり。お肉料理と一緒がいいかな。

スーパーフードで体にいいからと無理やり食べるのではなく、生でおいしいと思えば生で、焼いたほうがよければ焼いて、自分のおいしさ、味を見つけて、ケールを楽しんでください。

こたろうファームでは3月中旬ごろから冬越しのケールの菜の花が先に出ます。4月ごろから数種類詰め合わせて販売となる予定。

品種による見た目の違いもぜひ楽しんでください。
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ワイルドなルッコラ?「セルバチコ」

ルッコラというと、ごまの香りのあるハーブ。ちょっと辛みがあり、イタリア料理によく使われるイメージ。

以前紹介しましたが、秋から春は辛みも強くなく、冬になれば甘みも出てくるルッコラ。夏は辛みが強くはなかなかとっつきにくいかもしれません。

https://t.co/v1S1vcM6xx

さてさて、
「ワイルドルッコラ」「セルバチコ」「セルバーチカ」などの名前は聞いたことありますか?

普通のルッコラと違い、葉の切れ込みが深いのが特徴。
葉脈に赤い筋がはいったものも並べてますが、こちらは赤セルバチコ(ドラゴンタング(龍の舌)などの名前の場合もあります)。

ワイルドルッコラと呼ばれるのでルッコラの親戚ではありますが、別の種類です。ルッコラは一年草ですが、セルバチコは宿根草。冬に寒さで枯れても春になると地中に残った根から芽が出てます。一度栽培してしまえば、毎年芽がでてくるので作るのは楽かもしれません(笑)

知りたいのは味ですよね。
「ワイルド」というくらいなので、ルッコラ独特の
・ごまの香り
・辛み
どれもかなり強いです。
初めて食べるとピリッとした辛みが強烈過ぎるかもしれません。

でもですね、、、
食べ続けると病みつきになるんです。

私自身も初めて食べたときは「こんなまずいもの」と思いました(笑)
それもお肉料理のソースに仕立ててあって、肉につけて食べるわけです。食べてみると辛みばかりが引き立ち、肉がうまかったかどうかあまり覚えてないくらいです。料理してくださった方には申し訳ないですが、ソースは残しました。

じゃぁ、なんで栽培してるの?
という疑問がわくのは当然たど思うんですが、レストランからのリクエストがあったから。そして、葉の形状がかっこいいんですよ。
深い切れ込みの入った、それも緑と赤があるものってたぶん他にないんです。料理のお皿に飾りとしてのっていたらきっと素敵だろうな。。。

作る以上は食べます。味見は必要なので。
最初に作ったのが冬から春にかけて。初めて食べたときはもう食べないと思っていたんですが、自分で作ったセルバチコを食べてみると、

「なにこれ、うまいじゃん」

鮮烈なごまの香り
ピリッとした強めの辛み
そしてほんのりと甘み

普通のルッコラでは感じられない鮮烈な香りと味は忘れられないものとなりました。

このセルバチコ、実は直売所などでも売っているのは見たことありません。どうやって手に入れるのか?

春には発売するので、今しばらくお待ち下さい(笑)
強烈すぎる味を機会があればぜひ試してみてくださいね
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修道士の髭「アグレッティ」

春に向けてこたろうファームでもいろいろな種を購入してます。
毎年作るもの、新しく作るもの、数年前まで作っていて改めて作るもの。
年初の栽培計画はワクワク、もしかしたら1年で一番楽しい時間かもしれません(笑)

種はネットで探すことが多いですが、いろいろ見てるなかで目を引くものがあります。その中のひとつが「アグレッティ」
これ知ってる方いらっしゃったら、相当マニアか変○だと思いますよ。イタリア料理人の方ならご存知だと思いますが、まぁ、直売所でもまず売ってないでしょうね。

針のような形状の葉、おかひじきと似てますね。
束ねた様子が似ているとのことで「修道士の髭」と呼ばれているようです。

シャキシャキした食感、ほろ苦さ、そしてミネラル分というか塩分を感じる味。イタリアでは春を告げる野菜のひとつとのこと。

軽く湯がいてレモン汁をかけたり、オリーブオイルで炒めたり。
こたろうファームではパスタに和えます。

このアグレッティは細長いので、同じ様に細長いパスタと別々に茹でてフライパンで和えるとうまく混ざりません。
パスタが茹で上がるちょっと前にパスタを茹でているなべに投入して一緒に茹でます。そうすると、アグレッティとパスタがかたよらず、ある程度ですが均等に混ざります。茹で上がったら、オリーブオイルでかるく炒めたり。

なんかオリーブオイルで炒めるとベーコンとか考えちゃいますが、シンプルに塩こしょうにレモン汁だけでさわやさかなパスタもありかも。

そろそろ種まきです。
今年は多めに種を買っているので、たくさんご紹介できればいいなと思ってます。

例年4月下旬ごろから。そこまで待てないので、はやめられないか工夫してみます。天候によって前後するかもしれません。

調べた見たら「修道士の顎髭(あごひげ)」と呼ばれる野菜もあるようです。よく見ると細長く平べったい、そして切れ込みのある葉が特徴の「オークレタス」のようです。

レッドオークレタスも毎年作ってます。こちらもお楽しみに!
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