那須高原こたろうファームの投稿一覧

「菜の花」が待ち遠しい!

ほろ苦さが魅力の「菜の花」
今年は寒さが続いていて、いつから収獲できるのか残念ながらまだわかりません。
すでにスーパーなどでは売っているかもしれませんが、こたろうファームの菜の花はちょっと違います。

四角く束ねられた菜の花をイメージするかもしれませんが、あれは菜の花専用品種。こたろうファームで販売するのは・・・

白菜の菜の花
小松菜の菜の花
かぶの菜の花
大根の菜の花
チンゲン菜の菜の花
ターツァイの菜の花
プチヴェールの菜の花
ルッコラの菜の花
水菜の菜の花

今年はこのラインナップになりそうです。

菜の花ってそんなにいろいろあるの?
というか、白菜とか小松菜の菜の花ってなに?

素朴な疑問かと。
これ全部アブラナ科の野菜です。春に黄色い可憐な花を咲かせる菜の花、あれもアブラナ科。

寒い冬をじっと耐えて、春の声が聞こえてくると子孫を残そうと花を咲かせようとがんばるんです。

冬にたくわえた甘み、そして花のほろ苦さ、春にしか味わうことのできない味。

いろんな菜の花がありまますが、それぞれ味にも特徴があります。
当たり前かもしれませんが、それぞれ元の野菜の味がします。
白菜の菜の花は白菜の味、大根の菜の花は大根の味。

そんな菜の花、品種別にチャートを準備してます。

季節になれば直売所などでは手に入るかもしれません。もし見つけたらぜひ食べてみてください。

こたろうファームでは早ければ3月上旬、今年は寒さが厳しいので遅れるかもしれませんが、3月中には販売します。

販売開始になったら、各SNSでお知らせします。

お楽しみに!!!
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これ全部「チコリ」!

お花のような野菜。見ているだけでうっとりしてしまいますね。
写真の野菜は全部チコリです。

手前・・・カステルフランコ
右・・・タルティーボ
左と奥・・・チコリ・ロッサ

チコリ・ロッサが2種類あるようですが・・・

出来上がりの品質が安定してないので、微妙に色の違いがでます。
品質の不安定さは、種子由来のものもあるし、栽培技術の問題もあるかもしれませんが、正直わかりません。同じ様に育てているんですけどね。

でも、チコリってあの白い舟形のヨーロッパ野菜なんじゃないの?

そう、あれもチコリです。チコン、アンディーブと呼ばれたりします。
※エンダイブはリーフレタスのような別の野菜です。

チコリってすごくたくさんの種類があって、写真の3種以外に何種類あるのかわからないくらいあります。
赤キャベツのような感じのものを見たことあるかもしれませんが、トレビスと言われてますが、あれもチコリです。

今回は左と奥のチコリ・ロッサのご紹介。

ピンク色になる葉物って、私が知る限りではこのチコリだけです。
桜色、サーモンピンク、うすめのピンク、運みたいなものですが、同じピンクでもいろいろな色彩のものができます。

栽培はそんなに難しくなく、地域によりますが、
1,6月下旬~7月上旬に種まき(セルトレイで育苗します)
2,8月お盆前後に畑に定植
3,生育途中に雑草の処理と追肥を1回程度。

育てているときはほぼ緑に葉っぱばかりで、こんなにきれいな色ではありません。ただ、他のチコリも同じで最初は緑なんですが、薄緑くらいの色合い。

本当にピンク色になるの?と思ってしまいますが、10月下旬の初霜が降りると徐々に様相が変わってきます。

寒さにあたると色が出始めるんですね。

でも1,2回霜が降りたくらいではまだ十分色が出ません。
写真のような色合いになるのは12月入ってから、中旬頃でしょうか。

でも、寒いとはいえおひさまがあたっているので、ちょっと緑がかった感じになります。

それでも十分きれいですが、日を遮ったほうがよりきれいになります。そうしてきれいな白、ピンクを出すようにします。

「軟白化」と言います。

植物は日があたると葉緑素がでるため緑色になります。
そのおひさまを遮ってしまえば緑色にならず、きれいな白やピンクに。
セロリも軟白してるんです。あれ、そのまま育てたら緑色です。

さて、軟白には色以外のメリットもあります。

苦みが薄くなります。
やさしい味になるんですよね。
チコリは日本語で「菊苦菜」と言います。
苦いんです(笑)

そんなチコリ、ヨーロッパでは冬にかかせない野菜。マルシェやメルカートに行くと、色とりどりのチコリが並んでいるとのこと。

お花のようなチコリ、けどほろ苦い大人の味。

なかなか自分で買うことはないかとおもいますが、バレンタインももうすぐそこ。ご自宅で華やかなチコリで一品つくってみるのも素敵かもしれません。

単品で苦みがきつい場合もあるので、他のサラダ野菜とミックスするといいかと思います。
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やってみて!「サラダピザ」

小腹が空いた時、かんたんにすませたい時、気軽に食べられる「チルドピザ」
チルドピザは、スーパーなどで売っている、袋に入った冷蔵のピザのこと。

オーブン、オーブントースター、コンロのグリルや電子レンジでかんたんに温めることができて、それだけでも意外といける味してます。
意外といけるというと失礼ですよね(笑)
おいしくいただけます!!!

でもちょっと物足りない、なんていうときは追いチーズで。
辛味ソースで食べると結構満足です。

さて、このチルドピザにもうちょっと、でもかんたんに手を加えられないかなと・・・

そこでおすすめなのが「サラダピザ」
温めたピザに、ザクザク切った生野菜をのせるだけです。

1,チルドピザにはぜひ追いチーズを
2,サラダはなんでもOKです。
冷蔵庫の野菜室に残っている野菜をきざんだりちぎったりして豪快にのせてください。

レタス・・・食べやすい大きさにちぎって!
サニーレタス・・・これもちぎって!
ルッコラ・・・株元だけカットしてそのままでも!
ほうれん草・・・えぐ味があるので湯がいてからちらして!
大根・・・うすくスライス!
かぶ・・・こちらもうすくスライス!
にんじん・・・ピーラーで縦にスライス!
小松菜・・・葉の部分だけちぎって!
白菜・・・きざんで!
新玉ねぎ・・・スライス!辛みが気になるなら多少水にさらして!
玉ねぎ・・・炒めてもOK!
水菜・・・茎がかためなのでお好みの長さにきざんで!
からし菜・・・入れすぎると辛いかも!

3,仕上げにオリーブオイルをかるく一回し
4,さらにパルメザンチーズもおすすめ
5,辛みソースはお好みで

手元にある野菜で豪華なピザになります。
ぜひお試しくださいね。

ワインとともに・・・
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こちらは「レタス」の苗です!

種まきしてから出荷するまで季節によりますが2ヶ月以上かかるレタスたち。こたろうファームの育苗ハウスでは少しずつですがいろんな野菜の種まきが始まってます。

育苗(いくびょう)ハウスってなに?

素朴な疑問。農家でもやってないと聞かない単語。
文字とおり「苗を育てるハウス」です(笑)

野菜を育てる時、畑に直接種まきするものもあれば、ハウスで苗を育ててから畑に植えるものもあります。

なぜ育苗(いくびょう)するのか?

いろんな理由がありますが、風雨にさらされない、温度管理や水管理など制御できる環境で育てることによって、均一なよい苗を育てることができるから、ですかね。

苗半作(なえはんさく)とも言われ、この段階で良い苗を作ることができれば、その作物の半分の作業は終わったようなもの。

さて、実際どれくらい葉数で畑に植えるかですが、レタスを例に説明します。

芽が出て双葉(子葉)が出ます。その後本葉が出ますが、その本葉が5枚程度で畑に定植(ていしょく)します。

その育苗期間は季節によりますが、今時期で1ヶ月~40日、暖かくなってくるとそれがどんどん短くなり3週間程度。

畑に植えたあと収獲までは春で50~60日程度。暖かくなるとこれも短くなります。

さて、本葉5枚で植えたレタス、収穫時は葉の数は何枚でしょうか?

レタスの場合はおおむね40枚。そのうち外葉18枚、丸くなっている部分が22枚と言われています。

外葉とは、ほぼ収獲しない葉で、買うときについていても2~3枚程度。実際みなさんが食べる部分=丸くなっている部分が22枚程度ということです。

定植するタイミングで5枚、そのあと35枚葉が増えます。
苗半作、5枚までの育苗でそのあとの35枚がしっかりできるかどうか決まってくるわけです。

実際のところ、畑に植えたあとは、育苗のときほど気を使いません。もちろん日々観察し、肥料の具合や虫、病気などを確認しつつ、防除したりと世話はかかせませんが、それでも育苗のほうが数倍気を使います。

写真は本葉4枚めが見え始めた時期のもの。あと10日程度で定植時期を迎えます。

こんな小さな苗が大きいレタスになるの?っていつも不思議に感じます。
食卓にレタス料理(サラダが多いかな?)が登場したら、小さな苗だったころのレタスをちょっと思い出してみてください。

でも、残念ながら、苗のときの葉はご家庭まで届くことがありません。
ご家庭に届けるための仕事を終えたレタスの葉は土に還っていきます。

さて、こたろうファームでは春のレタスは大人気の野菜のひとつです。4月下旬ごろになってしまうと思いますが、たくさん作りますので、ぜひ食べてみてくださいね。
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