那須高原こたろうファームの投稿一覧

「からし菜」は辛いのか・・・

辛いです(笑)
「からし菜」ですからね。でも、冬の時期に収獲できるからし菜は、多少ピリッとした感じはあるものの、辛みよりも甘みのほうが際立ちます。
あたたかくなると辛みが強くなり、ピリどころか相当辛くなります。

写真は「赤リアスからし菜」
こたろうファームでは「レッドリアス」と呼んでいます。

レッド=赤
リアス=たぶんリアス式海岸のように葉に切れ込みが入っているということ

同じ形のからし菜で緑もありますが、赤しか栽培していないです。

サラダにするとき葉物は緑のものが多いので、紫や赤系の葉物がほしくなります。そんなときに葉の形も素敵だし、ピリッとした辛みがアクセントになります。

さて、からし菜って夏場食べると辛いんですが、今時期はあまり辛くない。辛みをもっと出す場合どうすればいいのか。

1,軽く沸騰したお湯にくぐらせる
2,沸騰したお湯を上からかける

そしてどちらにしてもすぐ冷水で冷やす。

からし菜の量にもよりますが、お湯をかけたほうが水の量は少なくてすみそうです。

お湯をくるがらせてしますと、冷水でしめてもくったりするので、サラダには向かないですね。水切りしてめんつゆや塩でお漬物すると、ご飯のおともになります。

サラダならやはり生のまま。サラダに散らす場合からすぎると食べにくくなるので、くたっとせず、味もちょうどよいかもしれません。

サラダか漬物ぐらいしかなさそうですが、なべでもおいしいです。不思議となべに使った場合はさほど辛くありません。

あとはおしゃれにお肉料理のまわりをからし菜やルッコラなどのリーフで囲んであげるとか。

パスタなんかもおすすめです。
ただ、茹で上がったパスタとからし菜をボウルやフライパンで混ぜようとしてもなかなか混ざりません。もし混ぜたいのであれば、茹で上がる直前のパスタ鍋にからし菜を入れて、なべの中でパスタと混ぜるとうまくいきます。

添えるだけなら、別で茹でても、生のまま添えてもいいかと。

緑もきれいですし、赤(紫)も映えます。

サラダでしか食べたことない、漬物だけだったなら、パスタやなべなど、炒めものなどでもお試しくださいね。
コメント(0)
食べられるお花「ナスタチウム」

今日からまたぐっと冷え込んでます。
しばらく続きそう。このあたりは雪がふってもさほど積もらないですが、からっ風と寒さが厳しいです。

少しずつ春っぽい装いのブログにしていきたいところ。
季節を先取りというより、寒い日に寒々とした内容なのもどうかなと(笑)

今日は「エディブルフラワー」をご紹介します。
写真は「ナスタチウム」の花です。

英語で書くと「edible flower」
edible = 食べることのできる
flower = 花
花に毒性などなく食用できるものです。

エディブルフラワー、それも最初に紹介したものがナスタチウムなんて言われると、花って食べるの?と思われるかもしれませんが、みなさんもお花はすでに食べているはず。

代表例が「菜の花」「ふきのとう」
これ以外に、食用菊(黄色や紫)、和菓子にのっている「桜の塩漬け」などなど・・・

お花食べるの?と思いがちですが、意外にみなさん何かしら食べているんですね。

ナスタチウムは和名「金蓮花(きんれんか)」
小さい蓮の葉のような葉がつき、金色の花がさくことからこう呼ばれたようです。実際はもっと色んな色の花が咲きます。白、オレンジ、赤などがあります。金色がオレンジのことかな?と。

もしかしたら、ピンとくる方がいらっしゃるかもしれません。レストランに行くと、前菜のサラダにのっていたり、メインの周りに散らされたマイクロリーフ(小さい葉)のなかのひとつだったり。

エディブルフラワーは、ほんの少しあるだけで料理がすごく映えるので、欠かせない食材です。

花がお皿にのっていると、ついつい単なる飾りと思われてしまいますが、食用ですので食べられます。

味はちょっと辛みがあります。
春に食べる菜の花は多少苦みを感じるかもしれませんが、ナスタチウムはピリッとした感じです。

見た目の華やかさ、そしてこの味がまたアクセントになって、サラダをよりおいしくきれいに、地味めな色合いとなりがちなメインディッシュを引き立ててくれるわけですね。

ほんの少しだけ料理に添えられているお花。もしご心配でしたら、お店の方に聞いてください。きっと「お食べいただけますよ」という答えが帰ってくると思います。

今日ご紹介した「エディブルフラワー ナスタチウム」もなかなか手に入らない食材ですが、もし見かけたら手にとってみてください。
華やかな食卓になること間違いなしです。
コメント(0)
「ソレル」ってなに?

毎日天気の話から始まってたのでは芸がない。
とはいえ、天気の話は世間話の導入としては定番で避けて通れない。なので、今日も天気の話から。

寒気が下ってくるとのことですが、今日あたりは日差しもやわらかく、立春らしいというか、春の足音がちょっとだけ聞こえてきたような気もします。
朝晩の冷え込みは相変わらずですが、日中の過ごしやすさは1ヶ月前とは比べ物になりません。しばらく寒いとはいいますが、なんかホッとします。

さてさて、写真の葉っぱは見たことありますか?

もう答えは書いていますが(笑)
「ソレル」「オゼイユ」「酸い葉」「スカンポ」

写真は葉脈が赤く、「赤軸ソレル」「レッドソレル」などとも呼ばれます。

これ、まずお店では手に入れることはできない野菜。

写真のソレルは長さ5センチもないサイズ。
実はこれ、雑草の「ギシギシ」の親戚と言われ、日本でも野生化したものが道端に生えていたりします。だいたい全面緑の葉っぱでとがった形状のものです。ギシギシはソレルよりも横幅がある感じ。

もちろんこたろうファームでは栽培してますよ!

日本語で「酸い葉(すいば)」と言われるくらいなので、酸っぱい葉っぱです。シュウ酸を含み、食べすぎに注意な食べ物。食べすぎといっても、まず手に入らないし、手に入ったところでそんなにバクバク食べるものでもないです。
ちなみにシュウ酸は、ほうれん草、たけのこなどに多く含まれ、また紅茶やコーヒーにも含まれます。

この「ソレル」、フランスではよく使われる食材のようです。
使い方は、サンドイッチにはさんだり、スープにしたり、魚料理の付け合せにしたり。

写真のソレルは赤い葉脈がはいっているて小さめなので、料理の飾りに使われますね。お皿にのったメイン料理の周りをかこむソースの上にのっていたり。

家庭向きではなくレストラン向きの食材。
ご家庭で食べることはないかと思いますが、フレンチを食べに言ったときなど出会えるかもしれません。

こたろうファームでも個人のお客様向けに販売することはないですが、サラダセットに1枚程度入れたりして、通向けに商品考えようかと思ってます。

あれ?この葉っぱ酸っぱいなとレストランで食べて感じたらそれが「ソレル」かもしれません。そんなときはお店の人に聞いてみてくださいね。
コメント(0)
「サトイモ」の皮を揚げる?!

節分。
明日は立春。
だからどうしたというわけではないですが、こたろう家ではらっかせい「おおまさり」の冷凍保存したものが出てきました。
秋に収獲したものを茹でて冷凍、自然解凍したあと軽くレンチン。
激ウマです。掘りたて茹でたときと遜色ない味。たくさん手に入ったら冷凍保存おすすめ。そして軽くレンチンも忘れずに。

先日、びっくりするレシピをいただきました。

https://twitter.com/hiyocoshop/status/1485164106328178689?s=20&t=0RnQXsR5UuQ3-TLZZjOlYg

ひよこ書店さんは、うちの無人販売所の常連さん。
いろんな野菜、いろんなレシピを教えてくれるんですが、さすがにこれにはびっくり。

https://www.amazon.co.jp/dp/4838729448/ref=cm_sw_r_tw_dp_M27FM80S5YKFCS5VZMMW?_encoding=UTF8&psc=1

こちらの本を参考になさったとのこと。

山形出身のこたろうファームにとって、さといもは欠かせない野菜のひとつ。農業はじめて2年目くらいからずっと作ってますが、さすがにサトイモの皮は食べたことないです。

皮と身の間に栄養がつまってるとか、おいしさがつまってるとかということですが、早速やってみると・・・

これうまいんですよ。

ほんとに。
ちょっと塩っ気を多くしたので、お酒のつまみにぴったり。

これ、塩をいろいろ工夫したら、さらに新たな発見があるかもしれない。

皮付きのサトイモってちょっと手がでにくい食材かと思います。
皮むくの手間だし、きれいにむくのもちょっと難しかったり。皮をむくということはゴミもでるわけだし。
そんな捨てるはずだった皮が、おいしい料理になるのは目からうろこですよね。

今まで捨てていた皮、ぜひ少量の油でいいので揚げてみてくださいね。

揚げたての熱々をお酒と一緒に、こっそりキッチンで楽しんでみてはいかがですか?(笑)
コメント(0)
「水菜」はサラダや飾りに

あしたは節分、あさっては立春。そう、もう春のはずなんですが、まだまだ寒い日が続きそうです。でも、朝方冷え込んでも畑はガチガチに凍ったままのことも少なくなり、見えないところで春が近づいてきているんだなと思います。

冬のなべに登場することが多い「水菜」
すき焼き、寄せ鍋、しゃぶしゃぶ、そしてハリハリ鍋。
なべ料理に水菜があると彩りも明るくなり、欠かせない食材かもしれません。

値段も結構安いですしね。
スーパーとかで販売している水菜は長さ40センチ以上あるかと。1袋300グラム程度はいっているので、ご家庭用としてはちょっと量が多いような気もします。

水菜にも種類があります。
茎が細いタイプと太いタイプ。

いろいろな呼び方はありますが、こたろうファームでは茎が細いものは「サラダ水菜」、太いものは「京水菜」と呼んでいます。

早く育つ早生(わせ)が茎細めで、ゆっくり育つものが茎太め。
どちらも水菜に変わりありませんが、食感がだいぶ違います。

でも、どちらも20~25センチ程度までは「サラダ水菜」とこたろうファームでは呼んでいます。わかりにくいですよね(笑)

水菜はサラダ向けの野菜として販売することが多いです。
人気の「高原野菜のサラダセット」にはほぼ必ず水菜が入っています。

そのサイズが良い悪いではなく、お店で売っている40センチ超えるような水菜はサラダにあまり向かないかなと思います。
というのは、茎の部分が長く、サラダ用に刻んだときに茎ばかりがたくさんになって非常に食べにくいサラダになるから。なべとかならいいですけどね。あの茎が好きだ!というならいいのですが、サラダにすると、とんがっててあまり食感がよろしくないかな。

さてさて、水菜の味ですが、、、

季節によって結構変わってきます。比較的味の薄い野菜ではありますが、冬になると他の葉野菜と同様、味が濃くなってきます。
とはいえ、甘い!というほどでもないところが水菜のいいところ。

主張しすぎないので、万能野菜です。
サラダでボリュームを出す、なべの具材にする、出汁醤油につけてお漬物にする。和食でも洋食でも中華でも、いろんな料理に使えます。

葉の形がかっこいいので、ちょっと付け合せとして使うのもおすすめ。

どうやって食べようかな?と考えることも多いかと思いますが、どうやって飾りに使おう?と考えるのも面白いかとおもいます。

ぜひいろいろな食べ方、形もかっこいいので飾り方を工夫してみてくださいね。
コメント(0)

この投稿をした生産者