那須高原こたろうファームの投稿一覧

「菜の花」収穫開始!

毎年待ち遠しい菜の花。
ちょっと苦みがある春の味。早くできないかな、と寒いときからずっと待ってた菜の花がようやく仕上がってきました。

※収穫量が限られるため、当販売所のみでの販売となります。ご了承ください。

今年もやはりチンゲン菜の菜の花がトップバッターでした。

毎年チンゲン菜が一番はやいです。
チンゲン菜の菜の花は、冬に寒さにじっと耐えて蓄えた甘さ、そしてさっぱりとした味わいで、菜の花の苦みはちょっと少なめ。なので食べやすいかと思います。

この後控えているのは、
一番人気の白菜の菜の花、甘みの中にちょっと辛みのある小松菜や大根の菜の花、ごまの風味が豊かなルッコラの菜の花など、どんどん続いていきます。

4月中旬~下旬頃まで例年収穫していますが、今年はどうでしょう・・・

どの菜の花も一番芽がもっとも太くて食べごたえがありますが、茎が若干空洞気味のものも含まれたりしますことご了承ください。

さて、週末から無人販売所でとりあえず販売開始です。収穫量が増えたら他のマルシェでも販売いたします。

那須高原にお越しの際はぜひお買い求めください。

また、もし直売所などで見かけたら手にとってみてください。

おひたし、いためもの、パスタ、スープ、天ぷらなど大活躍する食材です。
春の味をご自宅でも楽しんでください!!!
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「プチヴェール」復活!!!

※オンラインでの販売できるほどとれていませんが、春の声ということで紹介いたしますm(_ _)m

長い冬を耐え抜いた露地のプチヴェールがようやく元気になってきました。
定植したのは昨年の6月下旬。じっくりゆっくり育つんですよね、プチヴェールって。

1メートル以上まで育って、ようやく収穫が始まったと思ったら、那須高原はすでに冬。例年以上の寒さでおもったより収量上がらずの残念な結果でした。

もちろん、春まで放置しておけばまた復活して、最終的にはプチヴェールの菜花で収穫できるのはわかっているのですが。
すでにたくさんついていた小さいプチヴェールが全く取れなくなったのは悔しかったです。気候ゆえ仕方ないことではありますが。

少しずつ元気になってきたかな、と思っていましたが、最初にプチヴェールホワイトがそろそろ収穫できそうな感じでした。

赤も取れましたが、色合いがまだくすんだ感じ。
緑はまだまだかな・・・

まだ収穫できる量は少ないですが、これから3月下旬~4月頭はプチヴェールとして、そのあとはプチヴェールの菜花として販売します。

通販で販売できるほどの量ではないので、無人販売所や各マルシェでお買い求めください。

寒い冬を耐えたプチヴェールは、想像以上に味が濃く仕上がってます!!!
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3.11のときは何をしていた?

※今日のブログは当時の振り返りです。こちらに書くのはふさわしくないかもしれません。ご興味あれば目を通してくださいm(_ _)m

なかなか振り返ることもなく、遠い記憶になりつつある3.11。もちろん忘れるわけではなく、その時の記憶は鮮烈に残っています。

古い写真をあさっていたんですが、その中からハウスの骨組みの写真が出てきました。

3.11は就農した年度の終わりの月
いきなり大失敗だった1年の最後でした。

1年目はトマトを作るにもハウスもなく、研修終わって就農ギリギリまで農地も確保できていなかった状況。なかなか厳しいものがありました。

そんな時近所の方に耕作放棄地があるから使っていいよと。そこを開墾していまにいたります。

そのお借りした農地に立てたのがそのハウス。中古で手に入れ、知り合いの工務店に手伝いをお願いして少しずつのセルフビルド。

現在トマトを作っているハウスの原型。

3.11はこのハウスを一人でつくっている時。
ネジとかちょっとした部品が足りなくてホームセンターにいました。

それぞれ100個以上のボルトやワッシャーとかをだるま落としを積み上げるように売り場で数え、買い物かごに入れレジ台にのせたときです。

突然の大きな揺れ
棚から商品が落ち、まわりでは叫び声も聞こえていたような気もします。

慌てて外に出ると、看板のついた大きな支柱がぐらんぐらん揺れていて、これは本当にやばいなと震えた記憶があります。

どれぐらいだったんだろう、時間の感覚はまったくなく、とりあえず家に携帯から急いで電話。その当時はスマホではなくまだ携帯(笑)

呼び出し音は鳴るものの、出る気配なし。2度3度試しましたが、突然携帯も通じなくなり、さらに不安を感じたことは否めません。

買おうと思って選んだ商品は名前と連絡先だけ告げ、買いに来るからと預け、いそいで軽トラで家路に。

家から10kmくらいのホームセンター。帰り道も余震が続き、そのたびに車をとめ様子見。

よく覚えてないんですが、住宅街でもブロック塀がくずれていたところはほんの数箇所だったような気がします。

家についてみると、漆喰の外壁にはヒビがはいり、玄関の引き戸は若干歪んだのかちょっと開けにくい。
家に入ってみると戸棚から飛び出した食器が割れまくり。納戸の棚のものも下に落ち、内壁にもヒビ。

そんな中でかみさんとこたろう社長、秘書小麦が無事でホッとしました。
※その時まだ猫2匹は飼っていません。

あまりの揺れで、携帯がなっていたことには気がついていたけど出れなかったとのこと。そりゃそうだ。この惨状を見れば。

不便ながらもいつも通り
幸い停電も断水もなく、その後ずっとテレビを見ていた記憶があります。もちろん映像はトラウマになるレベルのもの。

これからどうなるんだろうという不安しかなく、とはいえ、今やれることを粛々とやっていくしかないと、ある意味覚悟を決めました。

怪我もなく、建物も致命的な損傷もなかった、そしてライフラインが問題なく動いていたのが幸いで、不便ながらも通常通りの生活をできていたような気がします。

同じ那須町でも地域によっては停電や断水もあり、運がよかったとしかいいようがありません。

観光地だけに、その後の春休みは大打撃。
特に危ないわけでもないですが、自粛ムード真っ只中なのに観光にくるお客様もいるわけでもなく。
賑わうはずの春休みがすごく静かでしたね。

こたろうファームは時期的に作物もないので、そういう意味では特に慌てることもなかったのですが、春休みの状況を見て、夏はどうなるんだ?という不安は確かにありました。

仲間が増える
そんなとき、なんとなく、那須高原で仕事をする異業種の仲間が集うようになり、一気に交友関係がひろがりました。

農家、ペンション、レストラン、物販、観光施設、ホテルなどなど、震災後の悲惨な状況を感じていた仲間とのつながりができたのは、まさしくこの時期。

お互いどれだけ助けられたことか。
仕事も暇なので(笑)、頻繁に会い、BBQやったり飲んだり。
状況が最悪なのに、あまり落ち込むこともなくこれから那須高原をどうしようか、という希望に満ちた会話が多かったような気がします。

振り返っても仕方ない、進むしかないと思っていたんでしょうね。

それから11年
那須から離れた仲間もいますが、ほとんどが当時の仕事のまま今現在もがんばっています。

コロナ禍ということもあり、会う頻度は随分減りましたが、今でもたまに一緒に遊んだりします。

当時の話をすることはほぼないですが、同じ境遇で苦労したことはお互い十分すぎるほどわかっています。

その気持が私達を含め、みんなの心の支えになり、このコロナ禍でもがんばろうと思っているのかもしれません。

何かが起きたときは、もう戻ることのできない状況になる場合がほとんど。大なり小なり。

でも、そこにとどまることなく、一歩でも前に進めれば、きっと明るい未来が待っています。

3.11と比較して今がどうとか考えても意味はなく、明日からどうするのか、どうしたいのか、ということを考え、全力で生きていきたいなとつくづく思います。

生きていることに感謝しつつ
生きるための糧をこれからも作り続けます。
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緑の「トマト」は未熟果なの?

トマトといえば赤。
真っ赤なトマトは野菜生活(?)にかかせませんよね。

個人的に一番好きなのは、酸味もほどよくある真っ赤な熟したトマトをキンキンに冷やして食べること。BBQのときなどに、氷を張ったたらいに浮かんだ真っ赤なトマトはたまらなくおいしいです。

トマトは花が咲いて緑色の実がつきます。

もちろん最初はゴマ粒くらいのサイズ。
それが日を追うにつれどんどん大きくなっていきます。
花が咲いてから季節にもよりますがだいたい50日くらいで収穫です。

黄色やオレンジのトマトも最初は緑色。

その緑色の実が収穫するサイズまで十分大きくなってから少しずつ熟して色づきはじめます。
なので、どのトマトも最初は全部緑色。

写真のトマトも緑色。
あれ、熟す前に収穫したの?

いやいや、これでも十分熟しているんです。そう、完熟です。
食べると甘く、ほのかな酸味もあり、見た目のイメージから想像する味と違います。

最近でこそ見かけるようになった緑色のトマト。
まだまだ珍しいですよね。

赤いトマトと一緒に黄色やオレンジのトマトが入っていると、ぱっと華やかになりますが、ここに緑色のトマトがはいると、さらに彩り豊かになります。

こたろうファームでも毎年緑色のトマトは作っています。

緑色のミニトマト、丸い形と洋ナシ型のもの。
緑色のゼブラ柄(緑と黄色の縦縞に)の大玉トマト。グリーンゼブラという名前です。

緑色のミニトマトはたくさん作っているので、他の色合いのミニトマトと一緒に「カラフルトマトのマルシェ(箱入り)」「カラフルトマトのプチマルシェ(小袋入り)」として販売します。

その緑色のミニトマト、本日種まきしました。
2品種で「サングリーン(丸)」「サリーナエメラルド(洋梨)」

種まきしたばかりなので当然発芽してませんが、今頃土の中でちょっとずつ、ほんのちょっとずつ芽が出始めているはず。

発芽は1週間から10日後。

そして畑にはGW頃植えます。その頃には最初の花が咲いているはず。

そこから50日程度で収穫です。
※前回のブログでも同じことかきましたね(笑)

うちもそうですが、よほどたくさん取れない限りは、ほぼ他の色のトマトとミックスで販売します。
店頭でちょっと未熟なんじゃないの?と思わずに、ぜひ手にとってみてください。

見た目と味のギャップに驚かされます。
ぜひお試しください!!!

※実は未熟の緑色のトマトもこたろうファームでは販売します。
これは生で食べるのではなく、漬物にしたり、スライスしてフライにしたりします。
フライドグリーントマトという映画がありますが、舞台となるレストランの名物料理です。
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