那須高原こたろうファームの投稿一覧

2022年トマト始動!!!

今年もこのシーズンがやってきました。そう、トマトの種まきです。
毎年30種以上作っていますが、今年はなにを勘違いしたのか39種類になり、さてどうしようか・・・という感じです(笑)

こたろうファームのトマトは夏のみです。早ければ6月下旬から、だいたい7月上旬から10月中旬ごろまで。通販などでの販売は7月中旬から9月まで。
収穫し始めと収穫終盤はとれる量が少ないので、申し訳ございませんが地元のみでの販売となります。

さて、トマトの種まきはどんな感じでやるのか・・・

InstagramとTwitterに動画をのせたのでご覧ください。
爆音BGMなので、ボリューム下げてくださいね。

https://www.instagram.com/reel/Ca30gsoFlpw/?utm_source=ig_web_copy_link

https://twitter.com/yokomugi1/status/1501436046902726658?s=20&t=4Lz4MkArVWSfzTgJEMZc1A

平べったい土の入ったもの、苗箱といいますが、プラスチック製の深さ2センチ、縦30センチ弱、横60センチ弱。
それに買ってきた種まき用の土を入れ、まき溝をつけます。

土は畑にたくさんあるじゃん、と言われそうですが、健康ないい苗を作るためにはバランスの良い肥料成分、そして病気などのない土が必須。
もちろん自分でそういう土を準備する方もいらっしゃいますが。

その溝に2センチ間隔程度でちっちゃいトマトの種を並べ、そこに土をかけます。

これ結構きつい。
若干かがんだ姿勢で、ひたすらまき続ける。鼻息(笑)やくしゃみでとんでしまったら大変。花粉症の季節にこれやるのはなんの因果なんだと思わなくもないです。

苗箱で育てるのは、発芽して双葉が開き、本葉1枚目が見える辺りまで。

その後一旦抜いて、穴のたくさんあいたセルトレイものを使って育てます。

そしてセルトレイで育てた苗が大きくなってきたら、ポットに移植。

花が咲き始める頃にハウスにようやく植えることができます。

ハウスに植えるのは5月のGWあたり。

そう、種まきから60日近くかかってようやく畑に移動するわけです。そして収穫は・・・

花が咲いてから50日程度(気温によります)。

なので、順調に行けば6月下旬、遅くとも7月上旬には収穫開始です。

昨年もご好評いただいた「カラフルトマトのマルシェ」
先日、早くもお問い合わせいただきました。ありがとうございます。

もう少し(?)まってください。
目処がたったら、予約を承ります。

那須高原もようやく春の陽気です。これからどんどんあたたかくなるはず。トマト以外の作物の準備も着々とすすんでいます。

多品種農家の日常もこれから発信していきますので、ぜひご覧ください!!!
コメント(0)
「アレッタ」ってなに?それおいしいの?

きっとおいしいんだと思います(笑)
実は食べたこともないし、作ったこともなく、今回初めて種まきしました。
なので、味とかは全くわかっていません、すみません。

仕上がりを見ると茎ブロッコリーと似た感じもします。
蕾がついた状態で収穫。
茎ブロッコリーより葉が大きいかな?という見た目。

どちらも交配種で、ブロッコリーが片方の親、もうひとつの親が違うものです。

茎ブロッコリー(スティックセニョール、グリーンボイスなどの品種名あり)は「ブロッコリー」と中国野菜「かいらん」の交配種。

こちらアレッタは「ブロッコリー」と「ケール」の交配種。

それぞれの野菜の形がわかると、交配種である茎ブロッコリーとアレッタの姿の違いも実は納得できたりします。
それぞれの写真をググってみてください(不親切ですみませんm(_ _)m)

食べたことないので味はわかっていませんが、ケールの味を若干受け継いでいそうです。じゃぁどうなの?という話ですが、言い方別としてケール独特のちょっとした苦みと若干青臭さがあるかも。

ブロッコリーとの交配種なので、茎部分の甘みは強めだと思います。
青臭さとかは茹でるとほぼ消えるので、甘みのなかにほんのり苦みのある大人の味かもしれません(あくまでも想像です)

写真は昨日(3月7日)、双葉が開き、本葉1枚めが成長してきました。

種をまいたのが2月15日。
ハウスの中で育てていますが、2週間以上かかって写真のサイズ。まだまだ寒いからですが。

これが本葉4~5まい程度になったら畑に植えます(定植といいます)。
予定では3月下旬。

収穫できるのは畑に植えてから50~60日後。

収穫できるまで3ヶ月ほどかかります。随分時間がかかりますよね。
でも、冬から春にかけて種まきするものはこんなものです。

じっくりゆっくり春先まで育ち、本格的に暖かくなると、それまで蓄えていたエネルギーを使って一気に成長します。

今回のアレッタは栽培する時期を無視した作り方です。ほんとは秋に種まきして冬から春に収穫する野菜。
でもこの作り方でどんな味のものができるのか非常に楽しみです。

こたろうファームのアレッタはあまり期待できないかもしれないので、もしみかけたら、アレッタを食べてみてください。そしてその味を前もって教えていただければ、仕上がったときの参考になります。

きっとおいしいはずっ!!!
コメント(0)
コメント(0)
なると?いえ「ビーツキオッジャ」です

ビーツというとボルシチを思い出します。
そう、ウクライナの伝統料理です。
ビーツとタマネギ、ニンジン、キャベツ、牛肉などの材料を炒めてから、スープでじっくり煮込んで作られます。寒い冬にぴったりの料理。

見た感じ赤カブのような形をしていますが、これはかぶではなくほうれん草などの仲間であるアカザ科。

健康野菜とも言われ、ナトリウム、マグネシウム、リン、カリウム、カルシウム、鉄といったミネラル成分が豊富に含まれています。

普通ビーツは真っ赤ですが、こちら写真のビーツキオッジャは渦巻き模様です。切る前の状態は、普通のビーツより若干色薄めの赤かぶのような感じです。

イタリアのキオッジャ地方の伝統品種で、スライスしてサラダなどに使われます。

と、たんたんと説明してしまいましたが、正直使い勝手はあまりよろしくないかもしれません。特に真っ赤なビーツは。
色素が強いので、一緒にしたものすべてに赤い色素が移ってしまいます。ボルシチなんかいい例で、あれはほぼビーツ色。

なので、サラダなどで使う場合は、薄くスライスして散らす程度がいいかと思います。

写真のビーツキオッジャは模様がおもしろいので、食卓に並んだときに「あれっ?」とびっくりされるかも。
食べてみると若干土くささはありますが、甘みがあります。

そう、ビーツは独特の味がして、若干土くさいところがあります。まずいというわけではないですよ(笑)
食べると甘みがあっておいしいのですが、たくさん食べると苦手意識が出てしまう場合があるかもしれません。

得意不得意はあるかとおもいますが、このうずまき以外にも、白や黄色(オレンジ)のビーツもあります。

赤いビーツは直売所などでは手に入りやすいと思いますので、もしうずまき、白、オレンジなども見かけたらぜひ使ってみてくださいね。
コメント(0)
「とんがりキャベツ」はキャベツなのか・・・

キャベツというと丸く若干平ったいものをイメージしがち。春になればふわっとした感じのものも出回ります。

厳密にどうなのかは別として、一般的に
平べったい身が詰まった「寒玉系」
ふわっとした「春キャベツ系」
がよく見かけるキャベツかと。

これ以外に「グリーンボール」「たけのこキャベツ」などを産直などで見かけるかと。グリーンボールはスーパーでも売っているかもしれません。

グリーンボールは、名前もそうですがボール状、つまり丸いです。
たけのこキャベツはみさきキャベツ、とんがりキャベツなどとも言われますが、とんがった形をしています。

どちらも葉のやわらかいサラダ向け。もちろん火を通してもおいしいですし、火を通したほうがおすすめだったりします。

この2種はキャベツではあるんですが、先の寒玉系と春キャベツ系とは別種で栄養価が高いと言われています。このあたりの詳しいことは別サイトにゆずりますが、実際食べてみると身の詰まった寒玉系とも春キャベツとも違う味わい。

包丁をいれたときにやわらかさを感じます。食べてもごわごわしていなくて、生でも食べやすく、ドレッシングなどでマリネにしても非常に馴染みやすいです。

こたろうファームでは「とんがりキャベツ」を作っています。

仕上がると1kg以上の重さになるとんがりキャベツですが、500g超えたくらいから販売を始めます。

まだちゃんとできてないんじゃないの?

と言われそうですが、たしかにできていません。
けど、これはこれで非常においしいのです。

できていないということは、身が詰まってません。なのでふわっとしてます。ちょっともったいない気もしますが、蒸し焼きにするとおいしいいのです。

タイトルの写真がその蒸し焼きしたもの。

作り方はシンプルです。半分に切ってオリーブオイルで蒸し焼きにするだけ。仕上げに断面に焦げ目をつければOK。
サイズ的にこぶりのとんがりキャベツがこの料理にはピッタリです。

味付けは塩こしょうだけでもいいですし、アンチョビソースなんかかけたらもうワインがすすみまくりです。

キャベツを大胆にカットして蒸し焼きやローストにすることってなかなかないと思います。
普通のキャベツでもできます。大きい場合はまわりの葉をむいて、小さめにして試してみてください。むいた葉は漬物でもいいし、サラダや千切りでも。

キャベツ消費レシピで丸ごとなべで蒸し料理とかあったりしますが、実際はなかなか試せないもの。

これから春キャベツがどんどん出てきます。とんがりキャベツなどはなかなか手に入らないかもしれませんので、春キャベツで試していただいてもいいかもしれません。

今年は葉をむかず、そのまま、まるごと使うキャベツ料理を楽しんでみてはいかがでしょうか?
コメント(0)

この投稿をした生産者