那須高原こたろうファームの投稿一覧

かわいい「丸にんじん」

いろんな種類のにんじんを栽培してますが、とびっきりかわいいのがこの「丸にんじん」

にんじんといっても、普段からよく使ってるのは「五寸にんじん」
どこでも手に入るものです。
ただ、この五寸人参という言い方は20センチ程度の長さになるにんじんの総称のような感じです。
黒田五寸やひとみ五寸、ベーターリッチなんかがある程度知られているのでしょうか?

その下の三寸にんじんもありますが、見かけることはないかと。

にんじんには「東洋種」と「西洋種」があり、これだけ日本に出回っている五寸にんじん、実は「西洋種」です。

じゃぁ、東洋種は?と思われうかもしれませんが、東洋種の特徴は細長く20センチを有に超えるものがおおいです。

「金時にんじん」

あ、なるほど、と思われるかもしれません。紅色の細長いにんじんですよね。沖縄の黄色い「島にんじん」も東洋種です。

じゃぁ、この写真の丸にんじんはどちら?という話ではありますが、いろいろ調べたけどわからず(苦笑)
たぶん西洋種だと思います。いい加減な情報ですみませんm(_ _)m

話をもとに戻して、この「丸にんじん」
ラディッシュ(二十日大根)のにんじんバージョンのような感じです。

まんまるに育てるのはそれなりの技術が必要かもしれませんが、縦に伸びない品種なので、プランターなどでも育てやすいです。

収穫は1~2センチ程度のごく小さなものから。

このサイズでも60日程度時間がかかるので、収穫するのもなんかもったいないサイズですが、葉付きで丸ごとローストすると、付け合せにピッタリだったりします。

間引きながら少しずつ収穫して、最終的には3~4センチ程度。
ここまで大きくなると葉付きの丸ごとローストも難しいので、葉は使いませんが、丸ごとシチューやスープにおすすめ。

皮はむかなくてもいいです。気になるようでしたら、柔らかめのたわしとかでゴシゴシ洗ってください。

もしどうしてもローストしたい、という場合には、葉付きのまま縦に切ってうまくやいてください。

葉の部分は最後はコテでおさえてパリパリにするとよりおいしいかと思います。焦げ目が苦手の人にはおすすめできないかもしれませんが。

コロコロした丸にんじんは見た目にもかわいいので、食卓にのるとほっこりすると思います。
もし見かけたらぜひ買ってみてくださいね。味は普通のにんじんと変わらずおいしいですよ。
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「花オクラ」?オクラの花?

暑い夏に出回る野菜のひとつが「オクラ」
熱帯性の植物なので、いわゆる夏野菜と言えるかと。実は多年草なんですが、日本は冬が寒いので越冬できないので、農家は毎年種をまいて育てています。

オクラはアオイ科の植物。アオイ科と言ってもピンとこないかもしれませんが、みなさんがよく食べるものもそのアオイ科の植物にあります。それはなにかというと・・・

カカオ

そう、チョコレートの原料です。ちょっと意外ですよね。
あとはフルーツの王様「ドリアン」
これこそ日本でなかなか手に入らないし、あの匂いは相当なもんです。

オクラは通常さやを食べますが、花も食べることができます。

花オクラ専用の別品種もあります。一般に出回っているのはこちらが多いかもしれません。こちらは花のみ収穫するもので、実は食べるのに適していません。花の大きさも普通のオクラの花より大きくなります。

結構繊細で、傷みやすいので日持ちはしません。手に入ったらその日のうちに食べたほうがいいと思います。なかなか見かけることはないかもしれませんが。

花弁をとっておひたしにしたり、天ぷらも。花びらを生のままでサラダにちらしてもいいかもしれません。

味はあっさりしていますが、おもしろいことにオクラと同じ様にねばりがあります。個人的には生のままちょっと醤油をたらして食べるのが美味しいかと。

日持ちしないだけに、野菜便にいれることもないですが、店頭などで手に入ることがあったら、ぜひお試しください。

花を食べるって食用菊以外はなかなかないと思います。
先日ご紹介したナスタチウムや花ズッキーニなど、食べられるお花って結構あります。

あれ?野菜売り場にお花がある!というときはぜひお買い求めください。

楽しい世界がさらに広がりますよ。
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「スイスチャード」はふだんそう

カラフルな野菜、直売所などでもよく見かけるようになった「スイスチャード」
小さめであればサラダに、大きかったら炒めものなどに使われます。

とても野菜とは思えない色合いですよね(笑)

白、赤、黄色、オレンジ、こんなカラフルな野菜が畑にあったら気持ちも明るくなります。

さて、スイスチャード、日本語だと「ふだんそう」
普段草?
ではなく、
「不断草」

1年中途切れることなく収穫できるから、ということのようです。
真冬以外は露地で栽培可能。真夏の暑いときでも収穫できるので、夏に葉物が不足気味のときは助かったりします。

植物学ではスイスチャードはアカザ科です。
アカザ科って実はみなさんが口にしているものがいくつかあり、そのひとつが
「ほうれん草」
これ以外に、おかひじき、ビーツ(ボルシチなどに使われる真っ赤なかぶのような野菜)、砂糖の原料のテンサイ、スーパーフードと言われているキヌアなどがあります。
結構親戚が多いんですね。

気づいた方いらっしゃるかな?
ビーツもアカザ科。ビーツの葉っぱはスイスチャードとほぼ一緒です。
そして、「デトロイト」という名前で呼ばれることがあります。
デトロイトで販売されていることはないかと思いますが、フレンチ、イタリアンなどの前菜や、付け合せの飾り野菜に使われることが多いです。
たぶん店の人に聞くと「デトロイト」という答えがかえってくるかと。

味は独特です。ちょっとクセがあるかな。
ほうれん草に近い味といっていいのかどうか。うまく表現できませんが、ほうれん草のえぐ味が若干強めなイメージです。決して嫌な味ではありませんが、好みはわかれるところかも。

こたろうファームでは3色作ってます。
赤、黄色、白

基本的に15センチくらいまでの小さめで収穫して、サラダセットに入ります。もちろん大きくなったものも販売しますが、どちらかというと、サラダの彩り向けで作っている感じです。

先週、育苗ハウスで種まきしました。
まだ発芽はしてませんが、3月中旬ころ畑に植える予定です。収穫開始は4月中旬ごろ。

収穫は株ごとではなく、必要な分だけ葉を切り取って収穫します。葉をかいて収穫ともいいますね、いわゆる「かき菜」です。

もし見かけたら、ぜひお試しくださいね。独特のクセがありますが、料理に彩りを添えてくれます。

まだまだ寒い日が続いてますが、3月に入ると一気に春めいてきそうです。寒さで野菜がなかなか育っていませんが、これからどんどんいろんなものを販売できそうです。
乞うご期待!!!
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「カリフローレ」は茎がおいしい

並んだ細長い野菜、左がスティックブロッコリー、右がカリフローレ。
どちらもスティック状の野菜で、包丁をつかってバラしたりせずに使える便利野菜のひとつ。

スティックブロッコリーは「中国野菜 芥蘭」と「ブロッコリー」の交配種。カリフローレは?

カリフラワーを品種改良したもので、なにかとかけ合わせたということではなさそうです。
カリフローレと似た感じのもので、ゆきのこやドルチェオーレというのもありますが、全く同じかどうかはちょっとわかりません。

こたろうファームではカリフローレのみ作ってますが、今シーズンはゆきのことドルチェオーレにも挑戦してみます。

さて、このカリフローレ、ばらした状態で販売しているので、原型がどのような状態か知らない方が多いかと。もともとカリフラワーなので、お店で売っているカリフラワーが開いた状態かな?と。
間違ってないですが、サイズ感が全然違います。カリフラワーは大きくても直径20センチもいかないと思いますが、カリフローレは顔より大きくなります。

カリフラワーとちがい、白い部分がバラけてから収穫します。

好みもあるんですが、白(というかクリーム色)の部分がばらけたほうが、隙間から中までおひさまがあたって、茎がよりおいしくなると思うんですよね。
ただ、取り遅れるとあっという間にだめになるので、気持ち早めの収穫を心がけてます。

そうそう、カリフローレは茎がおいしいのです。

フレッシュな状態だと生でも甘みがあり十分おいしく。
でも軽く湯がいたほうがさらにおいしいです。茎の色も生だと若干白味がかった薄緑ですが、茹でるときれいなライトグリーンになります。

そのままマヨネーズにつけてもいいし、オリーブオイルに塩こしょうでも。

肉などと炒めたりするより、単独で調理して付け合わせにしたほうがよりおいしさを感じていただけるかと思います。

こたろうファームではこれまた先の話ですが、6月ごろから販売予定です。

野菜セットにはもちろん入りますが、今シーズンはスティック野菜セット的なものもやりたいかなと。
スティックブロッコリー、カリフローレ、カラフルスティックにんじんをメインに、それ以外の初夏の野菜の詰め合わせ。
温野菜で一皿にしてもいいし、バーニャカウダやスティックサラダでも。

まだ案の段階ですが、前向きに(笑)考えます!
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「レッドパクチョイ」パクチョイってなに?

「パクチョイ」
聞いたことがある方のほうが圧倒的に少ない野菜のひとつかと。
漢字で書くと「白菜」
はくさいのこと?というと、全く違います。

パクチョイはチンゲン菜の仲間。
チンゲン菜の茎が緑色なのに対して、パクチョイの茎は白。

あまりというかほとんど馴染みがないかと思います。
スーパーでも売ってないんじゃないかなと。直売所では見かけるかもしれませんが、知らない野菜だけに手を伸ばしづらいかもしれません。
広東白菜という名前で売られているかもしれません。どちらにしろよくわからないですよね。

パクチョイもチンゲン菜と一緒のアブラナ科。
繰り返しになりますが、茎が緑色がチンゲン菜、白がパクチョイ。

色味でいえば、チンゲン菜のほうが栄養豊富に見えるということから、似た者同士てもチンゲン菜に軍配があがったらしく、パクチョイはあまり浸透しなかったようです。

とはいえ、日本でもしっかり作られており、埼玉県が全体の7割を生産しているとのこと。

炒めものなどによく使われますが、茎が白いのでチンゲン菜よりも逆に彩りよく仕上がります。緑一色っぽくなりがちなところに、白が入るのがいいですよね。

さて、こたろうファームではパクチョイ自体は作ってませんが、サラダ向けの葉物として「レッドパクチョイ」を今シーズンから栽培してます。

しっかり大株に育てるわけではなく、サラダセットに彩りとして小さめで。
写真のものは10センチもないくらい。
パクチョイ自体はチンゲン菜のように育つので長さ20センチ以上で株元がぷくぷくと太ったものに仕上がります。けど、うちでは小さいうちにとるので、以前紹介した紫小松菜とあまりかわらないイメージ。

サラダ向けなので、小さく柔らかめのほうが食べやすいです。味はあっさりめ。紫小松菜は、名前もそうですが小松菜独特の味がします。レッドパクチョイはチンゲン菜に近い味というか、ほぼチンゲン菜と同じなので、あっさり目の味。

他のサラダ野菜とミックスしたときに、主張はしませんが、彩りをあたえてくれます。

普段チンゲン菜は食べると言う方も、もしパクチョイを見かけたら使ってみてください。料理のイメージがちょっと変わるかもしれません。

レッドパクチョイはさらに見かけることがないかと思いますが、高原野菜のサラダセットにはいっていたりします。紫色の葉っぱがはいっていたら、紫小松菜かレッドパクチョイのどちらか。食べてみていただくと違いに気がつくと思います。

ふとこれなに?と思ったらその葉っぱを食べてこれなんだろう?と想像してみてください。
もしわからなかったら、写真を添えて聞いていただければ、お答えできる範囲で返信します。
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