西川農藝の投稿一覧

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本日より始まった食べチョクの【食べ比べ】特集に「ごま油トリオ(白・黒・金のごま油3種セット)」を出品しています。

期間中に対象商品を購入して投稿すると抽選で5名様に3,000円分のクーポンが当たるという特典もあるようです。色々なジャンルの商品がたくさん出品されているようですので一度覗かれてみても良いのではないかと思います。


白・黒・金のごま油の風味の比較は実際にお試しいただくとしてちょっとした白・黒・金の違いをお話ししたいと思います。

画像は搾油後のごま油のオリを分離するためタンクに入れて静置している状況です。
ある程度オリが分離できたらタンクから出して濾過して瓶詰めして完成です。
真ん中の白ごま油の下にペットボトルが見えていますが、
タンク下部に沈んだオリの部分を溜めているものです。

右から金、白、黒のごま油です。黒は色ですぐ分かりますよね。
でも、黒も実際には画像ほど黒いわけではないです。
光の加減か真っ黒に見えますね。

オリの量は白が一番多くて金はほとんどありません。黒は白よりちょっと少ないくらいです。

油が一番搾れるのは金、次は白、一番少ないのは黒。金と黒は歩留まりが2割は違います。

画像の色が実際のそれぞれのごま油の色を表しているわけではないですが、色の違いの参考にはなります。
ワインでも色が香りや風味のサインになるように、油でも色は風味を予想していただく上での情報になります。

本当は透明のビンに詰めて色の違いも楽しんだり風味を想像していただいたり出来ればと思うのですが、
光は油を劣化させてしまうとても怖い存在なので品質を優先して黒の色付きビンに詰めています。

画像の左端のタンクにはご覧の通り布をかけてます。光を遮るためです。
普段はごま油を詰めたタンクにも布をかけて光による劣化を防いでます。

風味以外にも、白・黒・金のごまを搾ったごま油には違いがありますよ、➕光は怖いよ、という話でした。

ぜひとも【食べ比べ】特集ページ覗いてみてください!
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昨年の春から企画していながら、農作業の繁忙期に突入してしまい、その後ははと麦の商品開発の苦戦で塩漬けになってしまっていたが、先週からはと麦全粒粉の販売を開始することができたので塩漬け企画を復活して取り掛かります。

企画の中身はごまのパウダー化。

ごまと言ってもただのごまではない、平たく言うとごまの油の搾りカス、「油カス」。(画像は昨年末くらいに黒ごまで一度試作したもの)

しかし、油カスだと侮るなかれ‼️

まず、脂質が抜けたごまはタンパク質と食物繊維のかたまり。
日本標準食品栄養成分表をもとに試算すれば100g中、タンパク質40g、食物繊維25g。
家畜による環境への不荷が明らかになるにつれ注目される代替タンパク質の中でもごまは注目度が高く国連もごまを推奨している(と何かで読んだ記憶がある)。

加えて、セサミン、セサモリンなどの機能性成分は脂溶性のためごま油中に移行している。
しかし、少なからず油カス中にも残っているし、やはりごま特有の物質で最近その生理活性効果が明らかになるにつれ注目度が高まっている水溶性のセサミノール配糖体は丸々残っている。

もちろん、ごまを丸ごと食せば良いだけの話ではあります。
しかし、ごまは種皮が硬く消化が良くない。パウダーならより消化しやすい形態になる。
ごま丸々をすりゴマにすれば消化は良くなるかもしれないが、すりゴマの欠点は表面面積が増え油脂分が空気に曝されることから酸化してしまい、栄養的にも風味的にも劣化してしまう。
しかし、油カスならそもそも油脂分がほとんどないので酸化の心配なし。
油脂分が約半分のごまをダイエットの観点から避けたい人もいるかもしれないですし。

ということでごまの油カスは決して侮ってはいけないものなのです。
ごまのオカラと言っても良いと思います。
海外では既に商品化もされているようです。

ごまの油カスをはと麦同様パウダー化して毎日気軽に摂取できるような形の食品として販売したいと考えています。

是非とも、ご期待ください‼️


はと麦のように苦戦しないことを祈るばかりです。。。
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この投稿をした生産者

鳥取県 倉吉市

西川農藝