白菜ヒストリー
先日、子どもたちが喜んで収穫した種取りしている松島新2号白菜(中生)。
明治、大正時代中国山東省から入ってきた白菜の歴史。
日清日露戦争から日本兵が種をもちかえり、日本でも結球白菜のおいしさが広まり栽培がはじまった。
しかし、日本在来の菜っ葉との交雑で、採種が困難。
種は高価な輸入ものに頼っていた。
種としての採取が難しい中、
1925年、宮城県松島の離島で隔離栽培に成功。
渡辺採種場でチーフー白菜から採種されたのが、 松島純2号白菜。
そして、1935年、(昭和15年)に 松島新2号白菜が誕生。
この白菜を私たちが栽培して、お陰さまで種とりもさせてもらっている。
多くの方々のご苦労があり、小さな子どもたちが笑顔になる白菜になった。
台風による暴風で植え付けの後ダメージを受けたが、暖冬のお陰で葉を大きく広げた。
この白菜が草のに守られるように育っていることは、畑に立たないと分からない。
F1のがいいという人もいるが、固定種の立体的な味わいもいい。
参考文献
『野菜だより』学習研究社
2009、8、17