1月下旬の栽培レポートなど
2025/01/23
先日、ブロッコリーの栽培状況についてお知らせしました。現在、多くのユーザーさんに発送をお待ち頂いている状況ですので、今回はもう少し詳しくご紹介します。
■発送をお待ち頂いている理由
まず、発送をお待ち頂ければならないのは、ブロッコリーの生長が遅くバラつきがあるためです。その大きな理由を挙げると
①真冬の寒さ
②降雨の少なさ
③品種の切り替わり
以上の3つです。
「①真冬の寒さ」については、植物の生長には、気温の積算に関係すると以前のブログで紹介しました。
「②降雨の少なさ」ですが、12/1~1/20までの降水量は6mm、一晩の雨で時間にして約3時間……植物は土の中の養分を水と一緒に吸うため土壌水分が少ないと生長が進みません。雨が少ないと、病気になりにくいという利点はありますけどね。
③品種の切り替わり
ブロッコリーには、多くの品種(種類)があり、それぞれに見た目や栽培日数などの違いがあります。現在、FUJIGOMEの畑では、栽培日数の異なる品種の切り替え時期に入っています。
100日で収穫できる品種(仮)がそろそろ終わり、次に105日で収穫できる品種(仮)が少しずつ収穫の時期を迎えています。切り替わった品種の収穫が今週末くらいから増える予定です。
なお、仮に同じ品種のブロッコリーを1000株一斉に植えたとしても、真冬の時期は成長速度にばらつきが出るため、収穫が一度に完了することはありません。すべて収穫を終えるまでに、1カ月以上掛かります。
・pic_1 ブロッコリーの生長速度の差について
↑簡易資料を作ってみた
■畑のブロッコリーの現状と収穫について
本来、収穫が始まっていない畑の奥には不用意に入らないほうが良いのですが、隙間を縫うように中へ入ってみたところ、予想以上にブロッコリーが生長していました。現在、花蕾(からい)の直径が8~10cmほどになっているものが多くあります。子どもの握りこぶしくらいの大きさです。
8~10cmくらいのサイズは、最近では量販店や小売店でのトレンドサイズとも言えますね。地元の量販店では現在330円くらいです。
・pic_2:直径約10cmのブロッコリー
生産者としては、このミニサイズの出荷は非常に効率的です。小さく軽いため収穫が楽で、畑に置く時間が短いので病害虫や天候被害のリスクも少なく、卸価格も高めです。ただ、消費者目線で見ると「サイズと質、価格のバランス」に疑問を感じます。
さらに成長が進んでいるものもあります。11cmクラスでしょうか。これくらいになると規格が一つ上になります。
・pic_3:直径11cmのブロッコリー
11cmならお店で見かけても満足いくサイズに見えるかもしれません。
FUJIGOME独自の基準では、もう少し生長させています。その大きさまで育てることで、価格とのバランスを狙います。
・pic_4:1月22日出荷のブロッコリー
ファビュラスな感じですね。梱包の都合で多少の差は出ます。
ということで、厳寒期の今、予約販売とさせて頂き、出荷までのお時間を頂いております。
仕上がりは全体的に良いと思います。どうです?
引き続き、「届いたよ」などの投稿もお待ちしております。
文章を書くことが好きな園主は、コメントを返したくてウズウズしています。
■1月23日の収穫時のようす
・pic_5:凍って葉が垂れています
ちなみに風があると凍りません。リンゴ狩りなどに行くと、畑の周りに扇風機が付いた電柱が立っていますが、あれは霜よけです。
・pic_6:葉についた霜の結晶
それから、今は3種類のブロッコリーを収穫しています。茎の太さや花蕾のドームの形に違いがあるのですが、茎の太さはプロじゃなくても分かるほど違います。
・pic_7:茎の比較
1月23日発送の箱には1つは太い茎のブロッコリーが入っています。もし分かったら味比べなどしても面白いかもしれません。今のところ収穫したものはすべて出荷に回しているので、園主は比較が出来ていませんが。
以上、今回のレポートでした。
■発送をお待ち頂いている理由
まず、発送をお待ち頂ければならないのは、ブロッコリーの生長が遅くバラつきがあるためです。その大きな理由を挙げると
①真冬の寒さ
②降雨の少なさ
③品種の切り替わり
以上の3つです。
「①真冬の寒さ」については、植物の生長には、気温の積算に関係すると以前のブログで紹介しました。
「②降雨の少なさ」ですが、12/1~1/20までの降水量は6mm、一晩の雨で時間にして約3時間……植物は土の中の養分を水と一緒に吸うため土壌水分が少ないと生長が進みません。雨が少ないと、病気になりにくいという利点はありますけどね。
③品種の切り替わり
ブロッコリーには、多くの品種(種類)があり、それぞれに見た目や栽培日数などの違いがあります。現在、FUJIGOMEの畑では、栽培日数の異なる品種の切り替え時期に入っています。
100日で収穫できる品種(仮)がそろそろ終わり、次に105日で収穫できる品種(仮)が少しずつ収穫の時期を迎えています。切り替わった品種の収穫が今週末くらいから増える予定です。
なお、仮に同じ品種のブロッコリーを1000株一斉に植えたとしても、真冬の時期は成長速度にばらつきが出るため、収穫が一度に完了することはありません。すべて収穫を終えるまでに、1カ月以上掛かります。
・pic_1 ブロッコリーの生長速度の差について
↑簡易資料を作ってみた
■畑のブロッコリーの現状と収穫について
本来、収穫が始まっていない畑の奥には不用意に入らないほうが良いのですが、隙間を縫うように中へ入ってみたところ、予想以上にブロッコリーが生長していました。現在、花蕾(からい)の直径が8~10cmほどになっているものが多くあります。子どもの握りこぶしくらいの大きさです。
8~10cmくらいのサイズは、最近では量販店や小売店でのトレンドサイズとも言えますね。地元の量販店では現在330円くらいです。
・pic_2:直径約10cmのブロッコリー
生産者としては、このミニサイズの出荷は非常に効率的です。小さく軽いため収穫が楽で、畑に置く時間が短いので病害虫や天候被害のリスクも少なく、卸価格も高めです。ただ、消費者目線で見ると「サイズと質、価格のバランス」に疑問を感じます。
さらに成長が進んでいるものもあります。11cmクラスでしょうか。これくらいになると規格が一つ上になります。
・pic_3:直径11cmのブロッコリー
11cmならお店で見かけても満足いくサイズに見えるかもしれません。
FUJIGOME独自の基準では、もう少し生長させています。その大きさまで育てることで、価格とのバランスを狙います。
・pic_4:1月22日出荷のブロッコリー
ファビュラスな感じですね。梱包の都合で多少の差は出ます。
ということで、厳寒期の今、予約販売とさせて頂き、出荷までのお時間を頂いております。
仕上がりは全体的に良いと思います。どうです?
引き続き、「届いたよ」などの投稿もお待ちしております。
文章を書くことが好きな園主は、コメントを返したくてウズウズしています。
■1月23日の収穫時のようす
・pic_5:凍って葉が垂れています
ちなみに風があると凍りません。リンゴ狩りなどに行くと、畑の周りに扇風機が付いた電柱が立っていますが、あれは霜よけです。
・pic_6:葉についた霜の結晶
それから、今は3種類のブロッコリーを収穫しています。茎の太さや花蕾のドームの形に違いがあるのですが、茎の太さはプロじゃなくても分かるほど違います。
・pic_7:茎の比較
1月23日発送の箱には1つは太い茎のブロッコリーが入っています。もし分かったら味比べなどしても面白いかもしれません。今のところ収穫したものはすべて出荷に回しているので、園主は比較が出来ていませんが。
以上、今回のレポートでした。








FUJIGOMEファーム
>みやっちともさん
コメントありがとうございます!
こちらこそ、いつもお買い上げありがとうございます。
そちらは雪が降らないんですねx。
この地は、朝晩は冷え込みますが、最近は日中暖かいです。今年は、山では雪がよく降ってますけど、うちの方は降らない雰囲気が漂っています。
昨シーズンは超暖冬で、今シーズンは寒いのか暖かいのか良くわかりません。
でも、日中の陽気で少しは育ってくれるかな、と期待中です。
園主
この投稿をした生産者
群馬県 前橋市
いつも美味しいブロッコリーを作ってくださって、ありがとうございます。
こちらも雪が降らなくて、気温も高めの日が続いています。
天候は自然ですので、農作物を管理するのは難しいことですね。
慌てませんので、ブロッコリーがゆっくり大きくなっても大丈夫です。
またよろしくお願いします。