今日も1日お疲れ様でした。
山梨県南アルプス市は1日曇り時々雨でした。ありがたいことに朝の収穫の時は雨が降っていなかったので足取りも軽い1日のスタートでした。
ありがたいことに6/25から1日も欠かすことなく毎日収穫ができています。みなさまからのご注文があってこそ、私の仕事が成り立っています。
本当にありがとうございます。
今年は本当に雨降りの連続で、人にとってもですが、果物にとっても厳しいシーズンです。
桃にしても、ぶとうにしても、この湿度でかなりの傷みが出ています。ちゃんとした製品の割合が本当に低くて、『今年は不作だー!!なんて年だっ!!』と大声で騒ぎたい日々が続いています。
本来であれば、太陽に照らされて、雨が降って潤って、を繰り返して果物も成熟していくのですが、ここまで陽の光を浴びることができずに、開花何日後という成熟期を迎える果実もさぞ無念でしょう。
桃に関していえば、陽を浴びて赤くなれるのに、十分に陽を浴びられず、それでも精一杯赤みを帯びて私の手で収穫された桃も、本当に頑張ってくれたなと感謝してもしきれないです。
もちろんひとつひとつ両手で優しく収穫をするのですが、果の木との接点付近に絶えず雨水がある状態にあり、そこが茶色く変色しているものがなんと多いことか。
これが半日〜1日するとブニョブニョに、2〜3日後には傷みが始まり広がっていきます。
なので、収穫後、作業場に戻り、ひとつひとつ外周をぐるりと検査して選果し、箱詰めしています。
もちろん人の目なので見落としもあるかと思いますが、見落として傷みが出れば、それは送り直しを意味します。そして、ご注文者さまをガッカリさせてしまうこともわかっています。
なので、とても気を張ってする作業となります。
とはいえ、とても楽しい作業でもあります。
大きい果で揃ったものは、『どんなもんじゃい』と心の中で雄叫びます。
そんな日もあと何日かで終わってしまうのかなの思うと寂しくなります。
さぁ、明日も収穫だ。
話は変わりますが、収穫を終えたかと思われていたすももの『貴陽』が、まだ終わっていないそうです。
小玉やスレなどがある果ばかりで、贈答用には向きませんが、まだあります。
1日に何箱かというところで、ご家庭用として収穫する日は出品します。
まだ食べたことないない方も含めて、ぜひご賞味いたたければと思います。
南アルプスこまの園
野田圭介