まとまった雨が降らず農作物の栽培も難しくなっていますが、雑草は旺盛に育ちます。オペレータ―13人で、丹波篠山黒大豆枝豆の株もとに出ている雑草の処理を行いました。この時期は黒大豆枝豆の根が広く発達していて、雑草を引き抜くと根を傷つけることがありますので、株もとから切り取るなど注意しながら作業を行いました。
丹波篠山黒大豆枝豆の株もとに座り込みながら作業を進めていきますので、株の様子がよくわかりますが、今年も順調に成長し、小さな薄紫の花が咲き始めました。この時期に水不足になると、花が落ちて莢がつかなくなり、収量に大きく影響しますので、適宜潅水を行って栽培を行います。
丹波篠山黒大豆枝豆は、水田を数年スパンで転作して栽培を行っていますので、水あては比較的効率的に行うことができます。高畝で栽培していますので、畝間に通水して潅水する形です。300年以上前に生み出された「犠牲田」からはじまる丹波篠山黒大豆栽培は日本農業遺産にも認定されていますが、このような潅水の仕組みも、そのような歴史のうえにあるようにも思います。