兵庫県 丹波篠山市
丹波篠山市いずみ営農組合
農事組合法人いずみ営農組合では、水稲、丹波篠山黒大豆、山の芋の生産を行っています。泉集落の農地と農業を守りながら、より品質の高い丹波篠山の農産品を生産し、より多くの方に、丹波篠山の恵みをお届けするための取り組みを進めています。
生産者のこだわり

秋の朝の冷え込みと朝霧で甘みがグッと凝縮
丹波篠山市泉は標高200m以上にある盆地の山すそに位置します。冷涼で昼夜の寒暖差が大きく、夏から秋にかけ、収穫のシーズになると朝夕の冷え込みが強くなり、朝は霧に包まれます。この気候が丹波篠山コシヒカリ、丹波篠山産黒枝豆の甘み、旨味をつくっていきます。

「丹波篠山産黒枝豆」を鮮度を保って直送
日本農業遺産認定の丹波篠山黒枝豆は、10月上旬の解禁から3週間ほどの収穫期間しかありません。収穫期には県内外から多くの方が訪れ、たいへんなにぎわいで、秋の風物詩になっています。枝豆に比べて大粒で味も濃厚、枝豆だと思って食べると、その違いに衝撃を受けます。日本農業遺産に認定された丹波篠山黒枝豆を、期間限定で直送します。
泉地区の自営農家が一丸となって生産
「集落の農地は自分たちで守る」をスローガンに、泉地区で営農を営む自営農家30名が、地区内の12haの農地で「丹波篠山産コシヒカリ」、「丹波篠山産黒枝豆」、「丹波篠山黒枝豆」、「丹波篠山山の芋」の生産に取り組んでいます。
未来のために環境にやさしい農業にも取り組む
丹波篠山市では、2016年から下流域や環境、生きものに配慮した減農薬・減化学肥料栽培の「農都のめぐみ米」づくりを推進しており、いずみ営農組合では、現在2.3haで栽培し、学校給食用米として提供しています。また、立地や獣害などで耕作が難しい水田を「田んぼビオトープ」として管理し、モリアオガエルやサワギキョウ、ヤマネコノメソウなど貴重な動植物の保護にも取り組んでいます。
詳細情報
経歴・沿革
1979年
丹波篠山黒大豆の産地化を図り、農家個々の生産性を高めることを目的に「泉生産組合」を設立。水稲から丹波篠山黒大豆への転作対応を行い、共同防除や乾燥・脱粒・選別機械の共同利用を進める。
2010年
組合員の意向調査を実施し、高齢化や後継者がいない農地を集落外の大規模農家へ委託する取り組みを進める。
2011年
組合内にオペレーター部会を設置し、丹波篠山黒大豆への転作対応から農地の保全や農作業を行う組織へと転換。
2017年
泉集落の農地の保全や個々の農業経営を受託する「農事組合法人 いずみ営農組合」を設立。
メディア実績
丹波新聞、JA丹波ささやま広報誌「あさぎり」、丹波篠山市広報誌「広報 丹波篠山」