阿讃きのこ屋の投稿一覧

春がそこまで迫っているので気温が上昇する前にキノコの仕込みを早く終わらせたいところです。取り合えずナメコとしいたけは本数を増やす予定です。

先日、ある山主さんからご提供頂いた桜を搬出するところです。2年後、3年後収穫用の原木です。写真1枚目、手前はノグルミです。奥が桜です。下の林をぬけその先の谷を渡り搬出です。近年はナラ枯れが進行しており、同様に桜枯れも広がり始めているのでほんとうにありがたい話です。

まだ体調と相談しながらの作業ですが数カ月前と比べると想像も出来ないほど回復しています。ですが、今日は雪が降る寒さで久しぶりに鎮痛薬を飲みました💦

キノコと同時に竹林の整備も進めているところです。1年放置していたこともあり、飛び地で面積もあるので今年全てをカバーすることは不可能だと分かってはいます苦笑

香川は瀬戸内海の島々のように陸地にも小規模な山々があちこちにあり、たいていの竹林はそれら傾斜地にあるので農家さん達は少しでも楽に効率良く作業する方法を常に考えています。

冬の静けさと雪は好きですが春🌸が待ち遠しい今日この頃です。

レシピ①の続きです。

私の場合、作り置きメニューが多いライフスタイルなので佃煮は煮詰めすぎず煮汁を多めに残しておき和製麻婆豆腐にします。ビーガンの方にもオススメのメニューです。

レシピは単純です。なめこのみを佃煮として取り出します。その煮汁に豆腐を加えるだけです。贅沢に食べるならなめこを取り出さず豆腐を加えると良いです。

私は大のしょうが好きなのですりおろして多めに加えます。とうがらしも少々多めに加えます。それから刻んだ本柚子の皮も加えます。そうそう、佃煮にも本柚子の皮を加えると絶品になります。コツは煮詰める最後の段階で加えるとアロマのような本柚子の香りを残すことが出来ます。

この和製麻婆豆腐は特に冬場におススメです🌟

寒い冬に作業着のまま台所へ直行し、ラーメン鉢に温かい白ごはんを入れ麻婆豆腐をかけ、レンゲでかきこむ。ワカメの入ったゴマ油の香りがする温かい生姜入り卵スープでもあれば最高ですけどね。

大粒なめこを1キロ使って佃煮を作った時のレシピメモです。

◎大粒なめこ　1キロ
◎きび糖　300g
◎みりん　250cc
◎しょうゆ　225cc
◎黒酢　小スプーン1
◎ニンニク　1片
◎とうがし　1本分

①とうがらし以外を入れひと煮する。
②なめこを入れ弱火～中火で15分ぐらい。
(アクを取りつつ焦げないよう混ぜる)
③とうがらしを入れ10ぐらい煮て完成。
(弱火～中火で)

大体で作ったですが評判良かったです🌟

佃煮には大粒がオススメです。原木品でしか味わえない贅沢な一品です。

香川は全国ランキング第5位の生産量です。主な産地は三豊市高瀬、山本、財田とまんのう町仲南地区となっています。これらの地域は良質の粘土であるためたけのこ栽培には必須の好条件となっています。収穫時期は先ず高瀬から始まり仲南、山本、財田の順番となっています。収穫期間が最も長いのは高瀬です。私の竹林は高瀬とまんのう町仲南地区にあります。

手を掛ければ高品質の物が作れるのですが昨年はシーズン直前に特発性の傷病に見舞われ入院となりました💧幸いにも障害は残らなかったのですが竹林は一年放置しただけで写真のようになります💦本来は三枚目の写真なのです…ですが、ウラを返せばこの土地にはまだまだ地力がある証拠です。希望があると言うことです。ですので春🌸の収穫に間に合わせるためにリハビリをかね準備中の身です。

余談ですが静岡のタケノコ王が引退を表明しているそうですね。足に問題がなければあと三十年は現役を続けられた方でしょう。林産物農家さんがこの国からまた一人、居なくなるのは非常に残念なことです。