阿讃きのこ屋の投稿一覧

Y君との仕事です。〇と汗と雨と泥まみれの日々です。

切り出している竹は瀬戸内海の漁師さん達に送る牡蠣筏用の竹です。どんな竹でも使えるわけではなく、厳選した一部の竹のみです。筏には太いモノが好まれるため谷底奥深くまで伐採に行きます。40年前後の桧とかわらないサイズのモノを担ぎ出し重機で引き上げます。その辺の竹とはサイズが違います。

Y君は若くして大都会から来た新規就農者で今では地域でいなくてはならない存在です。彼も非農家出身であったためものすごく苦労した人です。私が知る限り非農家出身で就農相談窓口で温かく迎えてくれたと言う人を知りません。彼が二十歳そこそこで駆け出しの頃、窓口で専門員が5人もたかってボロかすに言い負かした一件があるのですが、あれは集団リンチですね。あまりにも酷い話なので書いておきます。西の方の窓口です。まんのうではありません。日本の自給率が上がるわけがありません。

私自身も林産業を始めた頃、相談窓口で理不尽にも耐え忍ぶことが色々とあり、最終的に農林水産省東京デスクに詰問したことがあります。三ヶ月後に当時の経営調査部課長から返答があり、行政窓口における不適切な応対に関する事実確認と過失を認めた上で「国の方針ですので申し訳けありません。」と言う弁明でした。東京デスクに問い合わせる以前に行政窓口でも穏やかに詰めると皆さん同じことをおっしゃいます。「国の方針ですので云々」。窓口の方々はフロント業務ですから上の命令に従いマニュアル通りの応対をするのは仕方ないとしても"国の方針"に関しては許されるわけはないのです。

人権に関しては上役、フロントに関係なく話は全く別です。

そういうわけで"日本の自給率"の道のりは遠いです。いや、遠のくばかりです。
コメント(0)
コメント(0)
コメント(0)
コメント(0)
コメント(0)

この投稿をした生産者

香川県 仲多度郡まんのう町

阿讃きのこ屋

この生産者の商品

商品一覧へ