阿讃きのこ屋の投稿一覧

テン、タヌキ、猿、カラスと人間。

干し柿と原木椎茸の被害総額は現時点で30万円以上になりました。。。

●テン

テンはフェレットと同じイタチ科ですが、フェレットとは違い樹上を主な活動範囲にしています。見た目には可愛いのですが中身は物凄く気性が荒い。リスや小鳥、ムササビ、ニワトリを好む肉食獣です。皆さんが接近遭遇することは先ずないと思いますがうっかり手を出すと大事に致ります。指などもっていかれますからお気をつけ下さい。その荒さはリールに上げています。

テンは捕獲後しばらく保護した後に脱獄しました。その後は学習したようで来ていないです。この個体はキテンとスステンの中間の毛色でした。

●タヌキ

このタヌキはじい様でした。疥癬を患っていたのが私の干し柿をたらふく食べている内に治ってきていました。柿が赤くなると医者が青くなるは本当です。この親爺は一度捕獲してその場で開放したのですが、ふてぶてしくも懲りずに何度も来ています。もの凄く肥え太っていていくらなんでも食べすぎです。本物のタヌキ親爺です。

●猿

動物は好きですが、私にも生活があります。猿は生きるためだけに作物を荒らすのではなく、荒らすことを遊びとします。山間部で農業されている方なら分かると思います。大根でも人参でも抜いて放りなげるのを楽しんでいます。椎茸も一部はまずそうに食べるのですが、あとは投げ捨てます。

私の農業は猿にやられ続けた負け戦とも言えます。圃場の選定に始まり、原木の伐採と搬出、種菌の仕込みに移動と伏せ込み。2年、3年と手をかけやっと出て来たツボミ一つ一つに丁寧に袋掛けをし、一つ一つ観察し続け収穫と出荷のタイミングを計る日々の最終段階でその全てが台無しになる繰り返しに何年も耐えました。その為、エビデンスとしてのデータの出しようがないのです。営農されいる方ならこれがどれほど致命的なことか分かると思います。外貨を継ぎこんで自力でやらざる得ないのです。私に問題があるのではないのです。農家のみならず、この国に必要なことは人手以前に先ず財政出動です。それどころか無いところからさらに搾り取るのですから悪循環です。背景に大掛かりなシナリオがあるんです。

ザル対策の話に戻りますが可能な限り講じました。縁あってプロハンターの会社の代表者の方とも知り合いその対策について相談しました。出来ることは全てやりましたが、現実は甘くありません。

のとてまりと同品種の高級椎茸が根こそぎやられホントにショックです。秋の干し柿に始まり、当分立ち直れません。色々と今後のことを考え中です…

●カラス

カラスがもっとも品があります。多くを求めず慎ましく頂き、去って行きます。もの凄く賢いです。私が出荷のためにごそっと取り込むと必ずカラスが他の動物達に知らせています。そして、皆大騒ぎするのです。山のその騒ぎが私には分かります。色々とメッセージも運んで来るのがカラスです。不吉とは全く逆の存在です。

●人間

圃場荒しです。知性の欠片があるのかどうか。進化しているのか退化しているのか。それ以上言うことはないです。農夫を笑う者食うべからず。
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しばらくぶりの投稿となります。あれから色々とありました。世界的にも出来事が色濃くなって来ていますね。

NATO軍の以前の公式会見通り近い将来の大戦が現実化しているのではないでしょうか。

良い方の出来事もあります。今月20日、ドナルド・J・トランプ氏が米合衆国第47代大統領に就任する出来事は非常に大きな意味を持っています。我々農家とも直接関係がある出来事です。農家のみならず戦後80年米国の植民地である日本の根源の原因を互恵性のあるものにしてくれる人物です。その過程で衝突があるでしょうが最小限に抑えられるはずです。日本では反トランプ体制側の偏向報道がなされており本当の人物像を歪めています。私の個人的な意見はどうでもよく、現実に大勢の利益につながる世界が構築されることを願っています。全ては現実に起こらないといけませんが。

さて、私の次のメインの生産物ですが原木栽培の椎茸です。某県でブランド化されている同品種の椎茸です。今月下旬には販売開始できればいいなと思います。まだツボミが大半です。写真は少し出始めの物です。あと、自然栽培の晩白柚(ザボン)を少量販売予定です。

巳。ヘビは大きな変化を意味します。それは個人の人生においても全体の流れにおいても。 2+0+2+5=9はエルダーナンバー。長老。数字は0~9で成り立っています。9は未だ完成せずの意味があります。
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Y君との仕事です。〇と汗と雨と泥まみれの日々です。

切り出している竹は瀬戸内海の漁師さん達に送る牡蠣筏用の竹です。どんな竹でも使えるわけではなく、厳選した一部の竹のみです。筏には太いモノが好まれるため谷底奥深くまで伐採に行きます。40年前後の桧とかわらないサイズのモノを担ぎ出し重機で引き上げます。その辺の竹とはサイズが違います。

Y君は若くして大都会から来た新規就農者で今では地域でいなくてはならない存在です。彼も非農家出身であったためものすごく苦労した人です。私が知る限り非農家出身で就農相談窓口で温かく迎えてくれたと言う人を知りません。彼が二十歳そこそこで駆け出しの頃、窓口で専門員が5人もたかってボロかすに言い負かした一件があるのですが、あれは集団リンチですね。あまりにも酷い話なので書いておきます。西の方の窓口です。まんのうではありません。日本の自給率が上がるわけがありません。

私自身も林産業を始めた頃、相談窓口で理不尽にも耐え忍ぶことが色々とあり、最終的に農林水産省東京デスクに詰問したことがあります。三ヶ月後に当時の経営調査部課長から返答があり、行政窓口における不適切な応対に関する事実確認と過失を認めた上で「国の方針ですので申し訳けありません。」と言う弁明でした。東京デスクに問い合わせる以前に行政窓口でも穏やかに詰めると皆さん同じことをおっしゃいます。「国の方針ですので云々」。窓口の方々はフロント業務ですから上の命令に従いマニュアル通りの応対をするのは仕方ないとしても"国の方針"に関しては許されるわけはないのです。

人権に関しては上役、フロントに関係なく話は全く別です。

そういうわけで"日本の自給率"の道のりは遠いです。いや、遠のくばかりです。
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この投稿をした生産者

香川県 仲多度郡まんのう町

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