<種豚の大切さ>
毎日の気軽に豚肉を手に入れることが出来るのは、肉豚を生産する養豚場と、何よりランドレース種、大ヨークシャー種、デュロック種など…種豚を生産する種豚場(国、県の養豚研究所や民間にもあります)が血統を守り、養豚場さんに血統(種)を供給しているからこそです。
<方波見牧場のデュロック純粋種>
「デュロック純粋種」といっても様々な「デュロック純粋種」がいます。
方波見牧場は様々なデュロック純粋種を個人の種豚場、国、県の養豚研究所から長年集めてきました。
その系統を肉質の良さ・発育性の良さ・繁殖性の良さ等...カテゴリーごとに分けて掛け合わせをしてきました。
それを私達は選抜(ラインブリーディング)といっています。
家系図を見ながら、骨格、顔つき、毛の色でもチェックし、
屠畜した枝肉で筋繊維、サシの入り方、味を見る。
その上で飼料、飼育方法を検討し、私たちが思い描く”おいしい”を目標に
”私たちの”デュロック純粋種を作り上げてきました。
(父勝久は昭和57年(1981年)頃からデュロックに着目しました。)
そのため、1頭買いを前提でしたら「こんなデュロックがほしい」とオーダーをいただければ、お日にちいただければ対応出来るノウハウが溜まってきました。
<私たちがおいしいと思う豚肉とは>
私たちが思うおいしい豚肉は
"赤身がしっとり滑らかで、弾力がある豚肉です。"
そこを念頭に置いてデュロック純粋種を育種し、今も研究を続けています。
とくにサシ(霜降り)については、私たちの豚肉は一見、サシがあまり入っていないように見えます。
しかし、デュロック純粋種が究極までいくと、絹といったらいいのでしょうか、筋繊維に細かくサシが入り、ぱっと見ではサシが見えないのです。
それが食べた時の食感、旨味に繋がると私たちは思っています。
父勝久が始めたデュロック純粋種の生産。
様々なデュロック純粋種を食べて育ち
「デュロック純粋種とはこうありたい」と、味の目指す方向性、芯は昔から変わっていないと思います。
それはデュロック純粋種の味に、私たち自らが惚れ込み、ポテンシャルを感じているからです。