つきみいくらの開発秘話
2024/10/24
~イクラの最も人気の食べ方は?~

2020年に発売を開始して以来、私たちは「つきみいくら」をたくさんのお客様にお届けしてきました。
アンケートやインタビューを通じて感想を伺ったところ、多くの方が

「ご飯と一緒に食べた」
「ご飯に合う味付けが良い」

といった声を寄せてくださいました。

毎年購入されるお客様や贈答でお受け取りになった方々は、料理のアクセントやアレンジとして召し上がることが多いですが、初めて「つきみいくら」を食べる際はやはり「ご飯にかけて食べたい」というのが、多くの方々の共通する意見でした。


~ご飯に合う味付けを目指して~

その声を受け、2023年1月に「つきみいくら 醤油漬」の開発が始まりました。
サクラマスのイクラはクセがなく、さっぱりとした味が特徴です。
ご飯に合うようにするには、ある程度の濃厚さが必要だと考え、私たちは料理人と共に味付けの開発に着手しました。

「ご飯に合う」をコンセプトに、いくつかの味付け候補を作り、その中から最もご飯に合う味を選び、その後、加工場と連携し、味の微調整や製造工程の確認を経て、商品化に至りました。

~濃厚でかつ金色を保つ—色を付けず味をつける難しさ~
醤油漬の開発で最も難しかったのは、金色の美しい見た目を損なわずに濃厚な味付けに仕上げることです。
通常のイクラの醤油漬は、清酒、みりん、濃口しょうゆなどをベースにした調味液で作られます。
そのため、赤いイクラがさらに色づき、いわゆる「イクラの醤油漬け」になります。

しかし、「つきみいくら」の場合、濃口しょうゆを使うと金色が醤油の色でくすんでしまい、美しい見た目を保つことができませんでした。
そこで、だしをベースにした他の調味料を加え、色がつかない、かつ濃厚で「ご飯に合う」味を実現するために試行錯誤を重ねました。

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