サップグリーン農場の投稿一覧

皆さん、こんにちは。
突然なんですが、たまごのアブラと書いて『卵油(らんゆ)』というものをご存知でしょうか?
できるだけ健康な有精卵で作ると素晴らしい薬となるそうなんです。

自分の身体の持病というものを知って、どうにか健康を維持し続けて生きることを真剣に考えるようになったわけですが、それを知った友人がその卵油を紹介した資料のコピーを届けてくれたんです。

鶏に関わっていると卵油も聞いたことはありました。
ただ、それがなんなのかまで全く知らなかったんですよ。
言ってみれば迷信のようなもので、とにかく今までずっと根拠のない“おまじない”なんだろうと思っていたわけです。

まさに健康のためなら藁にもすがる思いで迷信でもなんでも試してみようという気持ちでしたが、調べてみるとほんとに昔の人って偉いもんですね。しっかり科学的根拠のある健康食品で、しっかりとした自然の薬というものだったことがわかりました。
ここでは成分がどうのこうの詳細は書きませんが、血管を柔軟にする効果が得られるという効能があることがわかったんです。

「卵油は心臓病に効く。」というのは、少し間違ってはいるんですが、血管を健康にすることで心臓も確かに健康状態を保つことができるのではないでしょうか。

作り方は、写真を順にご覧いただければわかりますように、たくさんの卵黄を油を敷かずにフライパンで炒めてゆくんです。
炒り卵の要領ですね。ただ、黒くなってきてもひたすら炒め続けます。
所要時間としては、1時間半から2時間程度かかりますが、終盤は煙がすごく出てにおいもすごいことになります。
そして、もういよいよ炒り卵がサクサクの炭のようになりそうなところで、サクサクとは正反対でしっとりしてくるんですが、そこからは比較的短時間のうちにすっごい液体が出て、フライパンの底はプールのようになります。
これが卵油というもので、何かで濾して油だけを容器に保存します。

そのままだとなかなか飲みにくいものなんですが、毎日、ティースプーンに半分程度をオブラートに包んで飲んでいます。

何かしらの効果が出るまでは数年かかると言われていますが、この仕事をしていてアニマルウェルフェアのことや鶏が自然に過ごせることを常に考えてきて、ここまできて鶏たちからの大きな恵みにあやかっていることも、どこか自然な流れのように感じたりしているんです。

もし私自身と同じように心臓疾患や糖尿病など、血管の健康状態を気にかけておられる方がいらっしゃるようでしたら、ぜひお試しいただきたいなぁと思っています。
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新潟県十日町市も時折あらわれる晴れ間に春の香りを感じるようになってきました。
3m積もった雪がとけて消えるにはまだ少しかかりますが、積雪で暗くなった鶏の居場所をやっと明るくしてあげられます。

『採光工事』と呼んでいる鶏だけのための除雪作業ですが、重く硬い雪は雪かきもスムーズにいかないものなんですよ。

例えば降り積もった雪が3m。場所によっては4mぐらいの山になってい流のがおわかりだと思うんですが、降った時にふわふわだった雪が太陽の光や気温で溶けかけたりして引き締まってカサが減った状態なんです。つまりいったいどれぐらいの積雪量なんだということになりますが、画像で見えている雪はシャーベット状の部分もありますが、大半が凍っていて非常に硬いです。

それをスコップでほぐして、スノーダンプで運ぶ。この繰り返しで少しずつ鶏舎に光が入るようになってきました。

もちろんこちらも越冬用の傾斜で、細長く見えている傾斜の奥からガレージの内部にケージが広がっていて、飼養面積としては充分な広さがあります。
(なかなか紹介しにくい構造ですが、内部のケージはYouTubeの映像に映っているんですが、おわかりでしょうか。)

豪雪地帯の越冬は人も家畜も家禽も大変です。
よそ者の自分も数年経験したぐらいでは全く慣れていません。

健康な鶏を育てることを中心に考えていき、小さな養鶏場として今後の方針も計画していくことになります。
いいことも悪いことも、皆様にオープンにお伝えしご意見も頂戴しながら「皆さんのためのいい卵、安心できる養鶏。」を目指したいと思います。

さぁ、春は近づいてきました。
皆さん、健康で新年度に向けて準備しましょう〜♬
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毎朝、元気にかけよってくれる大きなお鏡餅のような鶏が2羽。笑
とある研究機関からひよこでやってきて、人工的な環境で人工的なエサで育って50日で屠殺解体される鶏種。一般的なスーパーで並ぶ鶏肉用のニワトリということになりますが、弊社の自然養鶏スタイルで飼養するとどう育つのか、未知の世界とも言える「実験」とその対象として始まった弊社マスコットブロイラー、ポパイとオリーブ、日齢282(生まれて282日)です。

少し分かりにくいですが、手前にいるのがポパイ。体重は8キロ台で大きいです。
肉になるために育てられているいるチャンキーと言う鶏種で、肉用鶏のことを全般にブロイラーと呼ばれているんです。

肉にするために「品種改良」して、人工的な環境で運動もできずに人工的なエサによって、大きな筋肉をつける。そして、生後50日という雛のうちに屠殺され肉になるんですが、立てなくなって座りっぱなしだとまだいいほうで、ひっくりがえったまま起きることもできずに苦しいまま殺される子もたくさんいるそうです。

身体が大きくなりすぎるように人間の都合で「ツクラレタ」鶏ということから私たちは幼い頃からホウキで追いかけてスパルタで走らせて育てたんです。
この子たちが自分の力で食べ物を探し、かけっこしたり羽ばたいたり、砂浴びもできるように。感情豊かにほかの鶏たちと生きるには最低限できたほうがいいことばかりですよね。

春が来ると1歳の誕生日を迎えるなんて。
筋肉が大きく成長してしまうブロイラーにとっては心臓への負担が大きくて長く生きられないとも言われてることからほんとに一生懸命様子を見て育ててきたので、生まれて最初の誕生日を迎えることなんてはるか遠くにある夢だと思っていたんですよね。

元気か? 具合悪いとこはないか? なんて、声をかけてたけど、1月は逆に心配そうな表情でこちらの顔を見つめてたことを、これからもずっと忘れずにどの鶏に対しても接していこうと思っています。

これからまた忙しい時がくるとお客さんが安心できる卵のことを最優先で、いい加減になってしまいそうだけれど、落ち着いて鶏の健康も自分の健康も見ていかないといけないですね。

いつもそばにいてくれてありがとう。
この子たちも家族なんだなぁとあらためて思う今日この頃です。
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昨日なんですが、無事退院いたしました。
一度生まれ変わったかのような気持ちで、病院の外に出て帰宅したらどんな仕事でもいくらでもやってやる!気持ち・・・でしたが、(汗)

年齢のせいなのか身体の衰えなのか、、、。
病院の外は過酷でした。笑

思うようにいかない苛立ちも、増えている感染者数の心配も、これからの時間の過ごし方をどうするのかを考えますよね。

入院中は、閉ざされた部屋の中で拘束されていても自宅や現場、つまり家族や鶏たちの心配ばかりでは休まることもありません。
家内が終日勤めに出ながら大変な苦労で現場を支えてくれるのに甘えて休むことに徹して、体調が落ち着いて。今度は時間を持て余して、、、。
スマホで動画配信を観るのも一日も持ちませんわ。泣

人間、やっぱり健康が一番。せっかく良質な卵を鶏たちと生産してきて、できるだけたくさんの皆さんに、『わけのわからん感染病にも負けない元気』を届けたいと思ってきました。
それなのに体調を崩して入院なんて連絡をしてるようではいけませんよね。

チキントラクター自然養鶏は、球児給水など鶏のお世話全般が多く、羽数も限界があって、効率が悪いけれど、健康な鶏が育ちいい卵を産んでくれます。

そのメカニズムは、シンプルなようでサイエンスで説明するのも難しいのかもしれませんが、この飼養管理の方法を続けていく中で、現場では多くのことが明確になっています。

それを省いて『人間の力をはるかに超えて、鶏たちはすごい。』ということになるんですが。


とにかく体調は戻り、復帰いたしましたこと。この場をお借りして皆様にお伝えしたいです。
次週週明けより本格的に鶏卵の生産も再開させていただきます。

皆さま、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
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