啓蟄
2022/03/06
今年も風が春の便りを告げているのか、厳冬を乗り越えられたと思うと二十四節気のひとつ、啓蟄(けいちつ)です。
日本の暦は、豊かな自然とともに生きる人々のためのもので春を迎える気持ちをさらに前向きなものにさせてくれますよね。

啓蟄は、土中に閉じこもっていた生き物が目覚めて動き出す頃。
私たちの新潟県十日町市は、中越地域というエリアに属していて、国内屈指の豪雪地帯で知られているところです。

つい先日、4m12cmという積雪量の記録を更新した津南町はすぐお隣です。
昨年のように合間なく降り続ける雪こそなかったシーズンですが、最後の寒波で一気に積み上がった雪には圧倒されました。
もちろん雪が解けてなくなるのはまだ少し先のことなんですが、その雪の下、地温は思っているより高く、草や花などの植物の新緑が成長しているんです。
皆さん、よくご存知のフキノトウなど春の山菜も2m以上の積雪の下で青々と強く成長しているんですよ。

コロナに戦争なんて、誰も想像してなかった異常な情勢ですが、子供や赤ん坊を中心に世界中が一刻も早く平和であるよう願っています。
もちろん社会の秩序を乱すロシアの理不尽な行動は許されるべきではないと思います。

そんなことを考えながら、今日も鶏の健康チェックから一日がスタート。
早朝の産卵の後、大気の冷え込みで凍ってしまった卵は、割れが入っていて不衛生ですし、お客様にお出しできないわけですが、いろんなサイズの凍結卵(一度凍ってしまったもの)が溜まったので、先日、いっぺんに茹で卵にしました。

この時期はもちろん野原も雪の下で草はたくさん食べられませんが、自然養鶏として鶏にやさしいエサを用意しています。
そこから生み出される卵を一番感じられておいしく召し上がることができるのは、卵かけご飯など生食はもちろんですが、茹で卵もそのひとつです。

まだお試しでない方はぜひ。特別、甘くてぶりぶりの白身をぜひ楽しんでいただけるといいなぁと思います。^ ^

この投稿をした生産者

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