まるしょう農園の投稿一覧

 今月5日、全国100を超える観測地点で、30℃を超える真夏日となりました。その後の週初めに、立て続けに2件の連絡があり、4~5個にカビが生えていた、とのことでした。発送担当者は、石橋をたたいても渡らないような、慎重な性格で、入念に箱詰めするベテランですし、また、収穫後の日数も浅い(追熟の必要のない品種)ので、俄かに信じがたいことでした。しかし、二件目は写真を添付してくださっていたので、疑う余地もありません。申し訳ないことになってしまいました。お二人にはお詫びするばかりになってしまいましたが、生ものだから、と温かいお言葉を頂戴しました。ありがたいことでした。

 当方でも、洗浄後は冷温貯蔵で品質を維持しますが、確率は低いものの、見落とした生傷から腐敗することは起こります。化学系農薬や防腐剤を使っている場合と比較すれば、おそらく、10倍以上の割合で処分しているだろうと思います。そのため、慎重に一つ一つ確認したうえで発送しているのですが、今回のようなことが起きてしまいました。昨年よりも冷蔵発送を早めて、5月15日としていたのですが、その日よりも10日も早くことは起きてしまいました。運送中の車内では気温よりもさらに上がってしまったようです。来シーズンからは、もう少し早めに冷蔵便に切り替えることにします。

 冷蔵便には通常の運送料金に追加料金が加算されることを考えると、割安感もなくなるのではないかと気がかりではあります。偉そうに言うほどのことではありませんが、現在、追加料金の数十円分は当方で負担させてもらって、5㎏箱で300円のご負担をお願いしております。楽しみに待っていただいているのに、開けてみればカビが・・・ということは何としても避けたいと思いますので、冷蔵便スタートを早めさせていただきたいと考えております。ご理解をお願いいたします。

 さて、申し上げにくいことをお伝えした後ですが、先程、生産者用の商品設定欄で、件の冷蔵便料金を眺めていると、『小夏とセミノールのセット5㎏』では、299円となっているではありませんか!「いったい、誰がこんなことを!?」 と聞くまでもなく、犯人は私でした。300と打ってから、数値を上げ下げさせる ⇓ に触れたようです。一部負担の話に以前触れたことがありますので、それが1円と誤解されると詐欺みたいな話ですので、あまり大差はないかもしれませんが、訂正させてもらいます。ほかにはありませんかねえ・・・。
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 高知県でも春の訪れが早いといわれる東の端では、もう田んぼに植えられた苗が力強く育っています。稲だけではなく、すべての草木が新緑のグラデーションを織りなしています。10日前にマルシェからの帰途、高速道路沿いに緑の見事さに目を見張りました。あの色合いはどう変わっているのでしょうか。マルシェの行き帰りも楽しみです。

 我が農園では、雑草も思うが儘に背丈を伸ばし、2年生の苗などは隠れてしまうほどです。早く草を刈ってあげなければ、と思いながらも、小夏とセミノールの収穫もあと二日ほどかかりそうです。
 私たち栽培者はしばしば種あり高糖度系の小夏の欠点の一つ、収穫前の大量の自然落果を嘆きますが、大袈裟なのではないかとあまり信じてもらえません。今年は、三分の一どころか半分は落ちたのでは!? 落ちる前に早く収穫すればよい、とはよく言われますが、味を考えると踏み切れないのです。草をかき分ければ、そこには・・・。取り合えずは、証拠写真をご覧ください。

 過ぎたことは仕方ありません。これ以上伸びてしまわないうちに草刈りも急がなくては。
       昨年の実績 草刈り中の苗の刈り取り事件は、3件。
             犯人は私を含め、2名。
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 ご無沙汰してしまいました。
 ポンカンの発送が完了した後から、施肥、天然系農薬散布、剪定、植え付けなど、目の回るような忙しい時期がやってきて一ヶ月以上が経ちました。
 一雨ごとに雑草の伸びは加速し、草刈り作業が加わってきます。少し疲れを感じることもありますが、そんな時、励ましてくれるのがそれぞれの樹の薄緑の新芽や蕾です。レモンは四季咲きではありますが、流石に冬場は遠慮しているようだったのですが、四月の声を聴くころには一番手に名乗りを上げます。今は、冬越しレモンの隣に膨らんだ蕾が花開き、賑やかになりつつあります。
 新年度、慣れないことでお疲れの方々もいらっしゃると思います。この写真で少し深呼吸でもなさってください。

p.s.
 この場には相応しくないのかもしれませんが、先日、母が101年の生涯を閉じました。コメントで褒めていただいたことを伝えると、開墾時を思い出しながら目を細めたり、マルシェで出会った方々の話をするととても喜んでおりました。お馴染みさんに、「着せてあげて」とカーディガンをいただいたこともありました。住所も存じ上げない多くの方にお気遣いをいただきましたことを、この場を借りて御礼を申し上げます。ありがとうございました。
 
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 今シーズン三回目の青山マルシェになりました。天気にも恵まれて、人出も多く、会場は大賑わいで、おなじみになったお客さんたちとの話も弾み、時間がもっと欲しくなるほどでした。

 ぽんかんを求めて来店くださったお客さんが多かったのですが、意外、と言っていいのか、二週間前に買っていただいたレモンについての話です。「この前買ったレモンがおいしかった。全然味が違っていた。」とおっしゃり、今回もたくさん買ってくださった方がいらっしゃいました。そのあとも同様のことをおっしゃる方があり、私は、「?」。新鮮なほうがいいだろう、と思って、直前に収穫したものなので、減酸していないことがよかったのか?それとも・・・。
 酸の強弱はあるとは考えていたものの、レモンの味に違いがあるのだろうか?そう言えば、一年前にも、「このレモンはおいしいですか?」と問われたことがあり、「私には、すっぱいとしか感じられません。」と率直に申し上げたことを思い出しました。古い樹が数本あるものの、大半はまだ樹齢十年以下のレモンで、私は香酸柑橘との認識しか持っておらず、正直なところ、味には無関心でした。
 レモンは四季咲きですが、通常、9月から12月までに収穫し、貯蔵しながら販売されるものが大半です。温暖の地であることから、冬でも強い寒波がやってこない限り、樹上にならせたままにしているのですが、収穫時期による味の差にまでは注意を払っていませんでした。他の柑橘や新種のレモン『璃の香』などには収穫期に敏感になるのに、レモンを見縊っていて、安全であればいいのだと、その味にまでは思いが至っていなかったことを反省した次第です。

 マルシェには、「おいしい?」「おいしかった。」とのやりとりがあり、そこから学ぶことができるよい機会でもありますので、また小夏の時期に伺おうと思っています。

 収穫の多いマルシェでしたが、春の作業を急がないといけませんので、閉店後すぐに帰途につきました。もちろん、前回お世話になった『湾岸長島SA』へご挨拶して・・・今回は何も落とさずに。

  写真(2月4日)は、折角陳列してあるのに、気温上昇と日差しを遮るために(下段)タオルをかぶせて、隠してしまいました。

 「ぽんかんの味が落ちるっ~‼」   販売意欲はあるのですが・・・。
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