今日もお疲れ様です。山梨県南アルプス市はどんより曇りで時折青空が見える蒸し暑い1日でした。皆さまはどんな日曜日を過ごしたのでしょうか?
桃の初収穫を明日に控えました。
さくらんぼももちろん気持ちを入れて発送させていただきましたが、やはり、私は『桃』への思い入れはとても強いです。
まずは『日川白鳳』からスタートです。
早生種ではかなりおすすめの品種で、一昨年、昨年ととても味の良い仕上がりでした。今年はどうでしょうか。
山梨県内の桃生産者さんと話すと今年の日川白鳳は小玉傾向にあるようです。
当園でもわりとその傾向にあるかな?と感じています。どうか例年くらいの玉張りを期待したいです…
ちなみに当園の桃は『横開き』傾向にもあります。
『横開き』とは、桃が肥大するにつれ、『まんまる』状態を通り越すと『縫合線を軸に左右に膨らんで』いきます。
『核割れ』という、中の種が2つ存在し、肥大時に片方が割れてしまい、枝との接続部に針穴〜大きく空間が開いてしまう状態の果をさします。
この『核割れ』というものも『横開き』傾向にありますが、これは割りと早期の段階からなります。
市場出荷ではこれは『アウト』、つまり規格外となります。
もちろん当園では『贈答用』を目標なので、『核割れ品』は入れていません。
つまり、収穫のタイミングが『遅い』ということです。
と、語ってもなかなか文章では伝わりにくいですね。(笑)
ともあれ、夏の風物詩のひとつである『桃』を楽しんでいただけたら幸いです。
また、その後の品種も順番に生育しています。
『日川白鳳』の次の品種『みさか白鳳』、『夢みずき』も頬を赤らめてきました。
『夢みずき』は山梨県で開発された品種で、桃の早生種は割と『柔らかい』傾向にありますが、この夢みずきは『早生種でかため』の桃です。
切ると果肉はかわいらしく赤みを帯びていて、りんごでいうムーンルージュ?みたいな感じです。
今年から収穫量が増えそうですので、突然品種別商品で出品するかもしれません。
『7/1〜』の期間別商品にはこちらを使う予定でもあります。
世間一般では桃は桃。1年に1回食べるとしても、時期や産地が違うと品種も違うはず。
是非、『品種』を知っていただき、ご自身の好きな『桃の品種』を知ってほしいです。
そうすれば『今年の桃は水っぽいね』とか、『今年の桃はかたいね』といった、あえて言わせてもらいますが、『桃選びの失敗』を回避できるはず…(もちろん天候に左右されますから当たりハズレはあります)
基本的にはご注文いただいた順で発送していきますので、あとほんの少し、楽しみにお待ちくださいね。
(勝手にプレッシャー感じてます)
南アルプスこまの園
Lalala fruits garden
野田圭介