伏せ込み地の保守作業と鹿の食害対策
2024/07/15
5月末頃まで終えた椎茸原木の仕込み作業の次の作業は,1ヶ月程過ぎた梅雨の晴れ間での伏せ込み地の草刈り作業です.
伏せ込んだ椎茸原木は1ヶ月で草や笹竹に一面覆われて埋もれています.
椎茸菌がよく成長する環境は気温25℃~30℃と適度な水分(雨)です.それ以上の高温と多湿は椎茸菌を疲弊させ免疫力を弱らせ椎茸菌を餌食する菌類に侵食されます.結果として椎茸菌が死滅しホダ木(椎茸が生えるように成熟した木)になりません.
多湿を防ぎ,猛暑を凌げるように草や笹竹を刈り,伏せ込んでいる椎茸原木の通風を良くします.伏せ込み作業で椎茸原木に笠木(クヌギの枝)をかけるのは ①日影を作り,②雨が降れば濡れて椎茸原木に水分補給し,③天気になれば乾燥して蒸れるのを防ぎ,④笠木の隙間から風を通して熱を逃がすなどのためです.古来からのよく考えられた技法です.
草刈り作業は1週間ほどで終わりました.
伐採したクヌギの株から新しい芽がでて20年程で次回の仕込みができるように成長します。しかし,この新芽は鹿の好餌で対策しないと食べ尽くされてクヌギの林は失われます.伐採地の周りをネットで囲い(これが1番効果),脅しとしてピンクのテープで囲い夜間光を点灯させるなどして侵入を防ぎます.新芽の背丈が1.5メートルくらいになれば大丈夫なので見回りして対策を続けます.循環型農林業を維持したいと思います。
伏せ込んだ椎茸原木は1ヶ月で草や笹竹に一面覆われて埋もれています.
椎茸菌がよく成長する環境は気温25℃~30℃と適度な水分(雨)です.それ以上の高温と多湿は椎茸菌を疲弊させ免疫力を弱らせ椎茸菌を餌食する菌類に侵食されます.結果として椎茸菌が死滅しホダ木(椎茸が生えるように成熟した木)になりません.
多湿を防ぎ,猛暑を凌げるように草や笹竹を刈り,伏せ込んでいる椎茸原木の通風を良くします.伏せ込み作業で椎茸原木に笠木(クヌギの枝)をかけるのは ①日影を作り,②雨が降れば濡れて椎茸原木に水分補給し,③天気になれば乾燥して蒸れるのを防ぎ,④笠木の隙間から風を通して熱を逃がすなどのためです.古来からのよく考えられた技法です.
草刈り作業は1週間ほどで終わりました.
伐採したクヌギの株から新しい芽がでて20年程で次回の仕込みができるように成長します。しかし,この新芽は鹿の好餌で対策しないと食べ尽くされてクヌギの林は失われます.伐採地の周りをネットで囲い(これが1番効果),脅しとしてピンクのテープで囲い夜間光を点灯させるなどして侵入を防ぎます.新芽の背丈が1.5メートルくらいになれば大丈夫なので見回りして対策を続けます.循環型農林業を維持したいと思います。