丹波篠山 ひなたファームの投稿一覧

こんばんは、暖かかったり、急に寒かったりと冬と春が同時に介在する１月です。来週の寒波以降は早々と春になるような予報もあって、驚くばかりです。

今年も、驚愕の気温や気象になることを踏まえて準備をします。

さて、タイトルの通り黒豆仕事を開始しました。収穫後の黒豆畑は耕転して草や黒豆の木々を土中混和し、微生物に分解を依頼しておりました。今回は畑の底にある土と表層部にある土を転換するとともに、硬盤と言われる畑の底の硬い層を割りながら排水性や根張りしやすい畑にして行きます。

船の錨の様な農機具をトラクターで牽引しながら作業をするのですが、プラソイラという機材で６０センチほどの深さまで掘り返しながら畑の底を破砕して行きます。４０年程こう言った作業はされていない畑ばかりなので、土中微生物や堆積した成分も地表に出て来て、いい結果をもたらせてくれそうです。

この作業が終わると、資材を投入し更に準備を進めて行きます。

のんびりトラクターに乗って入ると睡魔が襲ってくるので、他の農家さんたちとわいわいガヤガヤとクラブハウスで話をしながら作業をしています。

今年の年明けからは長期予報でエルニーニョが予測されており、また夏季の高温予報が的中する年でした。

黒豆の栽培にとっても過湿と高温は厳しい結果につながる一因です。
異常気象が当たり前の昨今では、毎年同じような管理作業では満足な収穫には繋がらないことを痛感しております。

今年は過去に大打撃を受けた不作年と同格の気象であると仮定し、準備を進めてきました。

黒豆にとっての生育環境を観察し適宜管理作業を臨機応変に行いました、特に水不足であったこと、開花期での台風直撃は収穫をイメージできなくもなりましたが、毎年開発されるあらゆる生理障害に対応する資材や過去の作業記録もあって、収穫開始が遅れたものの、結果的に黒枝豆は豊作であった良い年となりました。

おかげさまで、過去最高のご注文を賜り、丹波黒枝豆が日本中にお届けできたこと、心より嬉しく、感謝以外の言葉はありません。

来年は今年の栽培記録、収穫率など全てのデータと過去気象記録と照らし合わせ、作業形態と準備を進めて参ります。来年は黒豆圃場が増えるので、ますます多くの方にタイムリーにお届けできるよう精進致します。

お届け後多くのお褒めのお言葉をいただき、有頂天になりそうでしたが、皆様のおかげで畑に向かえていること、パワーの源はそのありがたいお言葉が源泉であることから、更に謙虚に、研究と観察と考察を行動に移して参る所存です。

本年は誠にありがとうございました。引き続き来年もどうぞご贔屓によろしくお願い申し上げます。

良い年をお迎えくださいませ。

　　　　　　　　　　丹波篠山ひなたファーム　代表　杉尾行紀

　６月中頃に播種しました黒豆は猪やカラス、鳩の襲撃で一旦制圧をされましたが、気にせず再度種まきをしまして、若干の遅れを見せながらも元気に育っております。

　数年前の不作の時期のデータを引っ張り出して来まして、今年の予想される『エルニーニョ』での栽培に対して毛が抜けるほど、熱が出るほど悩んで、検討をしましたが、お母ちゃんの心と同じでなかなか読めないものです笑

ジメジメの梅雨らしい時期ですが、頂きすぎな程雨水を吸って日に日に黒豆は生育しています。もう少しして晴れ間を見ながら追肥と中耕作業に入ります。中耕作業をすることで、根元に酸素が供給され肥料を吸収しながら更に生育速度が加速します。　昨年はかなりしっかり中耕作業をしてしまったので、かなり大きな株に育ってしまい、収穫が大変だったことも改善点です。

今年の栽培には新たにおいしくなる成分がより多く追加されておりますので１０月の丹波黒枝豆！ご期待くださいませ！
秘密にしたいそのおいしくなる成分ですが！毎朝の見回り時の私の愛の囁きが美味しい成分となるはずです（エビデンスはございません😅）

長々失礼致しました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　つづく・・