当農園のオーガニック緑茶“火乃國緑・別作・三代目寿一郎”は、出荷前にひとひとつ火入れ加工してから出荷します!(^^)/
2020/09/30
タイトルですが、当農園で収穫される有機緑茶は、皆様へお送りするときひとひとつ大切に火入れ加工してから袋詰め行っております(^^)/
【↓火乃國緑茶シリーズ↓】
https://www.tabechoku.com/products/16904
ご存じの方はいらっしゃると思いますが、お茶はその性質と日本の流通の仕組み上、収穫から蒸し・揉捻・乾燥までを「粗茶」と呼び、ここまでが農産物として取り扱いがなされます。
この粗茶の状態で、様々な地域へ出荷されて、各ブランド地域で最終加工され〇〇茶として販売されていくことになります。この最終加工の時に行うのが「火入れ」と言われる緑茶の風味を上げておいしいお茶に仕上げるために高温焙煎する工程です。
今は、この長らく行われてきた流通の方法が、多くの消費者の方々に周知されてきている兼ね合いもあり、原産地と加工地を分けて記載している緑茶も多くなりました。
しかし、いまだ多くのお茶は未だこれまでの流通を踏襲して販売行われております。
この火入れ加工は、「仕上げ」とも言われ、日本ではこの「仕上げ」は重要な技術として行われてきました。
そして先述しました通り、農産物扱いである「粗茶」で流通する性格から、各地域で美味しいと言われるお茶などをセレクトする能力が必要となりました。これを「目利(めきき)」と言います。
ただ、当農園はにおきましては、
「単一圃場(トレーサビリティの絶対的信用性の確保)」
「未品種改良品の保全(過度な品種改良を行い自然体系を汚さない)」「オーガニック(有機で使用が許可されている農薬さえも使用しない)」「植物性原材料を使用した有機肥料(動物性原材料を使用しない)」
ほかにも大型の機械を導入しないことなど、メンバー皆で周知徹底して農園管理行っております。
単一圃場とはつまり他の農園からの茶葉受け入れを絶対的に行えないようにしていることから、どうしても「仕上げ」と「ブレンディング(様々な地域で収穫されるお茶を混ぜて味を作る)」のうち、仕上げだけで最終の味を追求しなければなりません。
ただでさえオーガニック緑茶は、慣行農業で作られた緑茶と比べ味が落ちると言われる中で、できるだけオーガニックでも美味しい緑茶をお客様へお届けするためには、火入れと袋詰めは、ご注文いただいてから都度行うことがベストと考え、「火入れ温度」「火入れ時間」を秒単位で調整しながら、天気とも相談しながら最終加工しております。
そんなわけで、実は販売されるロットごとに当農園の有機緑茶は、顔と味が違ってきます(微妙ですが笑)。そこもぜひ見つけていただけたらと思います(^^)/
これからも皆さんよろしくお願いいたします♬

藤迫茶農園
藤迫 智

この投稿をした生産者

熊本県 球磨郡相良村

藤迫茶農園

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