高木園の投稿一覧

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こんにちは
早番のコシヒカリの収穫がひと段落ついて、束の間の休息の高木です。
雨の庭を眺めながら昼からお酒、、というわけにはいきませんがゆっくしとした時間を堪能しております!笑

さて今回はタイトルの通り「オーブントースター」を使って綺麗にお餅を焼く方法とコツを簡単ではありますが解説したいと思います。

最初に敷き物ですが
・オーブントースター用シート
・一度クシャクシャにして広げたアルミホイル(家ではこれを愛用しています)
等を使用します。※プラスチック製の物は熱で溶ける可能性があります。

トースターの加熱設定は、変更が可能であれば「上部のみ加熱」にします。
ゆっくりと加熱したいので、温度調節があれば「小」を選択します。

餅表面の水分をキッチンペーパーでよくふき取り、敷き物と一緒にトースターに入れて加熱をスタートします。

☆ここからが大切な手順になります☆
綺麗な焼き目で形をそのままに焼く場合は
①トースターで70℃を超えないように加熱(15~20秒ほど)
②加熱を止めて、フタをあけて、うちわでパタパタあおいで庫内の水蒸気と熱気をさましてあげます(30秒ほど)※箸で餅の角度を変えて全体的に熱がいきわたるようにします。

この①、②の手順を繰り返すことで
表面のみ、カリカリに仕上がり(中はトロトロ)
形状崩壊を防ぐことができます。
お好みの焼き色になったら完成です!

◎ポイント
・餅が加熱されて乾燥し、表面に硬い層を作ります。
・しかし餅は内側からムクムクッと膨らんできます。
・膨らむ力は強く、表面の硬い層が割れて中身が飛び出してしまいます。
・割れを防ぐために、うちわでパタパタ冷まして、膨らみすぎないようにコントロールします。

言葉で説明するのはとても難しいので、今後動画で解説を入れながらご紹介したいと思います! 長文失礼いたしました(;'∀')
写真は実際にこの手順で私が焼いたものになります!
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 日本全国、お餅ファンの皆様こんにちは!
 先日スズメバチに刺された高木です。

 今回は、タイトルの通り「なぜ甘味のあるお餅になるのか」をテーマに
お話しできればとおもいます^^

 結論から言いますと
 「精米の歩合」
 「蒸かしのやり方」
 この2点です。
 今日はこの中の精米の歩合について詳しく話していきます。

 精米のやり方・・・
 一枚目の写真をご覧ください。
 左は精米歩合の微調節が可能な高木園の精米機で精米したもので
 右はコイン精米にて上白で精米したものになります。

 左の米粒、何か茶色いものが付いてますよね?
 これは「胚」と呼ばれるものです。
 精米の過程で基本的には除去されてしまうものなんですが
 高木園ではあえて、この胚が少し残るように精米をしています。

 胚の話に入る前に、お米について少し解説します。
 我々が普段見る米とは正式名称「胚乳」と呼ばれるデンプンの塊です。
 この胚乳は、お米が光合成能力を持たないまま、発芽という大仕事を成し
 遂げるための大量のエネルギーの貯蔵体なのです。
 しかし、デンプンはデンプンのままでは栄養源になりません。
 デンプンが分解されて『糖(甘味)』になったときエネルギーとして機能
 します。
 では、どうすればデンプンは分解されるのでしょう?

 ここで「胚」の話に戻ってきます。ざっくり話すと、
 胚は水分を検知するとアミラーゼという酵素を放出します。
 デンプンはこのアミラーゼと加水分解を起こし
 『糖化』つまり甘く変化します。
 (学術的に話すと「胚で合成される植物ホルモンジベレリンがアリューロン細胞に浸透し、αーアミラーゼを合成誘導及び活性させることによる分解作用) 
 
 (長話に終わりがみえてきました!(;'∀')あと少しです!)

 高木園では「胚の残ったもち米」を「一晩水に浸けて」から餅つきしています。このおかげで天然由来の甘みのあるお餅が作られているわけなんです!!
 
 この話は発芽玄米などとも関連性のある話です。機会があればお話しできればと思います(;'∀')

 高木園ではお餅のあんな情報やこんな情報を定期的に投稿しています。
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 長々と失礼いたしました、ご覧いただいた方ありがとうございました!
 
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この投稿をした生産者

静岡県 掛川市

高木園