能勢 田口農園

大阪府 豊能郡能勢町

能勢 田口農園

食べチョク登録:2022年10月

 当園は摂津と丹波の国境いに位置する能勢、その山奥の清らかな水、昼夜の寒暖差が大きい気候で農薬をほとんど使わずに、有機肥料で、“安全・安心に毎日口に入れられる美味しい食材を!”をモットーに、お米(能勢天神米)、栗(能勢発祥の“銀寄”、その他の“能勢栗”)、黒豆(能勢黒枝豆)、野菜などを育てている小さな農園です。
 米価高騰の時勢ではありますが、“特別なお米”を値上げせずに、より良いお米を作るために奮闘しております。

生産者のこだわり

生産者のこだわり

“安全・安心に毎日口に入れられる美味しい食材を!”

 食材の中でもお米は毎日食べるもの、そして“私たちのいのちを育むもの”ですから、当園では見た目が綺麗なお米よりも安全・安心なお米作りのために栽培期間中は無肥料栽培(秋の収穫後に稲藁と籾殻、米糠、鶏糞等の有機肥料だけで土作り)と少農薬で育てています。

 「少農薬」とは、殺菌剤、殺虫剤等を全く使わずに、田植え直後に水田用初期除草剤(土壌処理剤。これは稲が大きくなるまでの間に発生するヒエなどの水田雑草の出芽を抑える薬です。)を唯一一回だけ散布してほぼ無農薬に近い栽培です。
 種籾(もみ)は殺菌剤を使わずに温湯で消毒し、井戸水でゆっくりと吸水させて催芽させ、手蒔きで播種しています。
 またウンカ、カメムシなどの害虫対策にも殺虫剤は一切使っておりません。

 色彩選別機を使ってお米に害虫が食べた黒い痕等があるお米は除いています。しかし、残っている場合があるかもしれませんがどうかご容赦ください。食べても全く無害です。完全に真っ白なお米を作るには殺虫剤を使うしかないので、殺虫剤を使っていない証しとご理解ください。

 精米に際しては、栄養価が高く甘味を感じる胚芽や糠層を少し残すよう控えめに精米していますので、真っ白ではなく、やや黄味がかっています。
 このお米は大粒で、しかも皮が薄くて精米の際に割れやすいので砕米も混じります。それでもこの大粒のお米の特徴を味わっていただきたいので手で篩(ふるい)を掛けてそれを除く作業をしています。

 当園のお米と栗と黒豆、西瓜、トマト、馬鈴薯は“大阪府エコ農産物「大阪産(もん)」”に認証されています。

生産者のこだわり

お米の種籾は(株)龍の瞳から「いのちの壱」純正種籾を購入しています。

 当園一帯は能勢の中でも昔から一番美味しいお米が穫れる地域とされ、古くから天満宮が祀られていることから「能勢の天神米」と呼ばれて来ました。江戸時代にはこの天神米を「御用米」として京都の二条城まで運んで納めていました。「能勢の天神米」は歴史的ブランドなのです。
 
 当園で栽培している主なお米は「いのちの壱」という品種です。2000年に今井隆さんが岐阜県下呂市でコシヒカリの田んぼの中から発見した大粒の突然変異種を「いのちの壱」と命名し商品名「龍の瞳」として流通しているお米は、数々のコンテストでグランプリを獲得し2023年時点では最高級ブランド米の一つとして日本全国に知られています。大きくて(コシヒカリの1.5倍の大きさ)甘くて粘りがあり、良い香りの最高に美味しいお米です。当園のお米の種籾は、この(株)龍の瞳から純正種籾を購入しています。
〈 参考: http://inochinoichi.jp/ 〉

 当園では、このお米作りに適した土地で、現在、数ある品種の中で最も美味しいお米の一つと言われる品種のこの“大粒”のお米を「能勢天神米“米王いのちの一粒”」と名付けて栽培しています。
 “米王”とは、味も良く大きさも大粒で、正に“お米の王様”を目指して〝一粒一粒に宿っているいのちを育む力をお届けしたいという願い〟からです。

生産者のこだわり

鮮度を大切にお届けします。

 お米は玄米のまま米専用冷蔵庫で13℃で保管しており、精米し、色彩選別機と篩にかけてお送りしています。

生産者のこだわり

和栗の代表品種“銀寄(ぎんよせ)”を苗木から栽培しています。

 和栗の最高品種“銀寄”は18世紀に能勢の地で生まれました。古くは隣接する丹波国亀岡で集荷され京都に出回ったので「丹波栗」と呼ばれましたが主産地は能勢でした。いわゆる丹波栗の品種の中でも古い歴史をもち、現在は全国で広く栽培されている唯一の品種です。
 果皮は光沢が強く、ずんぐりとした丸形でお尻が大きく外観が非常に美しい。果肉は淡黄色の粉質で甘味が多く香気があって、品質は正に“栗の王様”です。
 近年「能勢栗」のブランディングが進められてきた結果、道の駅能勢〝くりの郷〟にはシーズンになると“銀寄”や“能勢栗”を求めて遠来の客が国道に車列を連ねる状態です。

 栗の郷にある当園では、純粋な銀寄を苗木から育てています。その他の品種も栽培していますので、順次販売します。

 当園の栗栽培方法は殺虫剤や除草剤を使わず手間のかかる農薬不使用栽培、化学肥料を使わない化学肥料不使用栽培をしており、当園の栗は「大阪府エコ農産物/農薬・化学肥料不使用」の認証を受けています。

 当園では収穫後の化学薬品による燻蒸(くんじょう)をせず、すぐに氷温貯蔵しております。そのことで殺虫効果もあり、“氷温熟成”して糖度も上がります。氷温域(冷凍以上冷蔵以下。冷蔵に比べ3〜5倍の長い期間鮮度が保たれます)にさらされた食材は「凍るまい」として、細胞内にあるでんぷんやたんぱく質の分解を始めます。そして水溶性の糖やアミノ酸になり、うまみが増して一層おいしくなるのです。

 ※選別は念入りにしておりますが、それでも虫害果が混入することがございます。ご寛容にお願い致します。

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