中野圭の投稿一覧

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私が住み暮らしている岩手県大船渡では2月19日から複数回に渡って山林火災被害が発生しています。まず、うちは無事です。

けどたくさんの人が、いまだに避難生活が続き家が燃えたのかどうか、住めるのかどうか、会社はどうか、まだまだ被害の全容は明らかになっておらず、心が落ち着かない日々が続いています。

私も消防団として消火活動に従事し、これまで経験のない規模の火災と、命の危険を感じる恐怖も味わいました。守ろうと思ったけどそれでも火の周りが早く退避せざるをえず、建物や家屋にも燃え広がってしまい、悔しさしかありません。

漁業も大きな被害を受けています。養殖業が盛んなこの地域では、海に出られない期間放置状態となってしまっているホタテ、ワカメをはじめとして、今年の出荷が絶望的なもの、向こう2年・3年に渡って売り上げがたたないものもあり、火災の影響を直接的に受けているのが漁業です。

一歩ずつ漁業は再生させていかなければいけません。皆さんに買ってもらって、食べてもらって、いつかこのまちに来てもらって、それが一番の支えになり地域再生の原動力になります。

もちろんうちの商品じゃなくてもいいです、とにかく大船渡の海産物を買ってくれたら嬉しいし、買っていただけるようお願いしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いします🙇!
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ホタテ養殖について、自分への記録の意味も込めてつつ、伝えることもできればと思い書いときます!
【現状】
まずうちのホタテは「耳づり式養殖」といって、生後およそ1年はカゴの中で生育し、その後は1本のロープに160枚ずつホタテをぶら下げ(耳づり)て育てています。そしてホタテは大体4月から売り始め、翌年明けごろまで売っていきます。
1本あたり160枚ぶら下げたホタテが1年後の出荷時に何枚生きているのか、1枚あたりの重量(歩留まり)、市場価格、貝毒の状況、そもそも全体で何本のロープをぶら下げることができたか、ということが売上を決める要因となります。
これをまとめると
1.生存率
2.歩留まり
3.市場価格
4.貝毒
5.ロープ総量
が売上に影響を与えます。
1.生存率
生存率は、ロープに160枚ぶら下げてから、出荷の時には何枚生き残ってるか、ではかります。1本のロープから160枚のホタテが出荷できたら100%、80枚のホタテが出荷できたら50%です。2024シーズンは春から夏頃までは30%弱。夏以降は10%程まで落ち込み、11月以降は10%切ってました。夏には水温が一気に上がるのでその影響で死滅が進んだと考えられます。
2.歩留まり
1枚あたりの重量のことですが、2024シーズンは、サイズによってばらつきがありました。11cmサイズまでは軽い。めちゃくちゃ軽い。12cmを超えてくるサイズのホタテになると中身も重量感がある印象。12cmUPのホタテはなかなかなかったんですが・・。いずれにしろ例年よりホタテが軽い感じでした。
3.市場価格
めっちゃ高かった!特に年末シーズンは例年価格が上がっていきますが、間違いなく過去最高だったでしょう。もうホタテは残ってませんでしたが、高かったのは間違いない。
4.貝毒
今年の貝毒は今までと違う状況で、三陸の主に北部で猛威を振るいました。南部(うちは南部)は大きな被害はありませんでしたが、北の方々は本当に辛い1年を過ごしたと思います、これはまた別途。
5.ロープ総量
2024シーズン(2023耳づりしたやつ)はロープ総量は例年より多く、うちではこれまでで最も多かったんです。期待に胸を膨らませながら耳づりを終えたことを覚えています。
【課題】
こんな状況だったのですが、では2025シーズンはどうなるか。
1.生存率
2024から続き生存率がとにかく低すぎる。2024に続き現時点で生存率50%を切っており、本格出荷が始まる4月ごろにはこれがどこまで下がっているか・・
2.歩留まり
2025の歩留は今のところ悪くない感じ、中身は割と立派な印象。
3.市場価格
これがどうなるかは今後の動向次第ですが、他産地(主に北海道)から三陸市場にホタテが入ってきていることもあり、価格競争が生まれるようになると価格は下がっていくかもしれません。
4.貝毒
これがわかる人いたら誰か教えてください。まじでわからん。ここはもう貝毒が出ようが出まいが関係ない制度と環境を整備した方が早いと思っています。
5.ロープ総量
これが最も課題かも。過去最小量です。昨シーズンの1/3。昨年と同じように水揚げしても売上は1/3。死ぬ。これはどれだけホタテの採苗(ホタテの赤ちゃんを採ること)ができるか、どれだけ他産地から赤ちゃんを入手できるか、で決まります。要は全然とれなかったんです。
以上に加えてもう1個新たな問題が見えました。それがホタテのサイズに関すること。
すごい大雑把に言うとホタテを売れるのは基本的に殻長11cm以上という規格があります。ところが2024年4月、11cmに達するホタテがほとんどありませんでした。生育が遅かった。なので、貝毒のリスクはあるがもう少し出荷を遅らせながら様子見をして出荷タイミングをはかっていました。しかしその後水温が上昇する中で、生存率が低下し、ホタテが死んでいってしまったんです。
【今後】
今後やるべきことは山のようにあるのですが、全部列記すると長すぎて読んでもらえなくなるので(ここまで読んでる人はありがとうございます)、一つだけ。目下チャレンジするべきなのは最後にあげた「ホタテのサイズ」に関することです。多分11cmになる前に大体死んでしまう可能性があります。となると9cmとか10cmのホタテを売れる環境を作らなければいけません。しかも、一定の単価を維持しながら、です。ただでさえ総量の少ないホタテ、死ぬ前に食べてもらいたいんです。
【結論】
どうぞホタテを買ってください、食べてください、お願いします🙇!!!
ここに書ききれない要素やストーリーもたくさんあります。なぜ11cm以上なのか、水温上昇の要因とは何か、ホタテの赤ちゃんをとるためにはどうしたら良いのか、歩留まりをあげるためには、そもそもホタテをやめて・・・
三陸の環境変化や課題と漁師の奮闘を少しずつでも伝えていきたいと思います、これからもどうぞよろしくお願いします!!
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新鮮で美味しいホタテをお届けすることを使命としているので、たくさんのお客様から喜びの声をいただいております。
特に「鮮度」「美味しさ」「大きさ」「梱包の丁寧さ」について、多くの方から高評価をいただいておりますので、いくつかのお客様のコメントをご紹介させていただきます。

まず、お客様から届いたコメントで、ホタテの大きさに驚かれた方が多くいらっしゃいました。
「見たことない大きさのホタテが届きました。食べるのが楽しみです😊」
「思っていたよりも大粒でびっくりしました!」
「その大きさだけでなく、肉厚な貝柱が、お刺身にした際の満足感をさらに引き立てます。」
「肉厚なのでホタテ食べてます感がすごくて、美味しかったです!」

ホタテの鮮度や美味しさについても多くの喜びの声がありました。
「殻も身も大変はずしやすくてお醤油を垂らしてジュワジュワの様子を見るだけで幸せ気分\(^o^)/口に入れた時の高揚感!」
「肉厚貝柱、焼いた時のホタテの甘み、最高です👍」

さらに、梱包についての丁寧さも多くのお客様から感謝の言葉をいただいています。
「綺麗に梱包されていて感謝です。軍手にヘラも入っていました。心遣いが嬉しいです。」
「ホタテが届きました。貝殻から身を外すヘラと軍手も付いていて助かりました。」

ご家族やお友達と一緒に楽しむ方も多くいらっしゃいます。網焼きやバター醤油焼きなど、多彩な調理方法でホタテを楽しんでいただいています。
「バーベキュー(^o^)網焼きで頂きました!訳ありとは思えないほどの大粒なホタテでびっくり‼️」
「次の日はバター醤油焼きにして食べたいと思ってます。軽く焼いたホタテもまた絶品だろうと楽しみにしています!」

このように、中野えびす丸のホタテはその鮮度、味、大きさ、そして丁寧な梱包で多くの方に喜んでいただいております。
今後も皆様に感動をお届けできるよう、引き続き最高のホタテをご提供いたします。
ぜひ、ご注文をお待ちしております!

また食べたくなる味、そして大満足のボリュームをぜひ一度ご体験ください!
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