アペリティフの表面のかびについて
表面にびっしりと生えたかびは、熟成庫内に1年以上前から住み付いているかびで、食べても問題ありません。笑)
私達は、1998年創業のチーズマーケットを経営し、この20年間で通算80回以上渡航し、ヨーロッパのあらゆるチーズを見聞きし、また輸入し、フランス語とイタリア語を習得して、現地の生産者を訪ねたり、チーズ製造の実習をし、各地方のマルシェに赴き、小さない生産者やランジス市場のチーズ商から様々な疑問に対する情報を直接得てきました。
純な日本人の私達も初めは、このチーズ大丈夫かなぁ?・・・って疑っていましたが、そういうチーズを買って食べると、国産のチーズとは全く違う食べたことのない味に衝撃を受けたものでした。
私達のチーズの中で、ペコリノイシカリーノとこのアペリティフは、熟成庫内の環境に調和した時だけに生まれる美味しさが詰まっています。
私達には、自分達のチーズが世界的にもどのレベルかが痛いほど分かるのです。このチーズは、かなりイケてます。笑)
チーズこそ最も「多様性」のある食べ物だと私達は考えています。
8月27日 石狩ひつじ牧場 山本 知史