石狩ひつじ牧場（北海道）　の投稿一覧

今日から札幌東急デパートの催事で、「石狩ひつじ牧場」のチーズを販売しています。月曜日まで１０時から１９時の９時間！　とても疲れますが、年に一度で、楽しみにしてくれる人たちもいらっしゃるので、やっています。
３度目ですが、今回からは、石狩ひつじブルーも加わり、予想通り「断トツ一位」の売り上げでした。
月曜日までは、ほぼデパートに居るので、返信が遅くなりますが、ご了承ください。
あー腹減った――。笑）

　１月２０日　石狩ひつじ牧場　山本 知史

日進月歩！？の羊乳チーズ作りが「チーズマーケット工房）」で進行しています。
考える　⇒　実験する　⇒　結果を検証　⇒　考察する　⇒　修正して実験　⇒　成功。
このサイクルでここまでのクオリティが実現しました。

おいしいヨーロッパ産のチーズが輸入できない、値段が上がっていると嘆いても仕方ないので、何でも作れる自分に変えて行かないと。

そして、昨日偶然のチャンスが生まれました！
ハードチーズを作る目的で、カードを加工していたのですが、カード同士が全然くっつかなくて、一つの塊りにならなくて困っていました！！！！
「まてよ、このパサパサ具合、ハードチーズにはならないけど、逆にカードとカードがくっつかなくて、その間に空間が出来るってことは、ブルーチーズに最高のカードなんじゃないか。」、と。

そして、先ほどそれを型枠から外したら、見事にたくさんの穴が表面にありました。この穴は、のちに青かびが生えておいしいチーズになる予感が強くしました。

私は、信じる宗教を持っていませんが、漠然と神はいると信じています。私達の行動を天からご覧になっていらして、頑張った人には、その頭の天辺に赤い糸をつけて、するすると上に引っ張り上げてくれていると感じています。笑）

残り少ない人生、チーズに捧げます。
７０才まで生きて、残り１０年。　８０歳まで生きてもあと２０年しかありません。汗）

１月１９日　石狩ひつじ牧場　山本 知史

左の写真を見ると母親とその双子に見えますが、草を食べる茶色い女の子は、養女です。
　以前、ご紹介したストーブの前にいた女の子です。生まれてすぐに母親から拒絶され、このままでは死んでしまうと思い、家に連れ帰って１週間ずっと美奈子店長が、哺乳をしてくれました。１．７ｋｇの次男は間もなく死亡。天涯孤独でした。

生後８日目に、写真の別の母さんが、右の白い女の子を産んだ時、その羊水を鍋に取り、ストーブで温めてから、この子の体じゅうに塗ったところ、実の子だと勘違いして、ぺろぺろ舐め始め、受け入れました。喜）
今では、実の母親の横を通ってもお互い知らん顔。すっかり、新しいお母ちゃんの子になりました。

この子が２０才になって、「お前は実の子じゃない」って人間界みたいな場面は、ひつじには無いので、ほっとしています。いい経験になりました。

３年前から毎年１月に、地元北海道の札幌東急百貨店の催事に出ています。今年は、１０日からｗｅｂでも紹介してい頂いていおりますが、何と羊乳のチーズである私達のセットが、一位になっている模様です。

ひつじが牛を超える日も近いのか？・・・笑）

私達の取組はとても小さいですが、ゼロではないと常に自分達に言い聞かせて、さらにおいしいチーズを作って参ります。

１月１７日　石狩ひつじ牧場（チーズマーケット工房）　山本 知史

今朝の石狩地方は、今まで経験したことが無いほどのすごい嵐が来ました！大雪で牧場のゲートが全く開かない、横殴りの強風が吹く中の仕事でした。
都会の文化的な生活では考えられないほどの困難が、もれなく付いてくるのが農業です。泣いても仕方ないので、笑うしかない・・・・です。

　そんな中でも命のバトンは確実に行われていて、当牧場で女子のトップに君臨していたみゆきさんの子供が双子の女の子を産んでくれました。
大雪ですが、気温は＋１℃なのが幸いでした。しかも、飼育係がいる日中だったので、助かりました。仔羊をみると沈んだ気持ちが晴れます。がんばります。

１月１２日　石狩ひつじ牧場　山本 知史