皆様、いつもありがとうございます。今回は昨日のサツマイモの収穫で感じたことを紹介させていただきます。ふれあい農園のサツマイモは全て無農薬で栽培していますので、収穫してみると虫にかじられていたり、穴を開けられたりしていることがありますが、今回はネズミ?か何かに、芋の頭をかじられているものをポツポツ見かけました。そのようなサツマイモを見ると、全てに共通していることを発見しました。それは「全て、新しい芽を出している(写真)」ことです。サツマイモという植物は、夏に葉を茂らせ、秋になると、葉で作った養分を根に蓄えます。寒さで葉や蔓(つる)などの地上部は枯れてしまいますが、土の中のサツマイモは、じっと寒さに耐え、春が来た時に、蓄えていた養分を利用し芽を出します。では、「なぜ、頭をかじられたサツマイモは芽を出したのか?」私は、「生命の危機を感じた」からではないかと想像します。本来なら根に養分をせっせと運んでいる時期ですが、このままではダメだ!すぐに芽を出して生き延びよう!そう判断し、芽を出したのではないかと思います。改めて、私たちは大切で貴重な生命をいただいているのだと感じました。だからこそ私たち生産者は、作物を生き生きと育て、もっている能力(味など)を引き出し、収穫できることへの感謝を忘れてはいけない。そして、収穫できた野菜を丁寧に扱い、そのままの形で消費者の方にお届けしたいと、改めて感じました。
長文になりましたが、これからも皆様に喜んで頂けるよう頑張りますので、今後とも、ふれあい農園をよろしくお願いいたします。