アリアケスイサンの投稿一覧

『婦人画報』5月号のお取り寄せ特集にて、料理家細川亜衣さんのおすすめとしてアリアケスイサンの『紫彩』と『藻紙』をご紹介いただきました。
細川さん、いつもありがとうございます！

昨日、今年度最後の海苔乾燥が終わりました。
最後の海苔乾燥はばら干し海苔に。
いいばら干しが出来あがりました。
ちなみに、このばら干しは初摘み限定の『紫彩』とは違い、業務用として『紫彩』の名を冠せずに旅立っていきます。
明日には海の後片付けも終わる予定です。
海苔生産を終え、日々海の後片付けが進むと日に日にほっとしていきますが、同時に寂しさも感じます。
先日、下の子の卒園式でした。
そして来月には新一年生。
有明海の海苔漁の終わりは卒業と入学の時期と重なっているから、余計嬉しさと寂しさが入り混じった気持ちになるのかも。
海仕事の総仕上げ、支柱抜きは来月8日からです。

一昨日に全漁場の海苔網の撤去が終わりました。
海苔摘みも海苔乾燥も一旦終了。
ほっとしました。
後は漁場の後片付けをぼちぼちやるくらい。
これから夜もゆっくり眠れる日が続きます。
そして本日、再冷と呼ばれる冷凍網を60枚漁場に張りました。
再冷というのは、12月に数回摘んだ秋芽網（一期作目）を冷凍保存したものです。
いわゆる、海苔網の再利用です。
この時期に空いた漁場に予備の海苔網や再冷を張ることを三期作といいます。
三期作は漁期を終える前の最後の足掻きというか、おまけみたいなもので、みんながやるわけではなくやらない人もいます。
一部の漁場だけで行い、1〜2回収穫して終わりです。
最後のお楽しみです。
たぶん、今月26、27日あたりに1回摘んで今年度の海苔摘みを終える予定です。

昨日から海苔網の撤去を始めました。
海の栄養が減り、栄養不足になって色が褪せた海苔。
色落ちと呼ばれるこの状態の海苔を製品化しても単価が安いし、下手をすると買ってもらえません。
そのため、色落ちが始まるとタイミングを見て海苔を根こそぎ刈り取り、生産を終了します。
毎年この時期には色落ちだけでなく海苔の老化もすすみ、もう寿命間近で漁期終わりかけ。
アリアケスイサンでは、状態が悪い漁場から海苔網を順次撤去し、今月上旬中に全ての漁場の3分の2を片付ける予定です。
というか、今期は全国的に海の栄養がなくて大不作になりそうな年なのに、例年通りに生産できたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
海の恵みに感謝。
あ、皆様への販売用の海苔はちゃんと冷凍庫に保管していますのでご心配なく！