12/31(木)PM7:50
2020/12/31
こんばんは。昨日からの強風が残る1日の山梨県南アルプス市でした。あっという間の大晦日です。皆様はどんな1年をお過ごしだったでしょうか。

テレビを見ていても、ラジオを聞いていても、どこもかしこも新型コロナという言葉を1日に何十回も耳にする、そんな1年でしたね。

山梨県は年に比べて感染者数は少ないですが、それでも身近にまで感染が近づいています。

都市部の方々にはもっともっと身近な、中には感染した方もいるかもしれませんね。

これからもしばらくは消えることのないウイルスでしょうから、重症化しないよう対策する、付き合っていくものとして、共生していくのでしょうね。

なんて専門家のようなことは言わないでいましょうね。

家族経営の果樹農家として、初めて今年から食べチョクさんに登録してネット販売を始めました。

これまでは直接の注文の直売と、JA出荷の2本柱での販売でしたので、かなりの緊張と困惑もありましたが、お客様に育てられたような気がします。

恥ずかしながら、さくらんぼで1件、桃で1件、ぶどうで2件の配送によるトラブルがありました。来年は配送トラブル0を目指します。

果物を通じて様々なお客様とご縁ができ、到着のご連絡をいただき、レビューをいただき、時には褒めていただき、時には課題をいただき、本当に実りある1年でした。

自分が作った果物を、直接ご感想をもらえることは本当にやりがいに繋がります。もっと大きなものを、もっと味わいのあるものを、もっと喜んでもらえるものを…

いつも言っていますが、私たち農家が樹にとって、果実にとってできることはほんの僅かです。花を咲かせる、着果させる、実を肥大させる…その工程で、私たち農家が手を加えるタイミングだけで、本当にいろんなものになりうるものです。ほんの僅かなその作業でよくも悪くもなるんです。

天候にも左右されます。もうだいぶ前になりますが、私が中学生の頃から好きなユニコーンというバンドが再結成し、その1発目の曲で『文明が進化しても台風ひとつ止められない』と歌詞にもある通り、自然の前に人間の力は本当に無力です。

山梨の違う地域の仲間でも雹にやられたり、県外の仲間でも水害にやられたり…もちろん自園でもしかりですが、それでも樹にとってなにかしてあげられることはないか、それが農家なのかなとも思います。

そして、どんだけ苦労しても、食べてくれる人々がいないと成り立たない職業でもあります。

果物は野菜と違い、日常で取り入れるべきものではないかもしれませんが、野菜にはない味わい、風味、何より1年に1度しか収穫できないものだからこそ、人生に彩りを添えるものだと信じています。そう再認識させてもらえる方々がこちらの食べチョクのお客様にもたくさんいらっしゃいました。

来年も楽しく、明るく、前向きに農作業に励み、今年お使いいただいた方々、来年新しく出会うであろう方々と『食』を通じて繋がれたら…と願っています。

1年の最後に食べチョクアワードなるもので、果樹部門で25位という名誉までいただきました。ご注文いただいた皆様には本当に感謝しかありません。

また来年、元気に収穫期を迎えられるよう、まずは管理作業にあたります。ブログも出来るだけ作業の様子を載せていきますので、お時間のある時にでもこっそり覗いていただけると幸いです。

皆様におかれましても、来年また元気にご注文いただけますよう(笑)、ご自愛ください。

2020年、ありがとうございました。

南アルプスこまの園
野田圭介

この投稿をした生産者

山梨県 南アルプス市

南アルプスこまの園

気になる投稿

2024/12/20
2024/12/20(金)18:35
2024/12/18
2024/12/18(水)8:15
2024/12/15
2024/12/15(日)17:35
2024/12/11
2024/12/11〜おしらせ〜
一覧に戻る