2022/04/09
毎年冬が明けたら、
米作りが始まる前に必ずやること。
それは、
『森の用水点検』です。
土遊野の棚田のてっぺんから森に入り 10 ㎞、
くねくね曲がりながら、5 つの手掘りのトンネルがあり、
2 級河川の源流から水を引いています。
最初に歩いた時、驚きと感動と敬意の気持ちで溢れかえったのを覚えています。
ここで生き抜くため、棚田で食糧を生産し、安定した水を確保するため、山を越えて水を引いてこようと考え、それを完遂した先人達がいた。
なんと心と身体の逞しい私たちの先祖。
日本とはこういう人によって拓かれてきたのだろう。
里山とは、まだ平野が治水されておらず人の住めない場所だったころ、森と共に生きていたころに拓かれた場所だ。
今では生産性の低い条件不利地と仕分けされてしまう。
でも、ここには、生産性だけではない、現代人にとって思い出すべき生きる知恵と努力の結晶が残っていると、私は思っています。
米作りが始まる前に必ずやること。
それは、
『森の用水点検』です。
土遊野の棚田のてっぺんから森に入り 10 ㎞、
くねくね曲がりながら、5 つの手掘りのトンネルがあり、
2 級河川の源流から水を引いています。
最初に歩いた時、驚きと感動と敬意の気持ちで溢れかえったのを覚えています。
ここで生き抜くため、棚田で食糧を生産し、安定した水を確保するため、山を越えて水を引いてこようと考え、それを完遂した先人達がいた。
なんと心と身体の逞しい私たちの先祖。
日本とはこういう人によって拓かれてきたのだろう。
里山とは、まだ平野が治水されておらず人の住めない場所だったころ、森と共に生きていたころに拓かれた場所だ。
今では生産性の低い条件不利地と仕分けされてしまう。
でも、ここには、生産性だけではない、現代人にとって思い出すべき生きる知恵と努力の結晶が残っていると、私は思っています。