岐阜県中津川市坂本地区の赤土育った、飛騨・美濃伝統野菜の「菊ごぼう」です。
栽培に手が掛かるため生産農家は残り数軒となってしまい、絶滅が危惧されています。
1862年にお隣の恵那市の山中で発見され、現在は恵那山麓地域(恵那市・中津川市)で育ったものだけが名乗ることができます。他の産地では「山ごぼう」と呼ばれています。
名前の由来は、切り口が菊の花のような模様になっていること。
"ごぼう"とついてはいますが、ごぼうのような見た目なだけで、所謂牛蒡とは別物です。
よくある雑草のアザミの一種で、花はピンク色。葉っぱが霜にあたり、枯れてからその根っこだけを食します。生食や漬物が一般的で、火を通しても香りと食感は残ります。
冬に寒く、凍てる地域だからこそのものなのですが、近年の温暖化で栽培が難しくなっている上、非常に背丈の低い作物なので高齢化の中で担い手が減っています。
かつて栽培していた祖父母に習うことのできる私たちがやらなければ!と奮闘して、3年連続大失敗して4年目でやっと収穫することができました。(めちゃくちゃ嬉しい!)
「地域の食文化を守るため、これからも頑張ります!」
とかいっちゃうけど嫁に来た私が初めて食べた時にその旨さが衝撃的だったのでいっぱい食べたくて作りました。
香りと歯応えの良い野菜です。苦手でない方はぜひお試しください◎
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きくごぼうの取扱説明書
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【洗い方】
皮も風味が乗って美味しいです◎
牛蒡みたいにゴシゴシしないで、流水(温水可)で手のひらでさするように土を落としてから調理してみてください。
【保存方法】
水分が抜けてしまうとガサガサして美味しくありません。
新聞紙に包んで冷蔵庫やチルド室へ入れ、なるべく早く消費してください。
味噌漬けや醤油漬けはいつまででも美味しく食べられますので、食べきれない分は漬けてしまうのがオススメです。
【オススメの食べ方】
・味噌漬け
丸ごと切らずに漬けると食感が残って美味しいです。
浅漬けでもじっくり漬けても。
・醤油漬け
太さ5mm以下ぐらいの細いものは食べやすい大きさにブツ切りし、それ以上の太いものは斜めにスライスしてできるだけ薄く切ります。
スライスしたものは醤油をかけただけでも美味しくお召し上がりいただけますし、一晩漬けておけば充分に漬かります。
白いご飯に乗せて食べれば天国!
・味噌汁
山菜のようなものなので、香りは強めです。
生で食べてみて苦手だな〜と思ったらぜひお味噌汁にしてみてください!
火を通しても香りも食感も残ります。
・すきやき
当地域ではお正月にすき焼きの具材として食べる風習があります。
斜めに削ぎ切りにして(ごぼうのきんぴらのようなイメージ)端っこに添えると香りもよく甘辛い好き焼きタレがまた食欲をそそります◎
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発送について
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天候不順等によりご注文から発送まで、お時間がかかることがあります。
収穫したての瑞々しい子をお召し上がりいただきたいので、予めご了承ください。
特記事項へご希望日をご記入いただければ、できる限り対応させていただきます。(2-3受け取り可能日をご用意いただけると助かります)
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注意!
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こちらの商品は無選別品です。A品もB品も入ります。
風味や食感は規格品に遜色ありませんが、見た目が悪い場合があります。
太さも色々、又わかれしていたり、個性豊かな面々が届きます。
神経質な方にはオススメできません。
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