味 辛さにうまみを備えた生姜らしい生姜
栽培・生産のこだわり 有機農業歴40年の生姜農家が購入した有機肥料を使う従来の有機農法から一歩踏み込み、7年前から自然栽培の生姜に路線変換、田畑の長期的輪作、他の作物との混植、鶏の放し飼いなどを組み合わせて、生姜の生命力を引き出すことにこだわります。
農業は生産技術=栽培技術、貯蔵技術、販売技術の3つを極めたものが持続可能な農家になります。当農園は生姜の貯蔵技術でも群を抜きます。我が家の家訓としては「足跡が肥えになる」があります。とにかく畑にまめに足を運び、生姜と対話すること。いとおしい娘たちです。
産地の特徴 高知県は日本最大の生姜の産地、夏場の高温多湿と日射の強さは日本一の産地に相応しい生姜の適地です。
品種の特徴 土佐の大生姜などで市場を席巻してきた高知県で選抜された土佐一と言う品種を中心に栽培しています。
保存方法・生姜仕事 使い方によって貯蔵法を分けます。
1 すぐに使う場合・生姜を丸ごとを使いたい;冬場なら室温で、夏場なら冷暗所で、湿った紙や布などにくるんで保存してください。1カ月程度以内で消費してください。2 少し先で使う場合・おろしショウガ、みじん切り、千切り、スライスで使いたい;それぞれの状態にした生姜を使う単位毎にラップ包んでに小分けして、冷凍保存してください。使うときに解凍したり料理で直接使います。2週間程度以上先に使いたい場合。
3 長期で使う場合・みじん切り、千切り、スライス;切ったものを天日干しまたは陰干しで乾燥させて、乾燥材の入った入れ物に密封して保存してください。
4 長期で使う場合2・おろしショウガ、みじん切り、千切り、スライス、丸ごと;塩漬け、しょうゆ漬け、オリーブオイル漬け、麴漬け、味噌漬け等の貯蔵方法があります。
5 梅仕事と言う言葉がありますが、生姜仕事をしてください。100グラム単位でスーパーで生姜を買ってちょっと使って残りをダメにするのでなく、キロ単位で買って、生姜を受け取ったその日に、1~4を一挙にするのが生姜仕事です。
そのことによって、キロ当たりの生姜単価は慣行栽培の生姜を100グラム単位でスーパーで買うよりはるかにコスパがいいはずです。
食品ロスをなくして、生姜を丸ごとかつ100%お楽しみ下さい。
生姜は生物学的には地下茎と呼ばれる部分です。生姜は常に成長し続けていなければ死んでしまうと当農園は考えています。泳ぐのをやめたら死んでしまうマグロやカツオのようなものです。
生姜が生き続ける最低条件が
1 一定時間以上12°Cを下回らない温度 2 窒息しない酸素濃度
これができてない生姜は死んだ生姜ですから、すぐに腐り始めます。ですから、スーパーでも家庭でも他の野菜と同じ温度の冷蔵庫(0~5°C前後)に入れるのはNGです。そんな商品知識のないスーパーの野菜は買わないことです。
生姜が長持ちする条件が、
3 13-15°Cのどこかの温度一定で温度変化が無い又は極力少ない
4 湿度100%且つ、水没していない。
です。
これを保っていただければ当農園の生姜は生のまま2-3年は持ちます。
但し運送途中の温度変化等が無い場合です。
#冬季に購入のご注意
寒冷地にお住まいのお客様へ
保存方法にも書きましたが、生姜は12℃を下回る環境が一定時間を超えると、凍死します。通常の運送会社の配送方法では、冬季は最低気温が12℃を下回り、さらには氷点下になる場合があります。お客様の地域や運送経路、受け取り日時などによって、お客様が生姜を保管するまでに、その環境がどの程度継続するかは分かりません。
最悪の場合は、すでに生姜を受け取った時点で、生姜の形はしているのに、凍死状態の場合があることが考えられます。その場合、生姜は到着後1週間形を留め無い可能性があります。ですから、生姜仕事に沿って、できれば生の状態で生姜を保管する割合を最小限にしてください。
運送中に氷点下になることを避けるため、冬場はクール便の商品を用意しております。
しかし、クール便は約5℃であるため、生姜にとっては良い環境ではありません。単に氷点下になるのを防ぐだけの方法です。冬季、寒冷地のお客様は生の生姜の在庫はできるだけ少なくしてください。
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