奈良県立大学発表の新型コロナウイルスにいくつかの緑茶(ペットボトル飲料含む)が無害化効果があるという件について
2020/12/01
今日から12月です!(^^)/
私たちの農園のある熊本県人吉球磨地区は、7月4日に水害に遭い、そして1か月以上の長雨による茶葉摘み取り不可などなかなか大変な一年になりましたが、皆様からの温かいお心のおかげで頑張っていけております!
ありがとうございます♪

表題ですが、ちょっとと言いますか結構まじめなお話しですので、なかなか書かない内容ですが、一方向的情報により一般消費者の方がミスリードされることが考えられるので、以下の書き添えます。

※食べチョクの運営上、きっとURL貼り付けはできないので、皆さんでネット含め調べてみてください!スミマセン・・・

さて、先日、奈良県立大学の発表がメディアを賑わせていました。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、内容としては、「緑茶のいくつか(ペットボトル含む)が新型コロナウィルスを99%無害化する」といった内容です。
お茶については、とうの昔から風邪にはお茶とかお医者さんはお茶を飲みながら患者さんに対応しているから風邪ひかないとか色々と言われていることなので特に真新しいことでは無いのですが、ちょっとよくわからないのは、「効果がある緑茶とそうでない緑茶がある」という表記です。
しかもぺっとボトルのお茶も含まれているとか・・・。
ん~稚拙すぎて正直・・・・・といったところです。
新型コロナウイルスだけでなく、真菌や細菌が喉の粘膜に付着しているのを洗い流すには、ウガイをしっかりすれば事足ります(※お医者さんの中には、緑茶でウガイしてそのまま飲む方もいらっしゃるとか)。これは物理的事象です。特にお茶である必要はありません。それよりも一方向性からの情報(※この場合はあるお茶=新型コロナウイルスに効果あると思わせる情報)は、一般消費者へミスリードを促すことになり、もう一方もしくは他方の、実はもっと重要な情報を見えなくさせてしまいます。
例えば、日本の緑茶について言えば、農産物中でもっとも硝酸態窒素という化成肥料を使用する農産物です。
硝酸態窒素は体内に取り入れると亜硝酸態窒素(※硝酸態窒素が変異した成分)に代わり、血中のヘモグロビンと結合し各臓器へ送られ様々な疾患を起こすことがこれもずいぶん前から海外では一般的に知られていることです。
ヨーロッパをはじめ多くの国では、硝酸態窒素を農産物生産へ使用することはすでに厳格に規制されているのですが(※牛が食べるグラスにも大量に使用されていた過去があるため、使用が禁止されている国もあります)、こと日本についてはその情報さえ周知でないため、多くのみなさんはよく知りません。
「緑茶=新型コロナウィルスを99%無害化」
という情報は明らかにミスリードです。
ましてや、新型コロナウィルス自体がいまだ何なのか一般的にはよくわからない状況での発表は稚拙で性急です。
「牛乳はカルシウムたくさん=たくさん飲んで健康に!」
「お茶はカテキンたくさん=カテキンでがん予防」
当たり前に言われることですが、先述したように硝酸態窒素の危険性もしっかりと自分自身で見極めたうえで飲んだり食べたりすることが必要です(※オーガニックグラスを使用した牛乳が一部北海道産であるそうです)。
まさに今新型コロナウイルスのワクチン接種について、その副作用がどういったものかわからない中で、ワクチンを接種するかどうかのアンケートで日本で実に「7割近くの人たちが接種すると言われて」いるみたいですが、肌感覚では周りに接種すると言っている方は皆無です。
ただし、これまでの歴史でもそうですが、いつの間にか「ワクチン接種が当たり前」の世の中が形成され(※アンケートってどう作られて利用されるかということも知ること重要です)、半ば半強制的に摂取せざるを得ない状況になることにつながる危険性があります(※現在は強制的な摂取方向性がなくなりましたが、子宮頸がんワクチンなどがその例です)。
さて、話は戻しますが、「新型コロナウイルスをいくつかの緑茶飲料が99%無害化する」といった内容についてのコメントが多々散見されます。「どのペットボトル飲料か気になる」「特定されたら買い占めが発生するのでは!」といったものが多いです。こういったマジョリティに人は流されやすく、マスクの買い占め騒動にも似た事象に発展しかねません。そして、中間搾取して一儲けをたくらむ方々が横行していきます。
(これらを行う方々のことをレントシーカー(「レント=超過利潤、シーカー=追い求めるもの」という意味)と呼びます。実は必要ではないのに必要なものと思わせて利潤を一部の方々が最大限に享受するというものです)
ここは皆様には、冷静にちゃんと情報を理解し選択し対応してもらいたいと思っています。
新型コロナウィルス対策として有効なのは、私としては(※あくまで私見です)、「水(もしくはお湯)で、毎日ちゃんとウガイと手洗いすること」だと思います。
H₂O (水)は、私たちが生きる上で重要でなくてはならないものです。
実は「水」については、その効能含めすべてが解明されていないそうです。
ぜひウガイと手洗い徹底をこの冬は行っていただきたいと思います(^^)/
ちなみに、私の母は、有機緑茶(番茶クラスでOK)を煮出して、少量の塩(※化学反応で作られた「エン(※ほぼNaCl塩化ナトリウムです。マグネシウム・リンなど他のミネラルは含まれていません)」ではなく海塩や岩塩などミネラル豊富な自然なものが良いそうです)を入れてからウガイしています。昭和27年生まれの女性ですが、病気知らずで無茶苦茶元気です笑。
寝込んだところをこれまで見たことありませんので、少なからず良い要因にはなっているのかも?
追記
緑茶は昔から「万病の薬」と言われているそうです。
しかし、これはずいぶん昔のお話しだと思います。
その時代は、きっと硝酸態窒素などという、お茶の味を良くしたりする化学肥料は開発されていなかったことでしょう。
私も「緑茶自身」は健康に良い植物だと思っています。
救いなのは、オーガニック認証機関に確認したところ、「オーガニック茶生産者が増えてきている」という事です(※ただし、認証機関曰く「オーガニックにもピン・キリがある」とのこと・・・これは日本のJAS認証システムの弊害です。これについてはまた機会があるときに書きたいと思います)。
写真は、「ナルコユリ」という山草の根っこです。和漢方に使われるそうで、農園の近くに自生しています。

すごいですね💦論理的で分かりやすかったです。ネットや口コミなどは真実と嘘が混じってるから気を付けないといけないですね。政府も嘘を言うことがあるし気を付けないといけませんね💦ちゃんと自分で考えて調べて判断しないといけませんね💦コロナ禍の影で種苗法改正が通ってしまい、大変と思います。お体に気をつけてご自愛ください!応援してます‼

藤迫茶農園

梅 さま
コメントありがとうございます(^^)/
そうなんですよね・・・種苗法改正法案が今日も審議入りしていると思います。
(NHKでちゃんと放送しているかな??と見ましたら、とりあえずしてませんのでYoutubeなんかでLive確認ですね。追記:国会中継「種苗法改正案」農林水産委員会 2020年12月1日(火)でした)
種苗法改正につきましては、「開発者権益を守ることに繋がり、国外へ開発した種苗が流出するのを防ぐ」ことがメインだと政府は主導していますが・・・。
果たしてそうでしょうか?ってな話です。種苗法改正はいったい誰のためでしょう・・・。2018年に米モンサントが独のバイエルに買収されました。モンサント買収については、オーガニック先進国と言われるドイツ国内おいて議論されていることではありますが、バイエル自体がドイツに本社を置いてはいますが多国籍企業です。この買収劇には、バンクオブアメリカ・クレディスイス・JPモルガン・モルガンスタンレー・ロスチャイルドGと名だたる投資ファンドが関わっています。種苗法改正とそれら種苗メジャーとの関係はあるのかどうか・・・。モンサントは、ご存じの通り、除草剤ラウンドアップ耐性がある遺伝子組み換え作物を世界に普及させて多大な利益を得た企業です。ラウンドアップと耐性種苗どちらもモンサントがパテントを持っています(した?どっちかです)。
種苗法改正(改悪)を防ぎたい方々は、そういったこれまでの歴史上の事実に対しての懸念があるからです。ほかにも大きなフレームがあるのですが、私としては、今はどうにか種苗法改正案が廃案になってもらいたいです。新種苗開発者の方々も、自分たちが開発者としての権益を恒久的に守ってもらえると思って推進派に回ると後々・・・。
長くなりました!寒くなりました!梅さまもご自愛ください♪(^^)/

恐ろしい法案ですよね。種苗法はたしか国内法?で、改正(改悪)してもそのままでは海外への流出は阻止できるものではなくて、いまのままの種苗法で海外での品種登録すれば充分阻止できると聞きました。種子法廃案、種苗法改正で日本の農業を多国籍企業に売るつもりでしょうか💧政府から農業者への説明会で嘘をいってますもんね💧品種登録の数は少ないと言いながらサトウキビはほとんど登録されてたり、さつまいももたしかほとんど登録・・。米やむぎもたくさん登録されているはず。弁護士さんとかいれて話をしたほうがいいですよね💧海外でのモンサントなど多国籍企業と農家さんの訴訟問題とかも今回勉強するまでは知りませんでした。(たしか在来種に少し手を加えて品種登録し、風に乗って花粉が運ばれ作物ができて、多国籍企業の品種を作ったからお金を払えとか)私も種苗法改正廃案に、種子法復活を望みます❗安全な食べ物を手に入れるのが、食べるのがこんなにむずかしいなんて思いもしませんでした。悪い人や政府の好きにさせてはいけませんね‼長くなりました💦声をあげていきます‼

モンサントのラウンドアップはたしか枯草剤?で「ベトちゃんドクちゃん」のような赤ちゃんへの奇形など影響があったかと思います。モンサントかどこかの多国籍企業の農薬を使った農家さんが癌になり、訴訟を起こして勝訴したはず。ヨーロッパでオーガニックの流れがあるなか、モンサントや多国籍企業の行き先が日本にきてるのかとか。みんなが調べて考えて判断しないといけませんね💦「たねは誰のもの」とかみて勉強してます💦大変な状況かと思いますがお体に気をつけて!応援してます、

375

詳しい説明をありがとうございました。奈良県立医大の発表は、なぜ今の段階で発表したのか不思議でした。コロナ禍で少しでもグッドニュースをとの思いだったのか。希望と混乱は背中合わせ、群集を煽るような発表は困ります。
まだ試験管内の基礎研究なのに、『90%』とか『効果のあるお茶と無いお茶がある』とかのイメージだけが頭に残るような発表でした。藤迫さんが詳しく教えてくださり、納得です。さらに先日お茶の『旨味』を出すために肥料の窒素に規定がある、と聞いたときには目からウロコでした。
奈良県立医大から詳しい発表が続くのか注意していきます(ただ、これ以上の研究結果を出すには、本来かなり時間がかかるはずです)
トイレットペーパーの品切れ騒動の時には沖縄に住んでいたので、那覇では品切れなどなく困りませんでした。沖縄は物流が途絶えると死活問題なので、売る側の備蓄が多いのかな。でも、群集心理は怖いと思いました。私がパン作りに使うイーストはステイホームでいつもはパン作りしない人が買ったために品切れになりました。フランスから輸入しているからか、予想以上に長く品切れや品薄は続きました。物流は一度大きく狂うと元に戻すのが大変なんですね。群集心理を煽ったり、また鈍磨にされることも怖いなと思います。
塩はもともとNaClは使っていませんでしたが、沖縄に行ってから向こうの塩をあれこれ使っています。今は与那国の塩です。
一段と寒くなりましたので、くれぐれもご自愛くださいますよう🎵

藤迫茶農園

375 さま
コメントありがとうございます。
最後に書いていただけている「塩」ですが、よく高血圧の方がお医者さんから言われる「塩分は控えてください」は、「エン」を控えてくださいという事だと認識していますが、どうしても塩だと認識してしまいますよね多くの方々は。
先述しましたが、塩には多くのミネラルが含まれています。仮に塩を控えた場合、ミネラルを補給できないことになります。他の方法でミネラルを補給しなければなりませんね。
私の周りにも高血圧やγ-GTPが高い方が増えてきました笑
よく言うのは、お医者さんはみんな良い人だと思うけど、やっぱり自分自身でしっかり調べてから自分の責任において決定し実施することを進言します。
375さまもご自愛くださいね!♪

この投稿をした生産者

熊本県 球磨郡相良村

藤迫茶農園

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