

熊本県 阿蘇郡南阿蘇村
椛島農園
椛嶌剛士
疲れた時にしみじみ心身にしみわたるような米・卵・野菜、こどもを笑顔にするような米・卵・野菜をお届けしたいなあと思って農業を続けています。
国産飼料100%の餌を与えた平飼鶏の有精卵、世界最大級の阿蘇カルデラの湧水や地下水で育てた無農薬無化学肥料のお米や野菜をもしよかったらご賞味ください。
生産者のこだわり

こだわりの国産100%の材料で自家配合した餌を与えている、平飼い鶏の、レモン色の有精卵。
鶏は、広い鶏舎の中を自由に動き回れる平飼いで飼っています。雄も一緒に飼っている、有精卵です。オスと一緒に飼うことで、メスの群れがなぜか穏やかになり、ストレスが少なくなります。餌は、熊本の小麦、米、米ぬか、鹿児島や熊本産のかつお節やサバやイワシ節、長崎産の塩、広島さんの牡蠣殻を自家配合しています。国産100%の餌です。抗生剤などは与えていません。ビタミンミネラル豊富な卵を産んでくれるようにと、自家製無農薬野菜や、田畑の畦草をあげています。

世界有数の大きさの阿蘇カルデラの恵み。山の「飲めるほどにきれいな水」と標高400mの寒暖差が育てるおいしいお米です。
当農園が位置するのは、世界有数の規模を誇る、阿蘇カルデラの中です。カルデラの南の、南阿蘇村。とっても風光明媚なところです。国立公園の中で暮らして、農業をしています。
カルデラ地形の恵みで、村内にはあちこちで水が湧き出しています。村内の米農家さんは、湧き水が通る水路や、井戸を掘って「飲めるほどにきれいな水」を使って米作りをしています。当農園の田んぼもそうしています。なんと贅沢なお米づくりなんだろう、と感謝感謝です。
また、400mという標高差から生じる寒暖差があるのも食味にプラスになっているようです。お米が熟す時期に夜の気温が高いと、せっかく日中作ったデンプンを、夜の呼吸で米自身が消費してしまうのです。
無農薬・無化学肥料栽培です。肥料はなるべく入れずに、当農園のこだわりの餌を食べた鶏のふんともみ殻を混ぜて発酵させたたい肥を適量入れて栽培しております。食味を重視した栽培を心がけています。

いろいろ育てている「百姓」だからこそ。3年2作で、微生物の力でゆっくり育てた野菜たち。「農家の家庭菜園のおすそ分け」的なセットを、お米や卵と一緒にお詰めしてお届けすることで、送料が割安となります。
野菜作りもしています。「循環」を大事にして、緑肥をメインにして土づくりをしています。「3年2作」をモットーに、2回野菜を育てたら、1回緑肥をまいて、育ったらアミノ酸の元となる有機物と一緒に土にすきこみます。その時に、空気中の二酸化炭素が緑肥の体から、微生物の体への変化(循環)します。いい微生物がいっぱいの土は、病気の菌にとっては居心地の悪い場所となり、野菜がよく育ちます。その微生物の体自体が肥料となり、野菜に直接効かせる肥料をあまり与えなくても野菜がよく育ちます。
緑肥と一緒に微生物に与える有機物は、こだわりの餌を食べて育てた鶏のふんともみ殻を混ぜて完熟発酵させた鶏糞たい肥や、阿蘇の大草原のカヤを入れて作ってある牛糞野草たい肥などの厳選したものです。
そのようにして「安心、安全、おいしい」野菜をお届けできるように励んでおります。野菜セットは、秋冬の間をメインに限られた時期にしかお届けできませんが、お届けできる時には「お米や卵と一緒に」お詰めしてお届けすることで、箱全体のボリュームの割には送料がお安くなります。「うちはたくさん食べます」というご家庭に満足していただけると思います。
詳細情報
経歴・沿革
もう20年以上前の話になりますが…、大学卒業後、アルバイト暮らしをしながら自由な時間を作り、長期の山旅や冬山登山をする、という生活で数年間を過ごしました。
雪山や高山に登る中で感じたものが今でも自分の宝です。自分も自然も一部であるという感覚や、自然の中でもがいている時に感じている「生きている実感」。
その延長で、自然の中で体を使って生きていくような仕事や暮らしに憧れるようになりました。
ちょうどそのころ、「9・11」もあって、どこかのだれかの何かを奪わないシンプルな暮らしがしたい、と憧れるようになりました。
たまたまのきっかけで有機農業に出会い、いろいろな農場で居候をしたり、栃木の農家さんのもとで研修を受けたり…。いろいろなご縁があって熊本の阿蘇に移住して、独立就農しました。
体一つで移住して始めた農業ですが、気がつけばよきパートナーに出会い、子宝にも恵まれ、農業体験の方々を受け入れるようになり、研修生さんも受け入れるようになり、社員さんも雇用するようになり…。月日の流れは、早いものです。
今は、とにかく、「勉強して、工夫して、生き物たちに手をかければしっかりと成果が返ってくる」という農業の世界で暮らしができることが楽しいです。気候変動や、資材高騰、人手不足、などの中で、正直、なかなか大変なことが多いですが、だからこそ、創意工夫で乗り切る喜びを感じています。
家族、スタッフで力を合わせて、安心安全おいしくて、届いたらほっこりするような作物を届けて参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。
メディア実績
2018年3月 西日本新聞https://www.nishinippon.co.jp/item/o/404629/