母校で先生してきた
2024/10/24

お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本直人です🧑‍🌾ありがとうございます!

最近、なんやかんやあってほぼ毎日焼き芋を作って食べてます。売り物ではないです。おいしいです。
「イチゴやりながら焼き芋屋さんやったら楽しそうだなぁ〜」と思い続けて3年が経ちました。いつかやるかも😆


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さて、今日は「母校で先生してきた」お話をさせてください。

昨日のお話になりますが、母校である「島根県立石見中学校」で先生(講師)をしてきました。

【「ジョブカフェ」という名前で、生徒たちが6人の講師(地元で仕事をしている人)のお話を聞く】という授業でした。

講師は僕含め全部で6人いて、他にもキッチンカーの方や地元ケーブルテレビの方など、いろんな方がおられました。僕は農家として参加させていただきました。

「ジョブカフェ」の流れとしては、
①生徒(3年生)を6グループに分ける
②1講師と中学生1グループでわかれ、それぞれお話を聞くorお話をする(15分)
③15分経ったら、中学生は違う講師のとこに行きお話を聞くorする
④2.3を6回(6講師分)行う
こんな感じ。

時間にすると、90分喋る感じ!
中々長いね!

お話としては、
・仕事のお話聞いてもよくわかんないと思うから、とりあえず『仕事』やってみよ?
・ニュースで見たけど、長野県安曇野市では13歳の子がJA組合員(簡単にいって農家!)で野菜作ってるよ!みんなも農家やろう!
と言うお話をしました!

正直、「どんな話をしようかな?」と思っていて、何を話せば中学生に楽しんでもらえるかなとちょっと悩んでました。

仕事の話なんて1日中でもできるし、情熱や哲学もあるし、、楽しいことや大変なこともあるし、、、

結果、「とりあえずやってみよう!」というお話になりました😆
よかったのかな?

そして何よりめっちゃ楽しかった😆全然まだまだ喋れる!!
逆に1回15分なんで時間足らんくらい⏳

中々大人になると、生徒さん学生さんと触れ合える機会は無くなって。
こうやって触れ合える機会は貴重だったりします。

この度は素敵な機会をありがとうございました!!

というわけで、「母校で先生してきた」お話でした!


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ここからは関係ない『僕の雑談・感想』です。

実はこのお話をもらったのは、僕が「中学3年生の時の担任の先生」からでした。

地元にいると、(僕から見て)昔は先生だったけど今は仕事相手ということがよくあります。
それこそ今回みたいに学校で何かするとか。

毎回毎回なんだか感慨深い気持ちになります。
「僕も大人になったなぁ」と。

そして今回、どんなお話をするか本当に悩みました。

まず決めたのが、「つまらない話をしないこと」
これは内容・話し方・フレンドリーさなどなど…全て含めてです。

正直な話ですが、僕自身中学生や高校生だったとき、こういった『外部の人が来てお話を聞く』という授業が苦痛でした。

体育館に集められて、硬い床に座って、知らん人の「つまらん話」を聞く。
正直言っていいっすか?ヤバすぎでしょ😇

もちろん今その方々のお話を聞くと、今の僕には刺さる内容かもしれません。
けど勉強とか運動とか恋愛で頭いっぱいの生徒が聞く話では無いのかなと。

喋る側として気持ちはわかるんです。
「あの話しようかな」「この話も大事だぞ」みたいな。

正直言っていいっすか?
中学生にとっては【難しすぎて】「つまらん話」ですって!

難しすぎてというより、【自分ごとではない】が合ってるかも。

けど、今回僕は話を聞く側ではなく、【話をする側】
昔の僕が嫌だった思いを、僕のせいで中学生にさせるわけにはいかない。

そんなこんなでめっちゃ悩みました。

結果として、「みんなも仕事やってみよう!」というお話をしました!合ってたかなぁ

おそらく、「農家やってます!ブドウとイチゴ作ってます!おいしいと言ってもらえる時が嬉しいです!」というお話が安牌なのかなと思います。

けどこれって結局【やらないとわからない】ことじゃないですか?
想像はできても、実体験した時の幸せ感は想像の何十倍です。

【やらないとわからない】が個人的にすごく大きかったのもあって、「みんなも仕事やってみよう!」というお話になりました。

またちょっと俗っぽいお話として、「欲しいものはなんでも手に入る」というようなお話もしました。下世話な話ですね。ごめん!

僕の実体験ですが、僕は小5の時に父のもとで農業手伝いをし、2万円稼ぎました。
稼いだお金でゼルダの伝説を買いました。半分は兄ちゃんに取られました。

高校生の時には、父のもとで手伝いして、友達の紹介でスーパーのバイトもして、18万円稼ぎました。
稼いだお金で楽器を買いました。

こんな感じで、【仕事をすればお金が稼げる=欲しいものはなんでも手に入る】という、結構リアルなお話もしました。
本当はお金で手に入らないものもあるけどね👍

もしかしたら中学校側としては、もっと「農家」としてのお話をして欲しかったかもしれません。というか「農家」として呼んだので、そこを触れるべきだったかも。

けど個人的に絶対間違いたくないのが、【このジョブカフェは『だれ』のための時間なのか】ということ。
そしてその『だれ』とは間違いなく『中学生』だということ。

仕事のクライアントは中学校かもしれませんが、幸せにするべきは中学生です。

絶対に中学生にとってためになるお話をしたかった。
なのでちょっと変なお話をしてきました。

実際どうだったのかな?あとで僕の担任だった先生に聞いてみます🙌

ありがとうございました!

この投稿をした生産者

島根県 邑智郡邑南町中野小原迫900

寺本果樹園

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