僕が【お客さんに直接販売】にこだわる理由
2024/10/19
お世話になります、島根県邑南町(おおなんちょう)の寺本直人です🧑‍🌾ありがとうございます!

今年野菜まじで高くないっすか?スーパーで見てぶったまげてます。
「ダイエットには鍋がいい」とボディビルダーや格闘家が言ってたので真似しようと思ったのですが、野菜高すぎてうーん…となってます。
けど大丈夫。父さんが農家だからね。大根葱白菜が常備されてる我が家は、毎日鍋できます。
父さんありがと!


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さて、今日は「僕が【お客さんに直接販売】にこだわる理由」をお話しさせて下さい。
※今回のお話は、【寺本直人個人の感想】です。聞く方によっては大変不快な思いをされるかと思います。不快な思いをされた方はごめんなさい🙇‍♂️

昨日の記事でもお話ししましたが、寺本果樹園は今年大きく「スタイルチェンジ」をしました。

「スタイルチェンジ」のメインは販売方法で、具体的には、

【JAへ出荷】から、【お客さんに直接出荷(販売)】にチェンジしました。

スタイルチェンジをした理由はいっぱいあります(主に経営戦略として)が、ここでは、『僕の考え・思い』としての理由をお話しします。


それは、【これまでのやり方だと、みんながちょっとだけ不幸のまま】だということ。

ここで間違えないでほしいのは、誰も悪くないこと。悪意のある人間は誰一人としていないこと。

詳しく説明させて下さい。

ここでいう【ちょっと不幸】とは、主に
・お金的な意味
・おいしさ的な意味
です。

「お金的な意味」で説明すると、これまでのやり方だと「農家の手元に残るお金はちょっと少なく」、「お客さんはちょっと高い金額で購入することになる」。

「おいしさ的な意味」で説明すると、これまでのやり方だと「農家はベストな状態の作物(野菜や果物)をお渡しできない」、「お客さんはベストな状態の作物をゲットできない」。

これだけだと「どういうこと?🤔」だと思います。これにはちゃんと(僕なりの)理由があります。

基本的なJA出荷の流通で言うと、
【農家→JA→市場→卸業者×1〜2→スーパー→お客さん】
という流れで届きます。

僕は思いました。
「無駄な流れ多くね??」

実際これだけ多くの人を巻き込んで動いてるので、作物を収穫してからお客さんに届くまで時間がかかります。

早くて3日〜のはず。しかもスーパーで冷蔵庫に保存してたり、陳列されてからも時間かかります。多分5〜7日経ってるのが平均じゃないかな?

お金的な面でも、これだけ多くの人を巻き込むとお金かかります。
全員ボランティアでやってるわけではないので!

大体肌感として、農家の売り上げから1.5〜2倍の価格でスーパーに並びます。

シャインマスカットを例にすると、青秀という規格(上から3番目、結構いいやつ!)で10房入りだと、大体農家売り上げは【1房1000円】。

けどスーパーにそんな値段でシャインマスカット並ばなくないすか?きれいな1房だと2000〜3000円、4000円とかじゃない?

こんな感じで、
・農家的には【鮮度が少し落ちた作物をお届けして、けど売り上げは低い】
・お客さん的には【鮮度が少し落ちた作物を買って、しかも高い!家計を圧迫する!】

こういった構造になってるように、僕にはそう見えます。
(もちろん僕の考えね!これが真実や正解ではない!!)

そして、これを分かってて「でもそういうものだから仕方がない」とするのは、なんかダサくないっすか?
みんなが今よりちょっと幸せになるのなら、そこ狙うのカッコよくないすか?

【新鮮でおいしい作物を、お客さんはいつもよりちょっとお安く買える!しかも農家売り上げはいつもよりちょっと高い!】
こんな欲張りセットな世界があるなら目指すべきじゃない?

あります。そんな欲張りセットな世界が!!

話は簡単で、
【農家→お客さん】
この流れを作ればいいだけ。

実際のうちの例でいうと、こうなります。
①これまでのJA出荷(青秀、5kg箱、10房入り10000円)
↪︎およそ1房1000円の農家売上、お客さんに届くまで3〜7日、おそらくお客さんに届く時には1房2000〜4000円くらいの価格

②今回のスタイルチェンジ(1.5kg3房入り、4000円)
↪︎1房1333円の農家売上、お客さんに届くまで1〜2日、お客さんに届く時には1房1621円(送料は東京都で計算:865円)の価格

①:農家売上・1000円、お客さん・2000円、流通に3〜7日
②:農家売上・1333円、お客さん・1621円、流通に1〜2日

こんな感じ。
これだったら②を選ぶほうがみんな幸せにならない?

といったことを僕は思ったので、スタイルチェンジをして「直接お客さんに届ける」売り方にしました。
これだと【みんながちょっと幸せになる】んじゃないかな?


ただ今回のお話、実際には賛否が起こるお話なのでちょっとどうかなとは思いました。

幸せや不幸といった【人によって認識が変わる】表現をしたことや、市場流通やJAを少しよくない方向でお話してしまったことなど、聞く人によってはすごく不快な思いをされるかとお思います。不快な思いをされた方はごめんなさい。
あくまで【寺本直人】個人の感想です。
ちなみに、JAさんには普段からお世話になってます。大好きです。
それと、市場の流通があるからこそ、安い値段でスーパーに、しかもいつでもお野菜が並んでいます。これは市場の流通という大発明があるからこそです。市場もありがとう👍大好き😘

というわけで、「僕が【お客さんに直接販売】にこだわる理由」でした!
ありがとうございました!


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ここからは関係ない、『僕の雑談・感想』です。

今回『幸せ』という、とても大きな言葉を使わせていただきました。ここでは、ちょっと変な話をさせてください。

僕は【幸せ】を大事にしてます。僕が生きる目的は、【僕が幸せ】になることと思ってます。

ここは誤解のないよう、またカッコつけることなくしっかり白状すると、僕は【自分のことが1番大事】だと思ってる人間です。

基本的に行動を起こす時には、「僕にメリットがあるかな?」や「僕が楽しいかな?」などを考えます。
なので、『僕がやりたいどうか』をすごく大事にしてて、『僕はやりたくないけど、やらなければならない』に対しては「ん?🤔」と思って素直に引き受けないように心掛けてます。

もちろんやりたいことだけでは生きていけないので、やりたくないこともやります🤣

ここまで聞くと、僕は「自分大好きナルシストの自己中くん」に聞こえますね!
自分のこと大好きは間違ってないけど👍

もうちょっと深掘りさせて下さい。
『僕がやりたいかどうか』の基準について。

『僕がやりたいかどうか』は、「面白そうかどうか」や「楽しそうかどうか」、そして最重要視しているのが【カッコいいかどうか】
大体これらに当てはまっているかどうかです。

「これって誰もやってないんじゃね?おもしろそう!」
「多分これ栽培してもお金にならないけど、栽培してみよう!楽しそうだし!」
「子どもたちを無料でいちご狩りに招待しよう!カッコいいから!」

こんな感じです。

そして最初に戻ります。【僕が幸せ】になることについて。

もう多くを語りません。『他の人を幸せにする』やつって最高にカッコよくないですか?そんなやつ絶対いいやつじゃないですか✨

なので、【僕が幸せ】になる行動の一つに、【他の人を幸せにする】があります。だってカッコいいんだもん。

それで【みんながちょっと幸せになる】道を選びました。カッコいいからね👍


僕はいったい何を話しているのでしょうか?ちなみに酔っ払ってないです。
お恥ずかしいお話でした😆

この投稿をした生産者

島根県 邑智郡邑南町中野小原迫900

寺本果樹園

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