石川県 河北郡津幡町笠野地区
かさの郷(かさのごう)
加賀、能登、越中の中間にある石川県津幡町笠野。
この笠野地域は山々に囲まれた盆地です。
朝夕の寒暖差があり、ミネラルを豊富に含んだ清らかな雪解け水に恵まれた環境で、昔から良質なお米が作られていました。
しかし、社会の変容にともない人口が減り、農家が減り、田畑や山林の荒廃が目立つようになりました。
私たちは地域農業の担い手として、この豊かな土地、田んぼのある風景を守り継いでいきます。
お米づくりを通して地域と皆さまとの繋がりをつくり、いつも美味しいお米があるという安心をお約束します。
生産者のこだわり
古くから米どころとして知られる 石川県笠野
加賀、能登、越中の中間にある石川県津幡町 笠野。
四方を山々に囲まれるこの地域は、昔から良質なお米がとれる場所として知られています。
盆地が故に朝夕の寒暖差が大きく、稲は自身を守るためにお米の粒にデンプンをしっかり蓄え、粘りや甘みの強い美味しいお米が育ちます。
また、冬に大量の積雪があるため、春になるとミネラルを豊富に含んだ雪解け水が田んぼを潤し、土壌はさらに活性化されます。
自然環境と調和のとれた農業
有機質肥料の使用や微生物の働きを最大限活用することで、農業の持つ物質循環機能を生かし、化学肥料や農薬のみに依存しない、自然環境と生産性の調和のとれた農業を目指し実践しています。
また近年では、水田から発生する温室効果ガスが問題となっています。
しかし、これは各農家の少しの工夫で排出量の削減が可能です。
私たちはJ-クレジット制度を通じて、水田から発生するメタンガス削減にも積極的に取り組んでいます。
美味しいお米の追求
時代の流れに伴い、現在ではより美味しいお米が求められています。
私たちは試験田を設け、それぞれの品種に適した、より美味しいお米づくりを目指した実証実験を繰り返しています。
採れたお米はその外観や実際に炊飯して食べてみるだけでなく、食味計を使用した成分分析のデータも参照して評価し、次のお米づくりに活かしています。
昔ながらの技術と最新技術
一部の田んぼでは、手植え、手刈り、はさ干し(自然乾燥)というように昔ながらの方法でお米づくりをしています。
一方で、籾の乾燥や異物の除去には県内有数の最新設備を利用する等して、品質を高めています。
昔から受け継がれている技術を大事にしつつ、品質向上に必要な最新技術は取り入れていく柔軟な姿勢を大切にしています。
詳細情報
メディア実績
・全国農業新聞 2023年8月4日発行
無農薬栽培の黒米に関する記事で掲載いただきました