降りつづきますね。明日はさらに降るようですね。

先週は痛みと向き合っていました。内、二日はロキソニンが効かず完全に寝込んでしまいました（苦笑）

今日は午前中急ぎの用事を終わらせ、午後になり筍を掘る道具を眺め、ゆっくり温泉につかり、夕方買い出しへ行きました。地物の小エビが食べたかったのでいつもより早めにSへ行ったのですがこのところ入荷していないのかな？火曜は赤エビをおいている時があるのだが。。。

さて、筍を掘る道具です。

代々、私が伝え聞いてきた話では香川の筍栽培は京都式だと言うことです。当然、孟宗竹も京から持ち込まれたわけです。その物的証拠がトンガと呼ばれる掘る道具です。京都のソレと同じです。そのトンガを使用し筍をキズつけずに掘り上げるにはそれなりの技術が必要です。習得するには少々年数がかかります。

私が幼少期から慣れ親しんでいるのは京式トンガですが、現在は三種類を使っています。京都式トンガ。岡山県真備式ツキ棒。姫路太市式大型トンガ。

京都式トンガは3キロほどの軽いサイズを使用し、2月～4月頭頃までの早掘りに重宝しています。サクサクっと掘ってはスピーディーに移動を繰り返せるので作業効率がとても良いんです。

真備のツキは大きなイノシシと格闘する時に！！ではありません(笑)イノシシ避けの防護柵の際や棚下などトンガでは掘れない場所で重宝しています。真備のツキは長さは150センチありますが2キロとひじょうに軽いです。6キロ以上ある根切りバールと比べれば遥かに軽量なので繊細な動作が可能になります。われわれ筍農家にとっては掘りにくい場所でも貴重な1本なので大切に掘り上げているのです。掘り方は人それぞれですが。

そして、最後は太市式。以前は京都式がメインでしたが現在は太市式が体に合っているようで手放せません。柄の太さと長さが私には絶妙に合っているのです。柄の長さ1050mｍグリップ周囲径は通常物より1.5～2倍。大型で4キロ少しありますが全体のバランスがひじょうに良く頑丈です。シーズン本番用です。

私の道具はこんなところですが、雨が上がるまでには身支度を済ませておかねばなりません（汗）。きのこの仕込みが遅延しており、「雨後の筍」と被るため少々頭を使わないといけません。