大豆の収穫が始まりました
2022/12/09
みなさま
こんにちは!

冬もいよいよ本番となり大豆の収穫、出荷シーズンとなってきました。

ところで、みなさま大豆がどのように収穫され、
豆だけ取り出されているかご存知でしょうか?

スーパーなどで目にする袋に入った大豆の状態になるには、
実はけっこう手間がかかっているのです。

そこで、今回は大豆の収穫の様子をお伝えいたします。

あまり目にする機会もないと思いますので、
ぜひ写真もあわせてご覧ください(^^)

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11月なかば頃に大豆の収穫を行いました。

収穫したての大豆はまだ湿っているため、しばらく乾燥させておきます。

▼大豆を乾燥させている写真(写真ひだり上)

乾燥すると皮から豆が外れやすくなるためです。

自然に落ちる豆も取りこぼさないように、ネットを敷いた上に枝ごとおいて天日で乾燥させます。

数週間ほど乾燥させたあと、天気の良い晴れた日に脱粒(だつりゅう)を行います。

脱粒とは、大豆を包んでいるさや外して豆を取り出す作業のことです。

この作業が想像以上に大変です…!

何が大変かというと、脱粒するときの騒音と粉じんがものすごいんです。

脱粒機に枝ごと大豆を入れるのですが、
機械でさやを取る音がかなりうるさく、
作業中は大声で話さないと声が全く届かないほど。

▼脱粒している様子(写真みぎ上)

また、ものすごい勢いで機会が回転するのでホコリや葉っぱが空中に飛び散って、作業服や髪の毛は豆のゴミだらけに…。

写真でも豆やさや、葉っぱが空中に飛び散っているのが
わかりますでしょうか?


こうして、まずはさやから豆を取り出します。

脱粒機にかけたあとも、まだ枝や葉っぱ、さやが残ってしまっていますね。

▼脱粒後のまめ(写真した)

このあと、さらに選別機にかけ、さやを完全に取り除いたあと、
粒の大きさごとに大粒、中粒、小粒に大豆をわけます。

そして、最後は人の目で豆をみて選別を行います。

秩父では(我が家では?)これを「まめっころがし」といって、
ごーろごーろ大豆を転がして傷があるもの、
色がついているものを見つけていきます。

ここまででも、けっこう時間が作業工程があるのが伝わりましたでしょうか?

選別については、また次回の投稿でお伝えいたします(*ˊᵕˋ*)ノ

この投稿をした生産者

埼玉県 秩父市

富田光吉

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