松本淳昭(口福自然菜園)の投稿一覧

コメント(0)
もみ殻を燻炭にする時、市販の燻炭器ともらってきたドラム缶を使います。
先ず、ドラム缶を使いやすいように加工します。
加工と言っても、ドラム缶の上部と底部の鉄板をくり抜くだけです。
くり抜き方は、サンダー等の削る道具ではなくタガネと言う道具を使います。
ドラム缶の内部に付着した成分が可燃性のものであれば、着火する可能性があるので、タガネと言う打ち抜く道具を使うことにしました。
ドラム缶をくり抜いて使う(・・?
底をくり抜いて使うのは、燻炭器に着火するのを簡単にするためです。
写真がうまく撮れませんでしたが、
① 先ず、周りに火が燃え移らない場所に新聞を敷き、その上にしわくちゃ  にした新聞紙を2~3枚置きます。
② その上に、乾燥した薪を燃えやすいように割って互い違いに10本程度乗せます。
➂ しわくちゃにした新聞紙に着火します。
④ 風が吹いても火が消えない程度になったら上から燻炭器を被せます。
⑤ 煙突をはめ込む部分から、割った薪を5~6本入れ込みます。
⑥ 次に、燻炭器が真ん中になるように(火力があまり強くならない内に) くり抜いたドラム缶を上から被せます。(この時、ドラム缶の片方を地面につけて置いて被せると楽にできます。
⑦ 次に、湿らせた軍手で煙突を持ち接合部に差し込みます。(その上にもう一本煙突を継ぎ足して長くすると吸引力が増して燃えやすくなります。)
⑧ 煙突から煙が勢い良く出始めたら、スコップでもみ殻をドラム缶一杯になるまで入れます。
⑨ しばらくすると、煙突の周りから外側に向けて黒く焼けてもみ殻が沈んでいきますので、いっぱいになるまでもみ殻を入れていきます。
これを2~3回繰り返します。
⑩ その後、煙突のふちからドラム缶のふちの真ん中位まで黒く焼けたらスコップか手頃な棒で黒くなるまで混ぜます。
⑪ 全体が黒く焼けたら、濡らした軍手で煙突を持ち抜き取ります。
⑫ 3~4ℓの水を入れた如雨露で火を消します。
⑬ その上に、ビニールハウスに使った古いもの(穴が開いていないもの)でドラム缶の上にフタをしてゴム紐などで縛り空気を遮断して火を完全に消します。
翌日まで待ってドラム缶の外から触って熱くなかったら燻炭を取り出します。
コメント(0)
土づくりにもみ殻を使いますが、もみ殻を使うきっかけになったのが10年程前に【炭素循環農法】の現地講習会に参加した時の事です。
【炭素循環農法】を実践された農家の方の圃場を視察した後、講師の方が座学の時間に、炭素循環農法で栽培された人参と有機栽培された人参をすりおろしてそれぞれのお皿に盛られました。
しばらくしてから講師の方が「炭循農法の方は色が全く変わらないが、有機の方は黒ずんでいるでしょう?」「有機の方は酸化が始まっていると言う事です」と説明されました。
炭循農法(自然栽培)は肥料・農薬を全く使っていません。
自然の営みの中で、林野の草木には肥料も農薬も使わないのに健全に育っています。
落ち葉であったり、朽ちて枯れた草木が微生物によって分解され、それを生長の糧として草木は成長します。
だから、窒素分が無いキノコ栽培の廃菌床を土の表面に施していくことで、やがて野菜栽培が出来るような土になっていく。
このような説明を受けて、理論はともかく林野草が育っていくのだからやってみようと直ぐ廃菌床を施用することから始めました。
その後、同様の考えからもみ殻を施用するようになり、昨年は1トン型フレコンバッグで50個ほどのもみ殻を集めて、圃場全面に振って米ぬかと一緒に耕耘したり、もみ殻燻炭を焼いたりして使っています。
コメント(0)
コメント(0)
コメント(0)

この投稿をした生産者