今日は、土づくりのためのもみ殻を栽培圃場全面に振る仕事をしました。
2022/03/19
土づくりにもみ殻を使いますが、もみ殻を使うきっかけになったのが10年程前に【炭素循環農法】の現地講習会に参加した時の事です。
【炭素循環農法】を実践された農家の方の圃場を視察した後、講師の方が座学の時間に、炭素循環農法で栽培された人参と有機栽培された人参をすりおろしてそれぞれのお皿に盛られました。
しばらくしてから講師の方が「炭循農法の方は色が全く変わらないが、有機の方は黒ずんでいるでしょう?」「有機の方は酸化が始まっていると言う事です」と説明されました。
炭循農法(自然栽培)は肥料・農薬を全く使っていません。
自然の営みの中で、林野の草木には肥料も農薬も使わないのに健全に育っています。
落ち葉であったり、朽ちて枯れた草木が微生物によって分解され、それを生長の糧として草木は成長します。
だから、窒素分が無いキノコ栽培の廃菌床を土の表面に施していくことで、やがて野菜栽培が出来るような土になっていく。
このような説明を受けて、理論はともかく林野草が育っていくのだからやってみようと直ぐ廃菌床を施用することから始めました。
その後、同様の考えからもみ殻を施用するようになり、昨年は1トン型フレコンバッグで50個ほどのもみ殻を集めて、圃場全面に振って米ぬかと一緒に耕耘したり、もみ殻燻炭を焼いたりして使っています。

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