とりきれない菜の花はこうなります・・・
2022/04/16
とりきれない菜の花はこうなります・・・

そう、菜の花なんです。小松菜も白菜もかぶもなにもかも。
販売するときは花の咲いていない状態で。

でも、収穫が追いつかなくなったり、細いものばかりになると収穫もしないので、畑で黄色い可憐な花を咲かせます。

よく観光地とかにある菜の花畑と同じ状態です。

越冬した野菜が菜の花になるときは、最初に中心部分が伸びてきて花芽をつけます。
これが一番芽。植物の成長点です。

それを適当な長さで収穫。
成長点を収穫するとそこで成長が止まりそうですが、成長点がなくなるとなんとか生き残ろうとわき芽が出てきます。これ植物ホルモンの影響です。

2番芽、3番芽となるにしたがい、だんだん細くなります。
現在収穫しているのが2番芽がメインで3番芽に差し掛かったくらいです。

これ品種にもよるんですが、白菜、小松菜あたりは2番芽あたりでもそれなりの太さ。

これがターツァイ、チンゲンサイ、かぶあたりになると、1番芽自体が若干細めで、2番芽はもう収穫するのも地獄です(笑)

現在ピークですが、GWはぎりぎりいけるか行けないか。毎年そうなんですが、菜の花が早く始まっても、今年のように寒さが厳しく遅くはじまっても、GWはだいたい細い菜の花地獄です。

他にもサラダ向け葉物が充実し始めているので、菜の花自体はあまり収穫しないです。それでも人気のある野菜なのでちょっとだけがんばってます。

収穫をあまり積極的にしなくなると、写真のようになります。
これはこれできれいなので、咲きはじめくらいはブーケのような感じで使ったりも。

そう考えると、最後まで使い切ることができるという野菜も魅力てきですよね。最後は食べるわけではないですが、景観作物のような感じで目を楽しませてくれます。

実際はハチが増えてきてなかなか近づきがたくなりますけど。

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