\ \にんじん栽培の土作りや作業風景公開!!//
@ototanu._.ninjin
こんばんわ🐾
お疲れさまです!
今日は太陽熱処理中のマルチの中で
どんな事が起こっているかをざっくり
説明して行こうと思います🙂↕️
僕たちは肥料として「鶏糞、油粕」
土壌改良として「緑肥や堆肥」
を畑に入れてます
これらは植物にとってすぐに
吸収出来るものではありません
まずはこれらを植物が吸い易い状態
に微生物の力を借りて分解する必要
があります🙂↕️
緑肥、堆肥は植物繊維
(セルロース、リグニン)で
構築されています
🟢トルコデルマ菌(カビ菌)
🟢糸状菌(カビ菌)
🟢木材腐朽菌(きのこ菌)
🟢クロストジウム菌
などがセルロースを分解する酵素
(セルラーゼ)の力を借りて分解して
「オリゴ糖」を作り出します
今度はオリゴ糖を
🟢古細菌
🟢真菌
🟢乳酸菌
などがオリゴ糖を分解する酵素
(グルコシダーゼ)の力を借りて分解
してぶどう糖(グルコース)にします
ここで一旦鶏糞、油粕の分解
の話しに行きます!
鶏糞、油粕はタンパク質が豊富です
🟢枯草菌(納豆菌)
🟢麹菌
などがタンパク質を分解する酵素
(プロテアーゼ)、(ナットウキナーゼ)
の力を借りてアミノ酸を作り出します
ここで有機物から微生物の力で
🟠アミノ酸
🟠ぶどう糖
を作り出している事がわかると
思います!
次に登場するのが
🟡酵母菌
🟡乳酸菌
🟡酢酸菌
です
まずはぶどう糖を酵母菌が使用して
🔴アルコール、二酸化炭素
を作り出します
乳酸菌もぶどう糖を使用して
🔴乳酸、酢酸、
アルコール、二酸化炭素
を作り出します
酢酸菌は「酵母菌」と「乳酸菌」が
作り出すアルコールを使用して
酢酸を作り出します
この段階で
🔵二酸化炭素
🔵乳酸、酢酸
を太陽熱処理中のマルチの中で
作り出す事が出来ます!
しっかりマルチの裾を止めていると
行き場を無くした「二酸化炭素」が土の下へ下へと行き隙間を作り出します
これによって土がふかふかに
変わって行きます👌
乳酸と酢酸は土中のミネラルを酸の
力で溶かしてくれて植物が吸い易い
状態にしてくれます
他にも殺菌効果や植物の病害抵抗性
を高める効果があります
また、タンパク質の分解で出来た
アミノ酸ですが最近の研究でアミノ酸
を植物が吸える事がわかって来てます
植物は葉っぱで光合成をして
「糖」を作ります
この糖が植物の身体、植物ホルモン
植物成長に必要なアミノ酸の材料に
なります
ここでアミノ酸を根から吸わす事で
本来アミノ酸合成に使われるはず
だった糖を節約出来るので
植物は余った糖を植物身体などの
他の部分に使う事が出来ます
上記の事から太陽熱処理をする事で‥
🟣二酸化炭素による土壌改良
🟣酸を作り出しミネラルキレート化
及び病害抵抗性UP
🟣アミノ酸吸収による光合成産物
(糖)の節約
が出来ると言うわけです!
ここに土壌分析を元にして
バランスの良い施肥をする事で
身体が丈夫な野菜が出来て虫や
病気に負けない野菜がたくさん出来ると
言うわけです!
まぁ〜全て理論通りには行くわけも無く
実際には玉ねぎが病気にやられています
毎年2歩進んで1歩下がるの繰り替え
みたいな感じですが‥
少しでも有機農法の面白さが
伝われば嬉しいです!
微生物の働きもまだ解明出来て無い事も
多く、まだまだ勉強しないとダメです
精進していきます🙂↕️✨