サップグリーン農場の投稿一覧

今月上旬に孵ったルーキーをご紹介します。
どちらも烏骨鶏。黒い烏骨鶏は希少な種類ですね。

今回は、長年お付き合いのある農場さんのところからやってきました。
弊社でも行っていますが、機械ではなく母鶏が3週間の抱卵を経て自然孵化したひよこたちです。

やっぱり母親の愛情というものはほかには替わりになるものがないんでしょう。これまでの経験で、母鶏が温めて孵った鶏はとにかく丈夫な成鶏に成長してくれるように感じています。
そして、もちろん早い段階から自家製の発酵飼料での育雛をしています。
この頃からほかの鶏とは少し違う配合。「プレミアム烏骨鶏」卵用の特別な資料を食べてるんですよ。

烏骨鶏卵といえば高価なイメージがありますよね。
その特徴は、なんといっても年間の産卵数がすごく少ないことが第一でしょうか。
烏骨鶏のメスの一年は、産卵の月〜抱卵の月〜育雛の月という3ヶ月を4回繰り返します。産卵の月に仮に毎日産んだとしても年間120個しか産まないということになりますよね。もちろん毎日産む子は少ないですが。
それから、なんといっても栄養成分です。
食品栄養学上、最も優れたタンパク質と言われていて、各種栄養素の含有量が非常に高く、レシチン、不飽和脂肪酸、ビタミンA、ビタミンB2、鉄分、亜鉛など大切な栄養素がたくさん詰まってる卵なんです。

滋養強精疲労回復、高血圧の予防改善、脳視神経系の維持改善、美容・健康の維持改善などに効果があるとのことです。


ほかの鶏も同じですが、すごい卵を産む子たちですから、きちんと健康に育てることが大事になるわけです。

また機会があれば愉快な鶏さんたちと触れ合ってくださいね。



YouTubeで初日の様子を紹介しています。
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皆さん、こんにちは!

現在、食べチョクでは「無選別ミックス」というパックをリーズナブルな価格帯で販売させて頂いておりますが、輸送上の都合などからある程度の選別はやっております。

選別はいくつかの段階があって、まずチキントラクターから採卵の時。
なんらかの原因で割れてしまっているものも、たまにはあるものなんです。

その次に洗卵の時です。
本当は鮮度を保つためには洗わないほうがいいのをご存知ですか?
鶏は卵を産む寸前に卵に殻を付けて、産み出す瞬間に卵の表面にクチクラという膜を付けるんです。
ちょっと聞き慣れない言葉かもしれませんが、別名の「キューティクル」と聞けばなんとなくイメージがしやすいかもしれませんね。
卵の中に細菌が入り込まないように包む母鶏の愛情のコーティングなんですよね。

残念ながらクチクラは液状で産卵後に乾くので、汚れがくっついてしまい、水溶性のクチクラごと洗い落とすことになるわけです。
私たちがなぜ『鮮度一番』にこだわるのかという理由のひとつが「洗ってしまうこと」でもあるんですよね。

もちろんクチクラの膜が付いている方が安心な状態ということも言えると思いますので、ご希望であれば産まれたまんまの卵をご用意いたします。少し汚れがあるかもしれませんが。。。

さて、今日の表題について。
激レアと言っていいかどうかはわかりませんが、肉になるために生まれてきた弊社マスコットブロイラー、ポパイとオリーブの卵のことなんです。

卵を産む前に屠殺解体されるはずのブロイラーが産んだ卵はやっぱり「奇跡の卵」というべきなのか。(あんまりパクりたくもない言葉ですが。)
でもね。マッチョに成長するように作られた鶏で、その筋肉がお腹の中にも影響してしまうのか、殻が付く前に生み出してしまってるように感じるんです。
全て殻が付いてないわけではないんですが、これまで産んだ半数以上に殻がありません。

人間なんて、ララ〜ラ ラララ ラ〜ラ〜 ♬ じゃないけれど、
メスの鶏がひよこから成鶏になるまで様子を見てきて、ちゃんと卵が産めないなんて、ほんとに張り裂けそうな思いになる瞬間があります。

殻がないと細菌が入りやすいということも言えるでしょうし、もちろんお客様に販売することはできません。ということで、自家消費となるわけですが、殻がないことで唯一のメリットを動画にしてみました。
是非、下記URLをコピペ、もしくはYouTubeひよこやチャンネルから「殻なしゆで卵」をご覧ください。

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先日、コメントもいただきましたが、やはり食べチョクを利用されている消費者様は安全な食への関心をお持ちですね。
私どもは、利益をあげることももちろん大事だけれど、最も大切に思っているのは『健康な社会への貢献』です。大きなことはできませんが、毎日、自然から教えられることを少しでも日本の未来につなげたいと考えています。

ホームページをご覧いただいた方はご存知だと思いますが、私どもは養鶏が主業ではありません。
チキントラクターのほか、人の心に豊かさをもたらせてくれるモノづくりを追求してきた職人です。

「人と自然といい関係。」をモットーとし、物事を見ていくと気になったり、何か引っかかるものがあまりにも多すぎます。
チキントラクターは、少なくとも鶏に毎日、フレッシュなサラダとたんぱく質豊富な環境を用意してあげられますので、特別いい卵を産んでくれて当たり前なんです。
養鶏としては作業が多すぎますし、労力も必要ということから非常に効率が悪いです。さらに「良くないもの」「余計なもの」は鶏に食べさせるわけにはいきませんから飼料も自分で原料を集めて、週に2回、発酵飼料を仕込んでいます。

どの分野でも同じようなことが言えますが、本物を追求すると儲かりませんね。笑

じつはつい数日前、家畜保険衛生所(家保と略されます)の巡回がありました。
2名の担当者と鳥インフルエンザで報告書類が増えたことなどの説明、消毒の手法など、いつも通りのチェックなどを受けましたが、農水省のガイドライン「鶏飼養衛生管理基準」の改定で、平飼いや放し飼いを認めている文面が追加されたことを嬉しそうに報告していただきました。

家保は各都道府県の組織ですが、その組織内でも家畜の飼養方法がそっちに向かったほうがいいという意見も多いようですね。
チキントラクター自然養鶏は一般的ではない分、家保では心配されることもあります。私たちは、鶏がしたがっていることを家保の指導のもとに一つずつクリアしてきました。
やっぱり卵を安心して食べていただきたいですし、自然に負荷を与えない一番いい飼い方と認めてもらえるように消毒などの衛生管理を徹底しております。

家保の担当者さんには、「この時期、よその養鶏場では悪癖が出ているのが当たり前な状況だけど、サップグリーン農場ではどの子の体も美しいですね。表情を見ていても健康的な印象しかない。」とお褒めの言葉をいただきました。
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皆さんは、おいしくて栄養価の高い卵というものが、どんな環境で産まれると思いますか?

その前に、いい卵とはどんなものでしょう?
例えばお皿に卵を割ると、黄身がこんもりしていて色が濃いイメージでしょうか。

そもそも卵はひよこになるためのものですよね。
黄身と白身ってなんでしょう。
単純に黄身はひよこの体になる部分です。では、白身は?

じつは白身と言っても一つではありません。
ぜひ、観察していただきたいのですが、卵を割ったあと、黄身が座る座布団のような白身があることに気づかれますでしょうか。
私たちサップグリーン農場の卵はこの白身の座布団がとても弾力があって甘くコクがあります。

その弾力の強さはとても大事なことでメダカの稚魚が抱えている袋と同じでどれだけしっかりした栄養素が含まれるかがポイントとなるものなんです。
いい卵としての判断は、そこが第一。黄身の色はその次と覚えておいてくださいね。

サップグリーン農場の卵は、「プレミアム烏骨鶏」以外は無精卵ですから温めてもひよこが孵(かえ)ることはありませんが、鶏たちは生命をつなぐためにしっかり栄養を摂り、健康を維持しながら卵を産んでいます。

私たちの実践しているチキントラクター自然養鶏は、春から秋、雪が降るまでは常にフレッシュな草や虫のいる場所に移動しています。
豊かな土壌から鶏自身が栄養素、とくに自然界にある微量要素というものを取り込んで健康を維持していますので、卵用種でも体格がいいのですが、それがいい卵を産むための第一の条件なんです。
数十種類の原料から自家製の発酵飼料も作って与えていますが、あくまでも不足分を補う程度のもの。

平飼いの鶏舎もあるのですが、いつまでも草があるわけではないので条件は整わず、鶏舎を移動できることが最も重要と考えています。

ただ、どうしても発酵飼料の給餌や給水の手間が増える上に、移動させる労力が、年々厳しくなってきました。笑

最高においしい卵のために頑張らないと!
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この投稿をした生産者