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広島県 山県郡北広島町西八幡原
中江花木園
標高740mの広島県北の高原地帯にて、夫婦とおじいちゃんで小さな農園を営んでいます。
主に生け花に使われる枝ものや実もの等の花木をはじめ、ぜんまい・わらび・コメ・アカソバなど生産加工しています。
2021年春より農薬・除草剤を使用しない野菜の販売もスタートしました。
生産者のこだわり
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昔ながらの手仕事を大切に
中江花木園先代からの人気商品、干しぜんまいは昔ながらの天日干しと手もみ製法です。
採取後に釜茹でし、太陽の下1時間おきにひっくり返し、乾燥を進めます。次第に水分が飛んで収縮しはじめるので、丁寧に手で揉みます。この作業を根気強く繰り返し、晴天が続けば3日目にようやく仕上がります。
この昔ながらの製法は天候にも大きく左右され、大変な労力と時間がかかりますが、手間をかけたぶん、食感や風味は格別です。
この地域ではお年寄りの手仕事として定番だった、干しぜんまいですが、近年では過疎化が進むにつれて山の手入れも手薄になり、ぜんまいの収穫が少なくなってきました。また高齢化に伴い作り手も年々減ってきています。
せっかく地域に伝わる手仕事を次世代に繋げたい、何より私たちの大好きなぜんまいをずっと食べていきたい、そんな想いから父が始めたぜんまい畑を引き継ぎました。
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田んぼに入って
中江花木園はしっかり目を配ったお米作りを心掛けています。田んぼに実際に入って、歩いて、触って、稲の様子をしっかり観察します。昔の米作りに使われていた除草機を押してガス抜きしてみたり・・
安心で美味しいお米を毎日食べたい!からスタートしたコシヒカリ作りも今年で6年目。近年は新米の食味検査を依頼しており、だんだん手応えを感じ始めているところです。より高みを目指して次シーズンの準備中です。
八幡高原の賜物をみなさんに
八幡高原は広島県北の豪雪地帯にあります。冬季に入るとハウス栽培もできません。しかしその一方で、寒暖差や豊富な雪解け水が作物に与える恵はまた格別です。この八幡高原ならではの賜物を多くの方にお届けできればと思っています。