のらくら農場の投稿一覧

雪国なのに1～2月に全く雪がない。そして肥料をまこうと畑に入りたい3月に雪になります。今年は1～2月に土さえ凍っていなかったので、一番手の肥料散布ができてしまいました。とりあえずはほっとしていましたが、3月にこの雪。

早いところ解けてもらいたいので、肥料の中でも黒っぽい色のものを雪の上から散布します。そうすると、この黒の色が集光して、雪が解け始めます。

自然の流れには逆らえないものの、その中でジタバタするのも農業の姿だったりします。今日もジタバタします。

当農場のページをご覧いただき、また商品をご購入いただきありがとうございます。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
みなさんからいただいたコメントがいつも力になっています！！
繁忙期はなかなかいただいたコメントに返信することができず「いいね」のみになってしまうのが心苦しかったのですが、畑も落ち着いている今、少しずつ返信したいと思っています！
できる限り…となってしまいますが、よろしくお願いします。

僕たちの地域は中山間地。一枚一枚の畑は小さめです。ですので畑の枚数は８０枚を超えます。
　土の特質や日当たり、ここならではですが、標高差、坂の斜度なんかも考えながらどの作物をどの畑に配置するかを考えます。
　動物の被害も考える必要があります。アナグマの巣が近くにある畑があります。そこでトウモロコシを作ろうものなら、ほとんど取れずに終わってしまいます。
　収穫動線なんていうのも考える必要があります。「この時期、ズッキーニを収穫してからピーマンの畑に行くだろ・・・。で、帰りにキュウリとってきて・・・。」という風な感じです。
　平たくて畑が大きい地域だったら、こんなことで悩まずに済むのに、と思いつつ、思考力が鍛えられていると負け惜しみをつぶやきながら自分を説得しております。

　３年目のカナト２７歳が今年の圃場リーダーです。圃場リーダーは毎年変わります。基本は立候補制。古株がそのままリーダーになるのではなく、「全体を見渡せる人を一人でも多く作る」が目的。いつでもリーダーができる人が５人以上常にいるチームって強いなと思うからです。

これはジャガイモ掘りの機械ポテカルゴ。4人が機械に乗り込んで、次々土から上がってくるジャガイモをピックアップしていきます。
　猛暑の中での作業はきついのなんのでしたが、これは4人が気を利かせつつ、協力しながらやらないとうまくいきません。前衛の二人が雑草を除去、ピックアップの切込み隊長をするイメージ。後衛の1人が、機械オペレートを、もうひとりが、すり抜けてきた全部の芋をピックアップするゴールキーパー的な存在。1人に過度に負担がかからないように、思いやりを総動員しながらの作業となります。
　
　木陰で休憩中、僕は言いました。「なんだか、ひと畝ごとに、この4人が仲良くなっていく感じがする・・・。」「確かに・・・」

　大人になって、こんなにも頭を寄せ合って協力しながらやる仕事ってあるだろうか。